7月31日(日曜日)に、主催講座「若旦那と楽しむ、和文化ワークショップ」を開催しました。
7月31日(日曜日)に、主催講座「若旦那と楽しむ、和文化ワークショップ」を開催しました。
7月31日(日曜日)に、二子町若旦那会の皆さんを講師に迎えて、味美ふれあいセンターの主催講座「若旦那と楽しむ、和文化ワークショップ」を開催しました。
当日は、小学2年生から6年生までの親子6組が、ミニ畳作り、和ブローチ作り、写経の3つのメニューを体験しました。
二子町若旦那会とは
日本文化の将来を担う若手後継者3名が、地元・二子町を盛り上げよう!と立ち上げたグループです。
YouTubeなどを通じて、日本の伝統文化や、畳、お寺・仏教、着物に関すること等を多角的に発信しています。
ミニ畳作り体験
畳屋の若旦那・田口雄介さん(田口商店・三代目)のコーナーでは、親子で、本物の畳表と縁を使ったミニ畳を作りました。
畳表と縁はたくさんの種類から選ぶことができるため、材料選びの段階から、参加したお子さんが目を輝かせていたのが印象的でした。
力が必要なところは親子で協力し合いながら作業を進めて、時間を目一杯使って完成させたミニ畳を前に、参加した皆さんから「一輪挿しを置いたらもっとステキになるよ!」「和菓子を食べるときに使ってみたい!」といった声が上がりました。
和ブローチ作り体験
着物屋の若旦那・小川耕平さん(きもの山喜・四代目)のコーナーでは、着物の生地を使った和ブローチを作りました。
製作の途中では、会場に展示された艶やかな振袖を見ながら、「着物の柄には、『ご縁が繋がるように』『健やかに育ってほしい』といった、親から子どもへの願いが込められています」というお話がありました。また、人気アニメにも出てくる市松模様について、若旦那から「柄が途切れることなく続いていることから、繁栄の願いが込められています」という説明があった際には、お子さんたちが目を輝かせながら食い入るように聞いていたのが印象的でした。
写経体験
日輪寺住職の輪田友博さんのコーナーでは、親子で写経を体験しました。
輪田さんからは、「字が上手か下手か、速いか遅いかは関係ありません。心静かに取り組むことが大事です」というアドバイスがあり、皆さんは一文字一文字心を込めて写経に取り組みました。時間が経つにつれて会場内は空気はピーンと張り詰めたものになり、換気のために開けた窓から聞こえてくる蝉の鳴き声も遠くなったような気がしました。
写経体験の最後には、なぜお盆にキュウリとナスで作った馬や牛をお供えするのか、といった、この時期ならではのお話があり、皆さんはうなずきながら聞いていました。