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平成28年度市政方針

更新日 平成28年2月19日ID番号 K27032

平成28年度市政方針

 平成28年第1回市議会定例会において、伊藤太市長が平成28年度に向けての考え方をまとめた「市政方針」を発表しました。

 ここでは、平成28年度市政方針の全文を掲載します。

市政方針を発表する伊藤太市長

市政方針を発表する伊藤太市長

平成28年度市政方針見出し

■ はじめに
■ 市政運営の基本的な考え方と取組
■ 子育て支援・教育の充実
■ 健康・医療・福祉の充実
■ 市民活力の創造
■ 産業の振興
■ 安全安心・快適な暮らしの確保
■ 環境保全の推進
■ まちづくりの推進
■ 市民サービスの向上と行財政運営
■ 平成28年度当初予算について
■ むすび

平成28年度市政方針 PDF版

はじめに

 平成28年第1回市議会定例会の開会にあたり、市政運営の基本的な考え方と主要な取組について所信を申し述べます。

 私が市政運営の道の第一歩を踏み出してから、間もなく10年が経過しようとしております。この間、我が国では、リーマンショックを契機に経済状況が低迷する中、2度にわたる政権交代や東日本大震災など、様々な出来事がありました。こうした中、「行財政改革」、「経済振興」、「市民協働」に取り組み、魅力あるまちづくりを着実に進めるとともに、市債残高を削減し、財政状況を改善することができたのは、市民の皆様の御理解と御協力の賜物であると実感しているところであります。
 
 この1年につきましても、「健康社会の実現」、「子育て環境の充実」、「地域活力の創造」の三つの考え方に基づき、本市の発展のために様々な事業を展開してまいりました。JR春日井駅については、本年10月末から11月初めの供用開始に向け、自由通路の整備が着々と進んでおります。間もなく校舎が完成する新藤山台小学校については、地域に開かれた学校として、新たな歩みを始めようとしております。また、「移動スーパーマーケット道風くん」による買い物支援や、製造業の魅力を発信する「ゲンバ男子」など、地域の活性化を図る新たな取組を実施するとともに、小中学校における空調機の設置やトイレ環境の改善、市民病院における救命救急センターの設置など、教育環境や医療体制の充実を図ってまいりました。

 さて、昨年は、戦後70年の節目の年でありました。この70年の間に我が国は、戦災から復興し、高度経済成長を経て、国際社会で活躍するに至るまで大きく発展を遂げてまいりました。こうした持続的な発展は、我々日本人の勤勉性によるところはもちろんですが、礼節を重んじ、感謝や思いやりの心を大切にする国民性も大きく影響しているのではないかと考えております。一方で、生活も豊かになり、便利で快適になったところではありますが、環境や周囲への配慮が軽んじられ、人々の優しさや温かさが失われつつあることに懸念も抱くところであります。人口減少の局面を 迎え、社会全体が縮退しようとしている状況の中で、我が国がこれからも発展を続けるためには、経済の成長や環境の保全とともに、今一度、日本人が大切にしてきた心を見つめ直すことが重要であります。私は、これからも、礼節や思いやりの心を尊び、物質的な豊かさとともに、心の豊かさを大切にしたまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 本市の魅力あるまちづくりにおいて、市民協働は欠かせないものとなっております。地域の行事やイベントなど様々な場面で、あらゆる世代の皆様がいきいきと活躍している姿に、私は、ふるさと春日井への愛着や篤い志を感じ、非常に頼もしく思うところであります。こうした力を一層の飛躍の糧として、今後も市民の皆様とともに将来のまちの姿を見据え、環境と人にやさしいまちづくりに向けて、新しい道を切り拓いてまいります。

移動スーパーマーケット道風くん

県内初の取組である移動販売事業

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市政運営の基本的な考え方と取組

 それでは、まず、平成28年度の市政運営の基本的な考え方について申し述べます。

 国は地方創生を推進し、我が国が直面する人口減少や少子高齢化に対して、それぞれの地域がその特色や魅力を活かして取り組むことを求めております。また、新たに一億総活躍社会を掲げ、国民一人ひとりがあらゆる場面で活躍し、将来の夢や希望に取り組むことができる社会の実現を目指しているところであります。本市においても「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、人口減少への対応と地域のさらなる活性化を図るため、様々な施策を推進することとしております。

