内々神社(社殿、庭園、すみれ塚)

ページID 1008648 更新日 平成29年12月7日

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社殿

庭園

すみれ塚

内々神社(うつつじんじゃ)は、旧下街道(県道内津勝川線)沿いに位置し、旧県社であり、「延喜式神名帳(えううぎしきしんめいちょう)」(法典927)にその名がみえる古い神社で、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征伝説と深い関係があります。

社殿は、本殿と拝殿が平行に並び、その間を幣殿という別棟でつなぐ「権現造(ごんげんづくり)」と呼ばれる構造をしています。本殿は前面に庇をもつ三間社流れ造り(さんげんしゃながれづくり)」、拝殿は正面中央に向背(こうはい)がある入母屋造りとなっています。

庭園は、南北朝時代の名僧・夢窓国師(むそうこくし)(1275年~1351年)の作と伝えられ、社殿の裏側にあって少しの平地と急斜面を利用して作られており、神社裏山の自然の岩が巧に取り入れられ、その下には丸池が掘られています。

すみれ塚は、庭園を右手に折れて山腹の台地に登ったところにあり、内津の俳人・長谷川三止により建てられました。6基の句碑の一番上にあるものに、「山路来て何やらゆかしすみれ草」の句が刻まれています。

これらは、全体として往時の姿を残しており、地域の歴史を表す貴重な建物、庭園、句碑となっています。

物件の主な内容

種別
建築物、庭園、塚
物件名
内々神社
所在地
内津町地内
所有者
内々神社
指定年月日
平成17年9月5日

敷地の概要

規模
約5,000坪(約16,528平方メートル)
配置
敷地東側の下街道に面して鳥居があり、西に参道が伸び、その奥に社殿が配されてる。社殿の西側には斜面を利用した庭園があり、社殿の北側の高台にはすみれ塚(句碑)が建立されている。

指定建築物等の概要

社殿3棟

種類 本殿、拝殿、幣殿

面積 約234平方メートル

構造 権現造り

屋根 銅板葺き(旧檜皮葺き)

建築年代 江戸時代後期(1804年~1818年)

庭園

形式 廻遊式林泉型

面積 約5,300平方メートル(5,316.54平方メートル)

作庭年代 南北朝時代

すみれ塚

句碑 6基

年代 江戸時代中期(明和6年:1769年)

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