更新日 平成20年3月31日
大留城跡確認調査概要
- 所在地
- 春日井市大留町字東島地内
- 遺跡の種別
- 城跡
- 調査原因
- 土地区画整理
- 調査期間
- 平成19年10月9日から12月20日
- 調査面積
- 181.4平方メートル
大留城跡は、庄内川と繁田川の合流点に位置し、土塁と堀の一部が遺存する。今回、土地区画整理事業に伴い、6箇所のトレンチを設定し調査を行った。
第3トレンチは、道路予定地中央部分に延べ41メートルのトレンチを設定し調査を行った。トレンチ西側では砂礫層が表出するが、従前建物によって削平され、明確な遺構は検出されなかった。東側では昭和初期まで存続した製糸工場の焼却灰が埋められていた。
第5トレンチは、平成18年度確認調査で設定したトレンチを延長し、土塁の断ち割り調査を行った。堀は弥生時代から中世の遺物を包含する黒褐色土を掘り込み、堀側から土塁を積み上げた状況が確認された。土塁内側は、大半が後世に撹乱を受けているが、一部に黒褐色土を掘り込み整地した面が検出され、整地土内から15世紀後半の擂鉢などが出土した。
また、大留城の北側に延べ32メートルのトレンチを設定した。耕作土直下で弥生時代から中世の遺物を包含する層が検出された。遺構密度は希薄ではあるが堀の外側にも遺構の広がりが確認された。
第3トレンチ掘削状況

土塁断ち割り状況(第5トレンチ)

第10トレンチ掘削状況

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