 本市の人口は今なお、わずかながらも増加しておりますが、平成32年を境として減少に転じ、少子高齢化は今後もますます進行する見通しとなっております。こうした中、豊かな自然環境と充実した社会基盤という魅力のバトンを次世代に引き継ぎ、未来に向かって本市が発展し続けるためには、10年、20年、50年先を見据えたまちづくりがますます必要となってまいります。本市はこれまでも、恵まれた自然がある中で、土地区画整理や道路整備を積極的に行い、利便性が高い快適な都市基盤の整備を進めるとともに、水害や震災への対策を実施し、災害に強いまちを築いてまいりました。また、産業の活性化や子育て環境の充実を図るとともに、文化やスポーツを振興し、市民の皆様が健康的な生活を送り、生きがいを持つことができるまちづくりを進めてまいりました。私は、こうした取組の積み重ねが今日の「暮らしやすさ」を創りあげ、それが本市の最大の強みになっていると確信しております。

 これからのまちづくりにおいては、本市の強みをしっかりと活かし、持続可能な地域経済の好循環を育むとともに、誰もが働きやすい生活環境の維持・向上を図る中で、子育て環境を一層充実させることが重要であると考えております。

 本年につきましては、未来を担う子どもたちのたくさんの笑顔があふれるまちを目指し、社会全体で子どもの成長を育む環境の充実に重きを置くとともに、もう一度まちづくりの原点に立ち、暮らしやすさの一つ一つの要素に向き合い、その魅力をより強固に磨き上げてまいります。

 こうした視点から、市民の皆様の誰もが「住みたい、住み続けたい、住んでよかった」と実感できるまち「春日井」のさらなる発展のために各種施策を着実に実行していく所存であります。
 
 それでは、平成28年度の主な取組について御説明申し上げます。

地域おける子育て支援

地域における子育て支援

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子育て支援・教育の充実

 はじめに、子育て支援・教育の充実であります。

 子どもたちの健やかな成長は、市民誰もの願いであります。本年もすべての子育て家庭が安心して暮らすことができるように、妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援を推進してまいります。

 妊娠・出産期においては、引き続き、総合保健医療センターにおける妊産婦ケアや市民病院における育児支援などを通じ、心身の健康をサポートしてまいります。また、「こんにちは赤ちゃん隊」による家庭訪問に加え、子育て支援団体との協働により、子どもの成長に応じた情報提供や育児相談を実施してまいります。

 子育て期においては、保育需要の増大に対応するため、保育士の確保に努めるとともに、本年4月に開設予定の小規模保育事業所のほか、新たに開設する認定こども園などの整備を支援してまいります。子どもの家については、夏休み期間中の一時的な需要の増大に対応した受け入れを試行的に実施するなど、仕事と子育てが両立できる環境の整備を進めてまいります。そして、子育て支援団体や子育て中の方などと連携し、「子育ては春日井」を磨き上げる施策の充実を図るとともに、積極的に 発信してまいります。

 学校は、子どもの確かな学力を身につけるとともに、集団の中で他者を思いやる心や協調性を身につける場として重要な役割を担っております。社会が複雑化する中で、子どもの多彩な可能性を開花させ、豊かな心を培うためには、家庭、地域、学校、行政などが連携し、社会全体で子どもを育む必要があります。本市では、「みんなで育み、みんなが輝く」を基本理念とした教育を進めてまいります。

 書道科の授業については、「書のまち春日井」の魅力を高める本市独自の取組の一つとして実施しているところであります。本年4月からは、より多くの子どもたちの「書」への親しみを深めるとともに、表現力を向上させ、豊かな人間性を育むため、すべての小学校において実施してまいります。また、今後は、国際社会で活躍できる人材を育成するため、小学校における英語教育をさらに推進しなければならないと考えており、本年から教員をマレーシアへ派遣し、英語教育の指導方法を研究してまいります。土曜チャレンジアップ教室については、サッカーや工作、染物などの多彩な活動に多くの児童が元気よく参加しているところであり、本年は、実施校を拡大してまいります。読書啓発については、図書館において小学生に読書手帳を配付し、読書のきっかけづくりとするとともに、読書意欲を高めてまいります。

 快適な学習環境を提供するため、昨年から実施している小中学校の普通教室への空調機の設置については、すべての学校において平成28年度中に完了してまいります。

 また、スクール・セーフティ・サポーターの増員を予定するほか、引き続き、いじめ・不登校相談を実施し、児童生徒が安心して学校生活を送ることができる体制を整えてまいります。

