知ろう、学ぼう「水害」のコト

5月は「水防月間」、5月15日~24日は「総合治水週間」です
近年、毎年のように全国各地で大雨による被害が発生しています。いつ発生するか分からない「水害」。今回は、水害による被害を少しでも軽減させるために行っている市の施策や、家庭で行える備えなどを紹介します。
各地で水害が発生しています
近年、集中豪雨やゲリラ豪雨などが頻発しており、全国各地で急な河川増水による水難事故や、河川の氾濫などによる多くの住宅被害や土砂災害などが発生しています。一昨年7月には犬山市、昨年7月には岡山県真備町で大きな被害が発生しました。
春日井市も決して例外ではなく、いつ水害が発生するか分からない状況です。

市は「総合治水」を進めています
市では、水害対策とまちの開発を一体として考える「総合治水」を行っています。
開発が進む前
雨水の大半は地中に浸透したり、水田やため池に貯留されたりして、河川への流出は抑えられていました。
開発が進んだ後
地表がコンクリートなどで覆われ、森林や水田、ため池がなくなったことにより、雨水が短時間に集中して河川に流出し、浸水被害が増加します。
「総合治水」推進後
従来土地が持っていた雨水貯留浸透機能を取り戻すことなどで、流域における水害の危険性を軽減させます。
新たな雨水調整池を整備しています
市では現在、熊野桜佐区や地蔵ヶ池公園で雨水調整池を整備するなど、より一層の総合治水を進めています。
水防訓練を実施します
防災力向上を目指し、地域住民参加型の見て・触れて・体験できる水防訓練を実施します。
とき 6月9日(日曜日)午前9時から
場所 勝川小学校
内容 水防工法訓練、避難訓練、避難所設営体験など