新型コロナワクチンQ&A
このページは、厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aに基づき、新型コロナワクチンに関して、よくある質問をとりまとめています。
ワクチンの効果
Q1.従来ワクチン(1価)による接種について、オミクロン株にも追加(3回目)接種の効果はありますか。
A1.オミクロン株に対する初回(1回目・2回目)接種による感染予防効果や発症予防効果は、デルタ株と比較して低下するものの、3回目接種により一時的に回復することが示唆されています。入院予防効果も、デルタ株と比較すると一定程度の低下はありますが、発症予防効果と比較すると保たれており、3回目接種で回復することが報告されています。詳しくは、下記のページを参照してください。
Q2.オミクロン株対応2価ワクチンの接種にはどのような効果がありますか。
A2.オミクロン株対応2価ワクチンの接種により、従来のワクチンの接種と比較して、中和抗体価と中和抗体応答率が同等以上であること等が確認され、重症化・感染・発症を予防する効果が期待されています。
Q3.年齢によって、ワクチンの効果や副反応に違いはありますか。
A3.今回のワクチンは高齢者に対しても高い発症予防効果があることが確認されています。一方、若年者に比べて高齢者の方が少し副反応が出にくいことが分かっています。
私は接種できますか?
Q4.ワクチンを接種することができないのはどのような人ですか。
A4.ワクチンを接種することができないのは下記の方ですので、ご自身が当てはまると思われる方は、かかりつけ医にご相談ください。
一般に、以下の方は、ワクチンを接種することができません。ご自身が当てはまると思われる方は、ワクチンを接種しても良いか、かかりつけ医にご相談ください。
・明らかに発熱している方(※1)
・重い急性疾患にかかっている方
・ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方
・上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方
(※1)明らかな発熱とは通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。
(※2)アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。
Q5.薬を飲んでいる人はワクチンを接種することはできますか。
A5.薬を飲んでいるために、ワクチンが接種できないということはありませんが、かかっている病気によっては、接種を慎重に検討した方がよい場合があります。
Q6.妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。
A6.妊娠中・授乳中・妊娠を計画中の方も、ワクチンの接種勧奨の対象としており、妊娠中の時期を問わず接種をすることができます。
接種後の生活
Q7.ワクチン接種後、生活上で注意することはありますか。
A7.ワクチンを接種した後は、接種部位の痛みが出たり、倦怠感、発熱、頭痛や関節痛などが生じることがあります。できるだけ接種当日・翌日に無理をしないですむように予定を立てておくとよいでしょう。
Q8.ワクチンを接種した後も、マスクは必要ですか。
A8.ワクチンを接種することで、接種した人の発症を予防する効果だけでなく、感染を予防する効果も示唆するデータが報告されています。令和5年3月13日からマスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました。ただし、マスクの着用が推奨される場面がありますので、ご留意をお願いします。詳しくは、下記のページを参照してください。
Q9.接種後に発熱した状態で人と会った場合、周りの人を感染させてしまうことはありますか。
A9.ワクチンの接種による発熱は免疫反応で起きるものであり、ワクチンが原因で周りの人に感染させることはありません。ただし、たまたま同じ時期に新型コロナウイルスに感染していた場合は、周りの人に感染させる可能性はあります。
ワクチンの安全性と副反応
Q10.ワクチンの安全性の確保のため、どのような取り組みがされていますか(審査の厳格性など)。
A10.臨床試験の結果などに基づいて、ワクチンの安全性についての審査が行われます。国内でのワクチン接種の開始後は、副反応を疑う事例について、専門家による評価を行います。
Q11.これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。
A11.注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。
Q12.副反応には、死亡や重篤な事例があると聞きましたが、詳しく教えてください。
A.12ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関から報告があり、厚生労働省の以下のホームページで情報提供を行っています。
上記のほか、新型コロナワクチンの接種及び副反応疑い報告の状況などの資料は、次の厚生労働省のホームページからご覧ください。
Q13.副反応による健康被害が起きた場合の補償はどうなっていますか。
A13.健康被害が予防接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
※上記リンクから詳細を確認していただき、申請を検討される場合は、事前のご相談をお願いします。
【相談先】
健康増進課 新型コロナウイルスワクチン接種推進室(コールセンター)
電話番号:0120-567-350※必ず「0120」をつけてください。
受付時間:月曜日~金曜日まで(12月29日~1月3日,祝日を除く)午前9時~午後5時まで
Q14.mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンやウイルスベクターワクチンは新しい仕組みのワクチンということですが、どこが既存のワクチンと違うのですか。
A14.ウイルスのタンパク質をつくるもとになる遺伝情報の一部を注射します。それに対する抗体などが体内で作られることにより、ウイルスに対する免疫ができます。詳しくは下記のページを参照してください。
その他
Q15.今回のワクチン接種の「努力義務」とは何ですか。
A15.「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法の規定のことで、義務とは異なります。感染症の緊急のまん延予防の観点から、皆様に接種にご協力をいただきたいという趣旨から、このような規定がありますが、接種は強制ではなく、最終的には、あくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。
ただし、本規定は必要に応じて一部の方には適用しないこととすることが可能とされており、令和5年5月8日以降の追加接種(※)においては、重症化リスクの高い方に該当しない方に対しては、本規定を適用しないこととしています。
※初回接種が終了していない方については、全ての年代で、引き続き、本規定が適用されています。
新型コロナワクチンに関する厚生労働省電話相談窓口(コールセンター)
厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター
電話番号 :0120-761770(フリーダイヤル)
受付時間:9時00分~21時00分(土日・祝日も実施)
新型コロナウイルス感染症に関する厚生労働省の電話相談窓口
電話番号:0120-565653(フリーダイヤル)
受付時間:下記参照(土日・祝日も実施)
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