子どもの豊かな心を育む土曜チャレンジアップ教室

子どもの豊かな心を育む土曜チャレンジアップ教室

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健康・医療・福祉の充実

 次に、健康・医療・福祉の充実であります。

 我が国では、医療の進歩などにより平均寿命が80歳を超えておりますが、より充実した人生を送るためには、健康寿命を延伸し、元気な身体を保持することが重要であります。

 健康づくりの推進については、身体を動かすきっかけづくりとして、引き続き、健康マイレージの取組を進めるほか、認知症の予防などに効果がある運動を取り入れた「お気軽運動教室」を開催し、市民の皆様の積極的な健康づくりの取組を支援してまいります。また、子宮がん・乳がん検診の受診機会の拡大により受診者の増加を図り、がんの早期発見、早期治療につなげてまいります。

 高齢者が生きがいを持ち、住み慣れた地域で安心して暮らすためには、医療や介護、日常生活の援助などを行う事業者や地域住民が連携し、包括的に支援する地域包括ケアシステムの構築が必要であります。
 
 医療については、関係機関と連携し、日常の健康管理や在宅療養を身近な診療所で行う体制づくりを促進してまいります。また、市民病院においては、基幹病院として、急性期の医療や高度で専門的な医療を提供するとともに、かかりつけ医との連携を強化し、地域完結型の医療を推進してまいります。

 高齢者の日常生活の支援については、これまでの介護予防のための訪問や通所のサービスに加え、心身の状況に応じた短期的なサービスや地域住民が主体となった集いの場での活動、訪問サービスなどを提供する体制づくりに取り組んでまいります。また、シルバー人材センターについては、施設の老朽化への対応と高齢者の活躍の場の充実に向け、移転を検討してまいります。

 障がい者福祉については、これまでの経済的支援から障がい者の日常生活の自立と社会参加の支援に重点を置き、新たに福祉応援券を支給してまいります。

 また、本年は、すべての高齢者が生きがいを持ち、安心して生活ができる地域社会の実現を目指す高齢者総合福祉計画と、障がいの有無にかかわらず、人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指す障がい者総合福祉計画の改定に向け、実態調査を実施してまいります。
 

かかりつけ医による往診

かかりつけ医による往診

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市民活力の創造

 次に、市民活力の創造であります。

 地域における自主的な活動の支援や文化・スポーツの振興は、一人ひとりの持つ活力を高め、心身の健康や生きがいづくりにつながるものと考えております。
 
 夏の風物詩である市民納涼まつりと本市の最大のイベントである春日井まつりは、多くの方々の御支援により本年で40回目の開催を迎えるところであります。本年も、市民の皆様に積極的に携わっていただき、節目の年にふさわしい、より魅力と活力にあふれたまつりを創りあげてまいります。
 
 市民活動の支援については、地域をささえる人づくり講座の開催により、地域活動のリーダーを育成し、区・町内会・自治会の継続的かつ安定的な運営を引き続き支援してまいります。市民活動支援センターにおいては、施設の管理運営に自主的に参画するサポーター制度を推進するとともに、ひとり暮らしの方などの心のケアを担う傾聴ボランティアの育成などの各種講座を開催し、個々の人材や団体のさらなるレベルアップと共助の実践を支援してまいります。
 
 男女共同参画社会の推進については、誰もが互いに人権を尊重し、家庭や職場、地域などあらゆる分野において、その個性と能力を最大限に発揮できる環境の一層の充実やワーク・ライフ・バランスの実現を目指し、情報紙の発行や啓発イベントを実施するほか、男女共同参画プランの改定に向けて市民意識調査を実施してまいります。
 
 多文化共生については、異なる文化を持つ住民が互いの価値観を認め合い、理解を深めることが重要であると考えております。引き続き、日本語教室やわくわくふれあいワールドなどを通して異なる文化に触れ、交流する機会を提供してまいります。また、今後も姉妹都市であるケローナ市との交流を進めるほか、新たなアジアの都市との交流を調査研究してまいります。
 
 文化芸術の鑑賞や創造は、私たちの生活にゆとりと潤いを与えてくれます。本年も市民の皆様の文化芸術活動を支援するとともに、市民美術展覧会や文化体験道場など、皆様が作品を発表する機会や子どもたちが伝統芸能に触れる機会を提供し、心豊かな生活の実現を目指してまいります。また、「第31回国民文化祭・あいち2016」の一環として、道風展など「書」に関する企画展を開催し、「書のまち春日井」を全国に向けて発信してまいります。かすがい熟年大学については、新たに芸術文化コースを加え、高齢者の学習の機会を拡充してまいります。
 
