平成21年度春日井市高齢者虐待防止連絡協議会議事録
1 開催日時
平成22年2月5日(金曜日) 午後1時30分から午後2時30分
2 開催場所
春日井市役所3階 303会議室
3 出席者
- 【会長】
- 春日井市社会福祉協議会 成瀬 正美
- 【副会長】
- 人権擁護委員春日井地区委員会 水野 壽貴子
- 【委員】
- 春日井保健所 鈴木 幸男
春日井市居宅介護支援事業者連絡会 倉地 一美
春日井警察署 山田 徳雄
春日井市ボランティア連絡協議会 小林 照子
民生委員児童委員協議会連絡会 勝尾 武夫
愛知県弁護士会 稲垣 高志
愛知県社会福祉士会 山縣 鶴之
春日井市介護相談委員会 鬼頭 大一
春日井市社会福祉事務所 早川 利久 - 【事務局】
- 介護保険課 課長 野村 誠
介護保険課 課長補佐 伊藤 誠
介護保険課 主査 古畑 利子
介護保険課 主事 竹内 智也
介護保険課 主事 足立 充
4 内容
- 委嘱状等の交付
- 会長の選任
- 平成20年度全国調査結果からみた春日井市の現状と課題
5 会議資料
6 議事等の内容
【野村課長】 本日はお忙しい中、平成21年度高齢者虐待防止連絡協議会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。私は、本日の司会を務めさせていただきます介護保険課長の野村と申します。よろしくお願いします。今年度、委員の方々の中で所属団体の役員変更等にて、3名の委員の方が辞任されましたので、会議に先立ち、新たな委員の方々に、早川健康福祉部長より委嘱状の交付を行います。
【早川部長】 委嘱状交付
【野村課長】 委嘱されました皆様方には、前任委員の任期を引き継いでいただき、平成23年2月5日まで当協議会の委員をよろしくお願いします。なお、当協議会には、社会福祉事務所長も委員として参加しておりますが、今年度は人事異動のため、前入谷健康福祉部長に代わり、早川健康福祉部長が委員として就任しますので、よろしくお願いいたします。
それでは、会議の方へ移りたいと思います。稲垣会長が辞任されましたので、春日井市高齢者虐待防止連絡協議会設置要綱第5条により水野副会長に議長の代行をお願いいたします。
本日は、齋藤委員、太田委員が欠席されております。また、本日の会議は、個人情報を取り扱いませんので、公開の会議となります。傍聴者はおみえになっておりません。議事録作成のため、会議を録音させていただきますのでご了承ください。それでは、水野副会長に議事進行をお願いいたします。
【水野副会長】 本日は、稲垣会長が辞任されましたので、新会長が選任されるまで、私が議長を務めさせていただきます。今年度も、新聞などでは、孤独死、老老介護などさまざまな高齢者問題が報道されましたが、その中でも、高齢者虐待につきましては、介護殺人など、痛ましい事件もありました。そのような悲劇を起こさないためにも、高齢者虐待の防止について、委員の皆様のお知恵を拝借し、よりよい地域社会の実現を目指していきたいと思っております。
それではまず、議題に入る前に、要綱第5条に従いまして会長の選任を行いたいと思います。会長の選任は委員の互選となっております。いかが致しましょうか。
【勝尾委員】 成瀬正美委員が適任だと思われます。
【水野副会長】 成瀬正美委員を会長との発言がありましたが、ご異議ございませんか。
【全委員】 意義なし。
【水野副会長】 有難うございました。それではこれより先は、成瀬会長に議事進行をよろしくお願いいたします。
【成瀬会長】 只今、会長に選任いただきました成瀬正美でございます。私は昨年11月に社会福祉協議会長に就任いたしまして、地域福祉事業に携わることになりました。よろしくお願いいたします。
さて、日頃から高齢者虐待防止連絡協議会の委員の皆さまには、虐待のない地域づくりを目指し、それぞれのお立場で啓発活動等ご尽力をいただいておりますことに感謝申し上げます。高齢化が一層進展するなか、高齢者虐待につきましては、全国的にも増加傾向にあります。すべての高齢者が安心して暮らせる街にするためには、地域の温かい見守りやさりげないサポートが必要です。
私ども社会福祉協議会におきましても、支え合い、助け合いなどによって、市民による福祉活動の活性化により、地域の皆様に貢献していきたいと考えております。
本日協議会におきまして、高齢者虐待の問題について、一歩でも前進するように、委員の皆様方の、忌憚のないご意見いただきながら、本日の会が有意義なものとなりますよう、議事進行のご協力をお願い申し上げまして、私の挨拶に代えさせていただきます。
議題に入ります前に、新委員から自己紹介をしていただきます。
【山田委員】 春日井警察の山田です。私たち警察は、各種の事案のなかで、DV、ストーカーといったいろんな問題を取り扱っております。その中で高齢者虐待といった事案があれば、まずは当初の部分で事件性の吟味があって、そういった部分で該当がなければ、どういうかたちで対応していくのか検討することになります。第一線で情報を得られる立場にありますので、職員にも情報周知を徹底して、積極的に皆様と連絡をとりながら対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
【鈴木委員】 春日井保健所としましても、地域の皆様と連携を図りながら、虐待の防止に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【成瀬会長】 それでは次第に沿って進めてまいります。次第の4番にあります議題(1)平成20年度全国調査からみた春日井市の現状と課題について事務局より説明をお願いします。
【伊藤課長補佐】 資料「平成20年度春日井市における高齢者虐待防止法に基づく対応状況等」に基づいて説明。
【成瀬会長】 事務局からの説明が終わりました。ご質問やご意見のある方はご発言をお願いします。
【水野副会長】 資料7ページの事例について、長女の夫からの暴力とありますが、長女はどのように関わっていたのでしょうか。
