更新日 平成19年8月29日
平成18年度文化財特別展「春日井の古墳」
春日井市内には、かつては90基を超える数の古墳が所在したとされていますが、高度成長期には効率的な市街地形成・公共インフラの整備を目的に区画整理など、大規模な開発が相次ぎました。その結果、古墳をはじめ数多くの遺跡が十分に調査されないまま姿を消していきました。
そうした中、『春日井市史』の編纂を契機として古墳・古窯の発掘調査が行われるようになり、今日の埋蔵文化財保護の礎が築かれました。
昭和40年代以降は、遺跡を調査し、記録保存することにも一定の理解が示されるようになり、今日に貴重な資料が残されました。また、古墳(横穴式石室)を恒久的に保存する取り組みもはじまり、6基が現地あるいは移設により復元整備されています。
近年では、国史跡の二子山古墳周辺が公園整備されるなど、古墳を活用する可能性も広がってきました。そのためにも、今ある資料の歴史的価値を正しく認識し、春日井市の古墳をより広い地域や視点において位置付けることが必要と思われます。また、普段気にすることのない古墳をはじめとする地域の歴史や文化財に目を向けてもらうことが重要と考えられます。
本展では、市内の古墳を通史的に概観し、周辺地域の出土遺物と比較対象することで、地域の歴史を啓発することを主な目的とし、合わせて春日井市の文化財保護の歴史を振り返り、その取り組みを紹介しました。
開催期間:平成18年11月8日(水曜日)から19日(日曜日)
開催場所:文化フォーラム春日井1階ギャラリー


この企画展の図録『春日井の古墳』は、有償にて頒布しております。詳しくはこちらをご覧下さい。
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