 文化の振興に向けた目標や取組を定めるかすがい市民文化振興プランと生涯学習の施策を総合的・計画的に推進していくための指針となる生涯学習推進計画については、計画の改定に向け、市民ニーズの調査を実施してまいります。
 
 スポーツは、体力の維持や向上はもとより、競技を通じたお互いを敬う心や感謝の気持ちの醸成につながるものと考えております。東京オリンピック・パラリンピックへの機運が高まる中、国においては、昨年10月にスポーツ庁を発足させ、スポーツを通した施策を推進しているところであります。本市は、こうした流れの中で、引き続き、競技スポーツ活動を支援するとともに、レクリエーションスポーツ祭やマラソン大会を開催し、誰もが「いつでも」、「どこでも」、「いつまでも」親しむことができる生涯スポーツ社会の実現を目指してまいります。
 
 平成26年に制定したラジオ体操の日には、健康づくりのため、多くの市民の皆様に体操会に参加していただいております。本年は、市内各地におけるラジオ体操の普及拡大をさらに進めるため、新たに指導者講習会を開催してまいります。
 
 多目的総合運動広場については、市民委員会を設置し、県からの朝宮公園の移管を含め、今後の整備構想を具体的に検討してまいります。

 

多世代が参加する「みんなでラジオ体操会」

多世代が参加する「みんなでラジオ体操会」

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産業の振興 

 次に、産業の振興であります。

 私たちの暮らしをさらに向上させるためには、産業の発展や消費の拡大、雇用の創出など、持続可能な地域経済の好循環を育むことが不可欠であります。本年も産業振興アクションプランに基づき、春日井商工会議所や春日井市商店街連合会との連携・協力のもと、産業の活性化に取り組んでまいります。
 
 企業誘致については、本市の地理的な優位性や多彩な助成金を積極的にPRし、優良企業の市内への進出を促進してまいります。市内企業への支援については、引き続き、設備投資を始めとする事業の拡大に対する助成を実施するとともに、企業が成長する上で必要な人材を確保するため、就職フェアへの出展料に対し、新たに助成してまいります。
 
 本年で10回目を迎えるビジネスフォーラムについては、市内はもとより、市外からも多くの企業が出展しており、尾張地区最大級の商工展として成長してまいりました。本年もその開催を支援し、ビジネスマッチングなどによる販路開拓や新規事業の創出の機会を提供してまいります。また、中部大学や金融機関と連携し、新たに創業や企業の研究開発を支援する取組を実施してまいります。
 
 商業については、商店街を起点としたまちの活性化につなげるため、商店街の次世代のリーダーを養成するとともに、空き店舗の活用に対して助成してまいります。
 
 また、本年秋には、JR春日井駅に本市の観光案内所が開設されるところであります。今後も、商工会議所や観光コンベンション協会と連携し、この案内所を拠点として、本市の地域ブランドである書やサボテン、剣道とともに、市内で生産された特産物や工業製品などの魅力を市内外に積極的に発信し、「元気な春日井」をPRしてまいります。
近年、「農」への関心が高まっており、本市においても、「かすがい農業塾」や「親子で農業体験」など農業に関する講習やイベントは、多くの市民の皆様から御好評をいただいているところであります。新型市民農園については、交流や生きがいづくり、楽しみなどを提供する場として、「農」の新たな可能性や魅力について検討を進めているところであり、本年は、整備に向けた準備を進めてまいります。

農への親しみを深める「親子で農業体験」

農への親しみを深める「親子で農業体験」

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安全安心・快適な暮らしの確保

 次に、安全安心・快適な暮らしの確保であります。
 
 近年は、気候の変動に伴う「ゲリラ豪雨」や大型台風による大規模な災害が発生しており、昨年9月に発生した関東・東北豪雨は、各地に大きな爪跡を残しました。また、この地域でも大きな被害が想定される東南海地震は、いつ発生してもおかしくありません。こうした自然災害に対しては、行政はもとより、地域、市民の皆様一人ひとりが常日頃から危機意識を持ち、それぞれの役割を担い、備えていくことが重要であると考えております。
 
