自分らしく暮らすための支援体制

ページID 1012357 更新日 平成30年1月29日

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 「地域包括ケアシステム」という言葉を目にしたり、耳にしたりしたことはありますか。地域包括ケアシステムとは、人生の最期まで自分らしい暮らしを続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援の各分野が連携して支援する体制のことです。
 では、自分らしい暮らしとは何でしょうか。 一人の男性が「自分らしい暮らし」を送る様子を見てみましょう。

困った顔

春日井 健介さん
市内在住の男性。仕事が忙しく、地域活動にはあまり参加してこなかった。現在は定年退職し、趣味などを楽しんでいる。家族と近所を散歩しているとき、すれ違ってもあいさつできる相手が少ないことに気が付き、不安を感じる。

Stage 01 65歳 地域デビュー

地域活動

 町内会行事や地域活動に参加してみる。参加した公園の花壇作りで近所に住んでいる高齢者が認知症だと知り、どう対応すれば良いのか悩む。

そんなときは 認知症地域支援推進員

 認知症地域支援推進員は、平成30年度から市社会福祉協議会に配置し、認知症の人やその家族が自分らしく暮らせるよう、地域活動を支援します。
 また、認知症が身近な病気であることを知り、地域で認知症の人を見守る支援者となる認知症サポーター養成講座の開催や、おれんじプラスカフェ(認知症カフェ)を支援します。

講座風景1

講座風景2


              大人から子どもまでを対象に講座を開催しています

笑顔の写真

 近所のおれんじプラスカフェで開催された認知症サポーター養成講座を受講し、認知症についての理解を深め、地域で認知症の高齢者を支えるにはどうすれば良いかを話し合った。
 また、かえるネットサポーター(注)に登録し、徘徊(はいかい)高齢者の情報を受信したときは、外出時に気に掛けるようになった。
(注)メールを受信し、徘徊高齢者の捜索に可能な範囲で協力する人

Stage 02 70歳 運動クラブを立ち上げる

運動クラブ立ち上げ

 友人との会話で、介護の話が増える。健康診断の結果も思わしくなく、いつまでも健康でいるために、地域の活動で知り合った仲間と一緒に運動クラブに参加してみる。
 参加した運動クラブは、楽しかったが自宅から遠いため、近所の公民館で運動クラブが始められないかと考える。
 

 

 

そんなときは 生活支援コーディネーター

笑顔の写真

 生活支援コーディネーターは、平成29年度から市社会福祉協議会に配置し、地域活動を支援しています。
問い合わせ 市社会福祉協議会 地域活動支援課(電話85-4321)

インタビュー 「一人でも多くの人が笑顔になれるように」

運動クラブ
   運動クラブでの活動の様子

 私たちは、近所で気軽に集える場所をつくりたいなど、地域で何か困った事があったときにアドバイスをしたり、一緒に活動を盛り上げたりして、地域での支え合い活動をサポートしています。実際の業務では、まず地域の人の思いや地域の状況を確認し、参加する人が楽しいと思えて、輝けるような方法を地域の人と一緒に考え、つくり上げていきます。相談があってから活動するまで半年から1年かかることも。サポート方法が決まっていないため、自由な提案ができる反面、その地域に合った活動を模索するのが難しく、地域の人の思いと違ってしまい、提案が実現しないこともあります。しかし、最初はなかなか話をしてくれなかった地域の人も、何回か会うにつれて頼りにしてくれたり、親しみを持って笑顔で接してくれたりしたときはやりがいを感じます。
 今後は、これまでに得た経験を新たな支え合い活動に生かし、一人でも多くの人の笑顔を見ることができるような活動をしていきたいです。

介護サービス情報公表システム

 地域での支え合い活動などの生活支援サービスや介護事業所、地域包括支援センターなどの情報を検索できます。詳しくは、ホームページ(http://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/)を見てください。

自分たちで運動クラブを始めた

 活動内容や参加者募集方法など、仲間や生活支援コーディネーターと考え、自分たちで運動クラブを始めた。
 運動クラブが近所の高齢者の集いの場となり、知り合いが増えた。

Stage 03 75歳 認知症と疑われる

認知症の疑い

 運動クラブを続けながら、健やかな生活を送っているが、約束したことを忘れたり物をなくしたりすることが多くなる。心配をした家族が相談できるところを探し始める。

そんなときは 地域包括支援センター

インタビュー 「まずは気軽に相談を」

インタビュー写真
地域包括支援センター第2春緑苑
田屋沙希さん

 私たちは、主に高齢者やその家族が、何か困った事があったときに相談に乗ったり、解決方法の提案などを行っています。信頼関係を築くことが大切で、最初は本音で話してくれなかった人とも、何度も粘り強く話し合いを重ね、生活が改善し喜んでもらえると、やりがいを感じます。
 今後は、今まで以上に地域の特性を把握して、誰もが安心して、笑顔で生活できる地域づくりに貢献していきたいです。どんな小さな悩みでも結構です。まずは気軽に相談に来てください。

介護ラブレター

 介護の現場で活躍する職員の声や仕事の魅力をSNSで発信する「介護ラブレター」で、地域包括支援センターの職員を紹介しています。詳しくは市ホームページ、Facebook、Instagramを見てください。
問い合わせ 介護・高齢福祉課(電話85-6921)

そんなときは 認知症初期集中支援チーム

 平成30年度から市社会福祉協議会に設置する基幹型地域包括支援センターに、医療と介護の専門職と認知症サポート医から成る認知症初期集中支援チームを配置し、認知症の早期診断・早期対応に向けた支援体制を構築します。

専門医への受診

 家族が地域包括支援センターに相談し、認知症専門の相談員と面談した結果、専門医の受診を勧められた。
 検査の結果、認知症ではなかったので一安心。今までと同じように運動クラブを続ける他、認知症予防の活動にも参加し、自宅での生活を続ける。

Stage 04 80歳 入院する

入院中の写真

 脳梗塞で入院する。半身まひの後遺症があり、在宅生活に不安はあるが、家族や仲間がいる住み慣れた地域で過ごしたいと願う。

そんなときは 在宅医療・介護サポートセンター

研修会
      研修会の様子

 在宅医療・介護サポートセンターは、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、平成30年度から設置します。地域の医療・介護の関係者が連携して、在宅医療と介護を一体的に提供できる連携体制を推進します。
 また、医療・介護の関係者の連携をより強化するため、事例検討や研修会を開催していきます。

家族と一緒に自宅で生活している

 家族の協力の他、訪問看護や在宅医療、介護保険のサービスを利用し、自宅で生活を続ける。自分でできないこともあるが、運動クラブの知り合いや孫が会いに来てくれたりと、家族と一緒に自宅で、のんびり穏やかに過ごしている。

「自分らしく暮らす」とは、何でしょう。

 いつまでも健康でいたい、仲間と活動を続けたい、認知症になっても外出したい、医療や介護が必要になっても住み慣れた地域で過ごしたい。そんな希望がかなえられたとき、「自分らしく暮らす」は実現に近づくのではないでしょうか。
 地域包括ケアは、全ての人が人生の最期まで「自分らしく」を続けるための支援です。この男性のように、医療や介護の支援が必要となっても「自分らしく」過ごせるよう、医療や介護が連携する仕組みづくりや、高齢者の相談窓口である地域包括支援センターの機能強化に取り組み、一人一人が自分らしい笑顔でいられる地域をつくっていきます。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 地域福祉課 地域包括ケア推進室

電話:0568-85-6187
健康福祉部 地域福祉課 地域包括ケア推進室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。