自転車はマナーを守って安全に
通勤・通学のため、健康のため、さまざまな目的で使用する自転車。身近な乗り物で、幅広い年齢の人が利用しています。しかし一方で、ルールやマナーを守らない危険運転が問題となっています。平成26年中に市内で発生した人身事故の約2割が自転車乗用中の事故でした。今年の6月から改正道路交通法の施行により、危険行為を繰り返した自転車運転者に安全講習を義務付ける制度が始まりました。これを機会に、交通ルールや利用の方法について改めて見直してみましょう。
春日井市は自転車事故の多いまち

春日井市は他市と比較すると、交通事故全体に対する自転車関連の事故の割合が多いと報告されています。自転車乗用中の死傷者の約8割に何らかの法令違反があり、自転車が第一原因の事故のワースト3は「安全不確認(安全運転義務違反)」、「一時不停止」、「信号無視」の順になっています。自転車が加害者になる事故もありますので、これを機にもう一度、自転車は車両であることを意識して安全利用を心掛けていただきたいと思います。
私たち警察も、取り締まり活動を強化するほか、市と連携してこれから交通社会の一員となる小中学生への教育や、道路の環境整備を行っていきます。同時に、学校や職場、家庭でもルールやマナーを確認していただき、地域全体で交通事故の少ないまちを目指しましょう。