 浸水対策については、私が就任以来、不断に進めてきた事業の一つであります。今後も必要な対策を計画的に進め、市民の皆様の生命と財産を守ってまいります。勝川地区においては、細木公園への調整池の整備を進めるとともに、地蔵ヶ池公園調整池の整備にも着手してまいります。また、東山地区と南下原地区の排水路や熊野桜佐地区の雨水幹線の整備を進めるとともに、上条地区における新たな雨水幹線の整備に向けて準備してまいります。南部ポンプ場については、排水能力の増強を図るため、ポンプの増設に着手いたします。八田川の改修については、昨年、市役所庁舎内に県が尾張建設事務所の八田川詰所を設置したところであり、本年は、河川拡幅やポンプ場整備の実施設計に着手する予定であります。引き続き、県との連携により用地交渉を進め、早期の整備を目指してまいります。
 
 地震対策については、災害時における電力供給を確保するため、市役所庁舎へ太陽光パネルを設置するとともに、市役所庁舎や9か所の防災拠点に無料公衆無線LANを整備し、市民の皆様への情報提供や安否確認に活用してまいります。また、引き続き、橋りょうの耐震補強に取り組み、非常時の交通の確保を図るほか、水道水の安定供給と災害時における飲料水の確保のため、知多配水場の整備を進めるとともに、防災拠点である味美ふれあいセンターまでの耐震管の整備を進めてまいります。
 
 地域の防災・防犯については、市民アドバイザーを養成し、地域住民への防災・防犯の講話や訓練指導などを行っているところであります。本年も引き続き、こうした活動を推進し、「自分たちのまちは、自分たちで守る」という意識を醸成してまいります。消防団については、地域防災力の充実強化を図るため、処遇の改善や装備の拡充を進めてまいりました。本年は、災害時に中部大学構内において住民の避難誘導や応急救護、支援物資の配給などを行うため、中部大学生による機能別分団を創設してまいります。防犯については、区・町内会・自治会が設置する防犯カメラや防犯灯に対して、引き続き助成してまいります。
 
 交通安全については、市民の皆様や警察、関係機関などとの連携・協力のもと、「サボテン運転」の啓発など交通事故防止に取り組んでまいります。
 
 放置自転車対策については、JR神領駅前において、自転車利用者と歩行者が安心して通行できる環境づくりを進めるため、昨年、無料自転車等駐車場を整備したところでありますが、一層の改善を図るため、自転車等放置禁止区域の指定や駅に近接する無料自転車等駐車場の有料施設への再整備について検討を進めてまいります。
 
 空き家対策については、将来にわたる空き家問題の深刻化を防ぐため、空き家等対策計画を策定したところであります。今後は本計画に基づき、放置空き家対策や空き家の発生予防などの取組を進めてまいります。

柏原小学校で行われた防災訓練

柏原小学校で行われた防災訓練

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環境保全の推進

 次に、環境保全の推進であります。

 温暖化など地球規模での環境問題は、一朝一夕に解決できるものではありません。私たちが自然の恩恵を将来に引き継いでいくためには、まず、身近な環境問題から取り組む必要があります。本市においては、市民の皆様の環境保全への意識の向上や取組への支援を進めるとともに、環境負荷の低減を図ってまいります。 

 環境保全の啓発については、新たに「(仮称)環境アカデミー」を実施し、地球温暖化対策や自然環境の保全、環境活動の実践など、幅広い視点から環境について学ぶ機会を提供してまいります。あわせて、エコライフDAYの取組を奨励するとともに、省エネや節電を実践する取組を推進してまいります。

 また、再生可能エネルギーの導入を促進するために、引き続き家庭への太陽光パネルなどの設置に対し助成するほか、電力を自宅で効率的に利用するための家庭用エネルギー管理システム(HEMS)や家庭用蓄電池の設置についても新たに助成してまいります。

 家庭ごみの処理については、ごみの散乱を防止するため、ごみステーションに「ごみボックス」を設置する町内会などに費用の一部を助成してまいります。

 新たな最終処分場については、平成29年度の供用開始に向けて、着実に整備を進めてまいります。クリーンセンターについては、今後も施設を安全かつ適正に運営するため、第二工場の中央監視制御設備を更新してまいります。

 水質の保全については、公共下水道の整備とともに合併処理浄化槽の活用も非常に有効であることから、今後も転換を促進し、生活排水による水質汚濁の防止に努めてまいります。衛生プラントについては、施設の老朽化に対応し、増加する浄化槽汚泥の安定的な処理を図るため、設備改修を実施してまいります。 

