あなたとわたしと認知症
認知症の人と家族を救えるのはあなたかもしれません
もしも、あなたの家族や大切な人が認知症になったとしたら…。あなたは周りの人に打ち明けることができるでしょうか?
「恥ずかしい」「隠したい」「人に話すには勇気がいる」と思うかもしれません。
しかし、徘徊(はいかい)を経験した認知症の人の家族に話を聞いてみると、「私だけでは支えきれないので、周りの人にも知ってもらいたい。知られることより、大切な人を失うことの方が怖い。」と切実な答えが返ってきました。
徘徊によりいつ行方不明になったり、事故に巻き込まれたりするか分からない恐怖と戦い続けている家族。特に「老老介護」世帯の身体的・精神的疲労は限界に達しています。
だからこそ、まちのみんなが当事者意識を持って、認知症の人と家族を支えることが必要なのです。そのために、まずは認知症を正しく理解し、その予防法や地域での見守りについて考えてみましょう。