家の中の安全チェック
家具の転倒防止対策例

- L字金具でしっかり固定
- 積み重ね家具は上下を連結
- 開き戸の開放防止対策
- 食器類・ガラスの飛散防止フィルム
震度7を記録した阪神・淡路大震災は、死者・行方不明者6000人を超え、負傷者は4万3000人にも上りました。その中には建物に特別な被害がないにもかかわらず、家具の転倒や散乱によって、逃げ遅れたりけがをしたりした人も多数含まれています。
被災時のけがは、その後の避難生活にも大きな影響を及ぼします。災害時に被害を最小限に抑えるために最も手軽で有効な対策は、家具の転倒・落下を防ぐなどの安全対策です。すぐに、家の中を点検しましょう。
内部被害によるけがの原因

主な家具の被害状況

グラフは日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」より
まずは、家具の転倒防止対策をしよう
地震で揺れても家具が倒れないようにするには、家具が地震の揺れに対して建物と一体になって動くように、柱やかもい、壁などに正しく固定することが大切です。また、たんすや棚の上の物は落ちないように固定しましょう。

壁に固定できない場合は、突っ張り棒タイプで固定します。しかし、天井に家具を支えるだけの耐力がないと、大きな効果は期待できません。

壁の中に隠れている桟を探してL 字金具で固定します。桟の場所は、ドライバーの柄などで壁をたたいてコンコンと固い音がする所です。

重ね家具は金具で上下を連結しましょう。

くさび状になったゴムや樹脂製品をかませます。

食器棚などには飛散防止フィルムをはります。ガラスや食器の破片が床に飛び散るとけがの元になります。

開き戸には留め金具を付けます。閉じたときに自動的にロックされるタイプを選ぶとよいでしょう。

本などの重い物は下の方に置きます。テレビは、バンドなどで置き台と固定したうえで、壁に固定しましょう。

ピアノなどは専用の滑り止め金具を付けます。専門知識を持つメーカーなどへ問い合わせましょう。

釣り下げ照明器具は、3か所から4 か所をチェーンと金具で天井につなぎましょう。
あなたの就寝場所は安全ですか?家具の配置にも工夫が必要です
就寝中に大地震に襲われると家具が倒れて危険です。また出入口がふさがれて、逃げ遅れる可能性もあります。家具は寝室や出入口付近には置かない、あるいは万が一倒れても、安全な空間を残せる位置に置きましょう。
ほかにも、家具は人の出入りが少ない部屋にまとめて置くなどして家の中に逃げ場となる安全な空間を作りましょう。

ピアノにはキャスターが付いています。確実な移動防止が行われていなければ、寝室に置かないようにしましょう。

台の上に載せたテレビやパソコンなどは飛び出す可能性があります。寝るときの位置、特に枕の位置に注意しましょう。
寝室には何も置かないことが安全です

家具との関係で安全な就寝位置は、家具の側方です。もし、家具の前方に就寝する場合は、家具の高さ以上に十分な距離をとりましょう。

出入り口付近に家具を置くと、家具の移動や転倒、収納物の散乱などによって避難路が遮られることがあるので、なるべく置かないようにしましょう。

ガラスの破片が散乱した場合でも避難路を確保できるように、割れ物が多い台所などには座ぶとんやスリッパなどを常備しておきましょう。
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