エコライフDAYにおける打ち水

エコライフDAYにおける打ち水

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まちづくりの推進

 次に、まちづくりの推進であります。

 道路などのインフラは、暮らしやすさの向上に欠かせないものであります。本市においては、市民の皆様に安全安心で快適な生活を提供するため、さらなる都市基盤の充実に取り組んでまいります。
 
 高蔵寺ニュータウンについては、市民の皆様と検討を進めてきた「高蔵寺リ・ニュータウン計画」をこの3月に策定いたします。今後は、この計画に基づき、良好なインフラなどの資産をしっかりと活用し、施設の整備や情報発信、住宅・土地の流通促進など、若い世代への居住の魅力とすべての住民への安らぎを提供するための施策を展開してまいります。また、統合後の二つの小学校施設については、昨年、施設活用の基本方針を策定したところであり、まずは、旧藤山台東小学校を地域の拠点施設として整備するための準備を進めてまいります。西藤山台小学校については、民間活力の導入を含め、住環境の保全に配慮した活用方法を地域の皆様とともに検討してまいります。
 
 JR春日井駅については、橋上駅舎と自由通路の供用が開始された後、引き続き、仮設施設の撤去などを進めるとともに、駅前広場についても整備を進めてまいります。また、駅周辺については、民間活力の誘導を図り、魅力的な都市交流拠点を創出してまいります。
 
 名鉄味美駅については、安全性と利便性の向上のため、駅北側の歩道の拡幅や駅東側からのアクセス、駅舎のバリアフリー化の整備について、引き続き関係機関と協議してまいります。
 
 都市計画道路については、昨年、高座線が仮開通し、市民の皆様の利便性や安全性の向上に大きく寄与しており、速やかな事業の完了を目指してまいります。主要地方道春日井各務原線や県道小牧春日井線については、本市の重要な交通ネットワークとなることから、関係機関に対して早期の整備を要望してまいります。また、北尾張中央道については、昨年から県が測量を実施しており、整備に向けての一歩が踏み出されたところであります。今後も、早期の整備を実現するため、関係機関と協議を進めてまいります。
 
 土地区画整理事業については、市施行の松河戸地区と組合施行の庄名地区において、事業の完了を目指してまいります。熊野桜佐地区や西部 第一、第二地区については、計画的な整備の促進を図るため、本年も、組合に対して必要な支援を行ってまいります。また、将来を見据えた魅力あるまちづくりを進めるため、様々な視点から都市機能のあり方を検証し、立地適正化計画の策定を進めてまいります。街づくり支援制度については、昨年、地域課題に柔軟に対応できるように制度を改正したところであります。今後も、制度活用の促進に向け、普及啓発に努めるとともに、新たに活用を検討している地区に対して、積極的に支援してまいります。
 
 市営住宅については、引き続き、下原住宅の建替整備を進めるとともに、市営住宅の今後のあり方について検討してまいります。
 
 公共下水道については、引き続き、出川地区において整備を進め、生活環境の向上や河川などの水質の保全を図ってまいります。
 
 県営名古屋空港については、昨年の春に北九州線と出雲線が就航したことにより、9路線が運行し、航空ネットワークの要衝として重要な役割を担っているところであります。今後も、県営名古屋空港協議会を始め、地元二市一町が連携し、一層の利用促進と就航路線の拡大に取り組んでまいります。

高蔵寺ニュータウンの未来を考えるワークショップ

高蔵寺ニュータウンの未来を考えるワークショップ

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市民サービスの向上と行財政運営

 次に、市民サービスの向上と行財政運営であります。

 市民目線での窓口サービスや情報の提供は、職員の使命であり、我々はこれからも常に改善の意識を持ち、サービスの一層の充実に努めなければならないと考えております。この3月には、自治体の業務改善事例を発表する全国大会を本市において開催する予定であり、日頃の取組の成果について、職員が胸を張って発表することを期待しております。

 本年1月から発行が開始されたマイナンバーカードについては、将来的には、病院や金融機関など民間での活用も検討されているところであります。本市においては、マイナンバーを始めとする個人情報の管理を徹底するとともに、マイナンバーカードの普及促進や活用方法の研究を進めてまいります。坂下出張所については、平成29年度から新たな施設で業務を開始するため、民間事業者と連携する中で、整備に向けた準備を着実に進めてまいります。 

