更新日 平成22年2月17日
春の特別展「中国古代瓦文字の面白さ」
春の特別展「中国古代 瓦文字の面白さ」
~近年出土・秦漢瓦当文拓本を中心に~
現存最古の瓦は、中国の陝西省にある西周初期の宮殿遺跡から出土したもので、今から約三千年前のものです。その後次第に発達して、春秋戦国時代には丸瓦ができ、平瓦と丸瓦を交互に葺く「本瓦葺」が完成します。秦代には丸瓦の先端をふさいで、そこに文様がつけられるようになります。それを「瓦当(がとう)」といいます。
漢代になると瓦当に文字をつけたものが現れます。この文字を「瓦当文」といい、内容には「千秋萬歳」「富貴安楽」などの願いを込めた語句や、建築物の名称があります。書体はおおむね篆書体です。漢代は、隷書が発展し、曹全碑や礼器碑などが刻された時代ですが、印綬(いんじゅ)の制度とともに篆刻が発達した時代でもあり、篆書が正式の書体という意識があったものと思われます。
円形や半円形を区切った形の中に、巧みに文字を配置している造形美が瓦当文を観るおもしろさの一つといえましょう。瓦当文は後世の篆刻にも大きな影響を与えています。
今回の特別展では、新出土のものを中心に中国秦漢の瓦当の実物と拓本などの資料をご紹介します。
会期 平成22年4月23日(金曜日)から6月6日(日)まで
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 開館時間
- 午前9時から午後4時半まで
- 観覧料
- 一般…250円
高校・大学生…200円
小・中学生…150円
講演会
- 日時
- 平成22年5月30日(日曜日)
午後2時から3時半まで - 講師
- 伊藤滋氏(東京学芸大学講師・書道史研究家)
- 演題
中国古代 瓦文字の面白さ
※聴講は無料です。ただし観覧料が必要です。
※事前申し込みは不要です。
展示品
與天久長
與天無極
延壽萬歳常與天久長
上林農官
千秋萬世長楽未央昌
千秋萬歳
富貴安樂
萬歳
飛鴻延年
富貴萬歳
白虎図(西安出土)
朱雀図(西安出土)
朱雀図(関中新出土)
獣図
樹木図(半瓦当)
ほか、瓦当・瓦当拓本数十点
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