【伊藤課長補佐】 世帯構成の黒丸は、死亡を示しております。この長女が亡くなられて、その夫が介護するようになってから虐待が発生したという状況であります。
【山縣委員】 介護サービスを利用している方については、地域包括支援センターや、事業所における虐待についての教育、医師等も含めて、発見に努められておりますが、実際、様々な事情で介護サービスを利用されていない方の実態がわれわれもつかめていない。本来は利用したいけれども、同居家族の経済的事由で利用できないなど、様々な事情があると考えられますが、いわゆる潜在的なケースについて、どう捉えておられますか。
【野村課長】 介護サービスを利用していない方たちについては、地域包括支援センターなどによる地域での見守り、地域での密接なネットワークづくりが、大切と考えております。
昨年のことですが、匿名で市へ電話がございました。内容は、夜間、高齢者のお宅から息子さんだと思われる大きな声が聞こえて、まわりからは怒鳴っているように聞こえるけれど大丈夫だろうかというものでした。たまたま私の住んでいる地域だったということもあり、民生委員さんをよく存じておりましたので、相談してみましたところ、その件について民生委員さんもご承知でした。その高齢者の方は難聴で、息子さんがたまに様子を見に来るとき、大きな声で話をしているのだという話でした。
結果的にはそれで済みましたが、ここで大事なのは、そういったちょっとしたことをご近所が気にかけ、気づいたことがあれば、いろいろな場所へ相談するということです。こういったことが地域のなかに根付いていることが大切と感じております。
【山縣委員】 先日の訪問業務での事例です。非常に立派な家の、育ち盛りのお孫さんも同居してみえるお宅のおばあさんでしたが、食事が高齢者用になっておらず、食べていない。そして骨折して寝たきりで、食欲がないといって、どうしても意識が薄れて、近くの医師に診てもらったところ、褥瘡どころではない、骨がみえているという状態でした。事件には至らず、また娘さんも非常に反省されておられました。
つまり認識がないということです。むしろわれわれ健常な人たち、高齢者と一緒に住んでいる人たちが勉強しなくてはいけない。特に認知症というのは別の世界を作るようですから、われわれが認知症の勉強をしていかなければならない。向こうからこちらへ来てくれといっても無理な話です。
やはり啓発活動が必要であると思います。市で作成した虐待ハンドブックがありますが、こういったものを利用して、何かの機会に、町内会単位でも結構ですが、知識を普及させていくことが一番大事であると思います。
【野村課長】 今年度から、認知症介護家族支援教室を開始しましたが、その他にも、これまでやってきておりますキャラバンメイトの養成、私もオレンジリングを持っておりますが、認知症サポーター養成講座、こういった研修や講座を推進しているところであります。現在1800人ほどのサポーターを養成しております。
【倉地委員】 資料1ページで、施設内虐待の通報を受けたが、結果としては虐待ではなかったということでしたが、介護保険法の施行以来、介護相談員の派遣によって、施設の風通しがよくなったということが現れているのではないかと感じました。
それから知識の普及ということでは、私は春日井市の居宅介護支援事業者連絡会に属しておりまので、ケアマネジャーと話をする、また介護サービス事業所と関わることが非常に多いのですが、今は何かあれば地域包括支援センターへ話を持っていけるようになって、非常に相談しやすい、相談に乗ってもらえる体制ができて、非常に業務がスムーズに運ぶようになったと聞きます。
また先ほど会長様が言われたように、さりげない地域での見守り、そのあたりに我々が必要とされている、また義務でもあると痛感しております。
【竹内主事】 施設内虐待の状況をもう少し詳しく説明させていただきます。配偶者の方から、足に引っかき傷、腕や顔面に内出血があるとして、介護保険課へ通報がありました。当初、通報は匿名で、また施設での処遇悪化を恐れて被虐待者の氏名も伏せておりましたが、介護相談員にも同様の相談が入り、通報者、被虐待者が判明、市へも繋がりました。その時点で判明しましたのは、通報者は、既に施設へ苦情を伝えており、施設からは、内出血については介護職員の不手際による事故であるとして、今後の改善策も出されていることでした。しかし、通報者としては納得できず、施設職員への不信感があったようでした。確認調査も行いましたが、大きな傷や内出血は認められませんでしたので、介護事故のひとつと判断させていただきました。
【成瀬会長】 他にご発言はないようですので、議題4(1)についてはこれで質疑を終了します。 議題4(2)その他について事務局より説明はありますでしょうか。
【野村課長】 今年度も虐待防止の講演会を予定しておりますので、ご案内申し上げます。「高齢者虐待を考える 保健医療福祉の連携を中心として」と題しまして、日本福祉大学社会福祉学部の田中千枝子教授をお招きしまして、平成22年3月6日14時から総合福祉センター2階大ホールにて開催をいたします。お時間のある委員の皆様方にはぜひご参加いただきたいと思っておりますので、ご案内を申し上げます。よろしくお願いします。
【成瀬会長】 これで、本日の議題は全て終了しました。各委員の皆さま、他に何かありませんか。無いようですので、この後の取り回しを事務局に譲ります。
【野村課長】 長時間にわたるご審議ありがとうございました。今日いただきましたご意見を踏まえまして、今後も虐待予防、防止に取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。本日はありがとうございました。
上記のとおり、平成21年度春日井市高齢者虐待防止連絡協議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、会長又は副会長が署名及び押印する。
平成22年3月4日
成瀬 正美
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