地域包括ケアの推進~笑顔の花を咲かせて、いつまでもあなたらしく
自分が高齢になったらどんな暮らしをしたいか考えたことはありますか。孫が産まれたとき、介護や医療
が必要になったときなど、さまざまなステージがありますが、いつまでも笑顔で暮らしたいと思いません
か。今回は、いつまでも自分らしく暮らせるように、ライフステージに応じた地域包括ケアの取り組みを
紹介します。
65歳からのライフステージを考える
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを「健康寿命」といいます。ほとんどの人で健康寿命と平均寿命には差があり、その差である「不健康な期間」は、男性9.02年、女性12.40年でした(図表1)。人生80年時代に、65歳からのライフステージを考える必要があります。
また、市では、高齢者のみの世帯が年々増加しています(図表2)。高齢者夫婦や一人暮らしの高齢者が、助けを求めることができる相手がすぐ近くにいる環境がますます求められます。
住み慣れた地域で最期まで安心して暮らすためには、在宅医療・介護による支援や、地域全体で高齢者を支える取り組みが必要となります。