 市政情報については、広報春日井や創旬の発行、ホームページやツイッター、ラインの活用、そして、シティープロモーションサイト「Da Monde春日井」などを通じて、積極的に発信しているところであります。本年は、新たにJR春日井駅に設置する大型モニターを活用し、市政情報や本市の魅力をより多くの方々に向けて広く発信してまいります。

 「春日井ナンバー」については、平成26年に導入されて以来、徐々に普及が進んでいるところであります。本年は、郷土愛の醸成や本市の知名度のさらなる向上を図るため、「図柄入り春日井ナンバー」の実現を目指してまいります。

 行政運営については、「人と地域が輝き、安全安心で躍動する都市」を実現するため、第五次総合計画に掲げる施策を着実に実行するとともに、本年は、次期総合計画の策定に向け、ワークショップを開催するなど市民参加を積極的に進めてまいります。また、第5次行政改革大綱に基づき、本年4月から、市民の皆様によりわかりやすく、効率的な組織体制としてまいります。さらに、長期的な視点から将来の公共施設やインフラのあり方を検討し、施設配置の最適化を目指す中で、財政支出の最小化を図るため、「公共施設等マネジメント計画」を策定いたします。

 財政運営については、本年も地方創生に関連する財源を始め、国や県の補助制度を積極的に活用するほか、引き続き収納率の向上に努めるとともに、ふるさと納税制度を活用した寄附金収入の拡大を図り、必要な財源を確保してまいります。また、事務事業の見直しや徹底した業務の効率化により歳出の削減に努め、健全で持続可能な財政運営に取り組んでまいります。そして、今後の財政展望を示す新たな中期財政計画の策定に着手するとともに、地方公会計制度への移行については、平成28年度決算からの導入に向け、固定資産台帳を整備するなどの準備を進めてまいります。また、公共下水道事業会計については、本年4月から企業会計に移行し、財務状況を明確にすることにより、経営の健全化を目指してまいります。

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平成28年度当初予算について

 それでは、提案しております平成28年度予算の概要を御説明申し上げます。
 
 我が国の景気は緩やかな回復傾向にあるものの、市税収入の大幅な増加につながる状況には至らず、依然として楽観できない状況であります。一方、歳出については、福祉や医療、子ども・子育て支援などの社会保障費や公共施設等の更新・維持補修費の予算に占める割合の増加が懸念されるところであります。
 
 こうした状況の中、本予算については、子育て環境の一層の充実を始めとする、本市の暮らしやすさのさらなる向上を目指し、事業の優先順位や施策の重要性、財政の健全性を十分に考慮して編成した結果、
 
 一般会計          1,001億円
 特別会計               607億5,882万2千円
 企業会計               422億7,930万3千円
 総  計          2,031億3,812万5千円
 
となり、前年度と比較して6.8%増の過去最大規模の予算となりました。
 
 今後、予算の執行にあたっては、さらなる収入の拡大に取り組むとともに、創意と工夫を重ね、業務効率の向上を徹底し、限られた財源で最大限の効果が発揮できるよう注力してまいります。

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むすび

 以上、新年度にあたり、市政運営の基本的な考え方と取組の大要を申し述べてまいりました。

 まちの魅力の創出には、行政だけでなく、市民の皆様の活躍が重要であります。31万人の市民一人ひとりが、得意な分野で輝きを放ち、本市の発展に寄与していただくことを大いに期待するところであります。
 
 昨今は、住民同士の関係が希薄化していると言われております。今後、核家族化や少子高齢化がさらに進行する中で、安全安心で充実した毎日を送るためには、地域でのつながりや助け合いがこれまで以上に重要となってまいります。「自助・共助・公助」の考え方のもとに、町内会活動を始めとする地域コミュニティの一層の醸成に注力してまいります。さらに、広域的な視点から、産業の振興や市民サービスの一層の向上を図るため、周辺の自治体との積極的な連携を進めてまいりたいと考えております。
 
 本市は、70年以上の歴史を重ねる中で、ベッドタウンからライフタウンへと大きく発展してまいりました。これからもその歩みを止めることなく、市民の皆様とともに、人々の心が通う温かな「誰もが誇りを持って住み続けることができるまち春日井」を創りあげるために、誠心誠意取り組んでまいります。

 皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。

子どもたち

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お問い合わせ先

企画政策部 企画政策課
電話:0568-85-6041
メールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。