避難のイメージも忘れずに
水平避難と垂直避難
自宅の場所などにより、災害リスクはさまざまです。それぞれが自ら判断し、必要に応じて適切な避難方法を選択しなければなりません。
あらかじめ、ハザードマップで自宅や職場などで予想される浸水の程度を確認し、避難方法を検討しましょう。
水平避難
今いる危険な場所から、安全な場所にある知人宅やホテル、避難所などへ避難する方法です。
・浸水想定区域内(洪水ハザードマップで色が塗られている場所)にいる時
・土砂災害の警戒区域内にいる時
このような場合には水平避難を行います。
垂直避難
水平避難を基本としつつ、次の3点をすべて満たす場合に、可能な限り高い場所へ避難する方法です。
1.その場の建物が浸水などによる倒壊のおそれがない
2.浸水する深さよりも高いところにいる
3.浸水しても水がひくまでの十分な水・食料などの備えがある
※水平避難ができない場合は、命を守るための最善の行動として、可能な限り高いところへ緊急的に避難してください。
避難のタイミング
刻一刻と状況が変化する災害時には、迅速に避難の判断をする必要があります。
避難に時間を要する人は、警戒レベル3高齢者等避難が発令された時に、その他の人は、警戒レベル4避難指示が発令された時に避難を開始してください。事前に、自分や一緒に避難する人が避難の準備や移動にかかる時間を想定し、実際の避難に備えましょう。
警戒レベル |
避難情報等 |
---|---|
5 |
緊急安全確保 |
4 |
避難指示 |
3 |
高齢者等避難 |
2 |
大雨・洪水注意報 |
1 |
早期注意情報 |
道が冠水している場合
氾濫した水面下では、マンホールのふたが外れているなど危険が潜んでいます。できる限り、冠水している道を通ることはやめましょう。やむを得ず通る際は、長い棒などをつえ代わりにして、注意しながら避難しましょう。
避難する際の服装
・ヘルメットなどを着用して頭を守りましょう。
・長靴は水が入ると重くなり、動きにくくなります。紐で締められる運動靴を履きましょう。