地域で見守る

ページID 1010987 更新日 平成29年12月12日

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 徘徊による行方不明者の増加が社会問題になっています。本人が勝手に家を出て、危険に巻き込まれることが心配で、玄関に鍵を掛ける家族も少なくありません。「できる限りこれまでと同じ生活をさせたい…。」でも、家族が常に監視し続けることは不可能です。本人も家族もストレスや深い悩みを抱えているのです。もし徘徊をしてしまっても無事に家に帰れるように、地域での見守りが不可欠です。

かえるネット春日井へ登録を あなたの力が頼りです

 市では、徘徊高齢者を速やかに捜索・発見・保護し、自宅や家族の元などへ帰すため、パソコンや携帯電話、スマートフォンなどで情報を提供・共有するネットワークシステム「かえるネット春日井」を昨年7 月から導入しています。

妻の徘徊をきっかけに登録 (家族)

大軒さん夫妻の写真

大軒克彦さん(72歳)・幸子さん(71歳)夫妻

 妻が認知症と診断されたのは6年前。少しずつ症状が進行し、去年の11月に徘徊が始まりました。なじみの銭湯へ一人で行こうとして、道に迷ってしまったのです。必死で探しても見つからず、介護保険課に連絡して、「かえるネット春日井」に登録しました。その時は、幸いにも交番へ届け出があり、家に帰ることができました。
 「ほっ」としたのも束の間、4月に2 回目の徘徊。ごみを捨てに行ったきり帰って来ず、今度こそ駄目かもしれないと思いました。すぐに「かえるネット春日井」で情報配信。数時間後、市民病院へ向かう救急隊員から連絡がありました。家から約2kmのところで転んで気を失って倒れていたそうです。名前の書かれた物を持っていなかったにも関わらず発見できたのは、ネットワークに登録していたからだと思います。
 家族の認知症のことを周囲に知られたくない人もいると思いますが、私はむしろ知ってもらうことが助けになると思います。みんなの力を借りて、妻は無事に家へ帰ることができたのですから。

地域に密着しているからこそ助けになりたい (支援者)

薬局の写真

塚本会長の写真

市薬剤師会長・塚本知男

 薬局は、地域の人たちが健康のことで困ったときに最初に相談に来る場所です。一定の専門性や知識があり、高齢者のわずかな変化にも気付ける強みがあります。地域のために役立ちたいと思い、薬剤師会の中で「かえるネット春日井」への登録を呼び掛けることにしました。
 実は83歳になる私の母も認知症で、本人と家族の大変さは痛いほど分かります。認知症は地域全体の支えが不可欠。今後もまちの一員として、人と人をつなぐ窓口であり続けたいと思います。

「かえるネット春日井」への登録はこちら

 「かえるネット春日井」では、認知症の人の家族や、捜索に協力してくれる企業やボランティアの登録を募集しています。詳しくは、介護保険課に問い合わせるか、市ホームページを見てください。

認知症サポーター養成講座 地域全体、まちのみんながサポーターに

東野小学校児童の写真

 認知症について正しく理解し、認知症の人とその家族を温かく見守り、支援するサポーターを養成する講座を開催しています。春日井市に在住・在勤・在学の人で、10人以上が集まれば講師の派遣が可能です。受講を希望する場合は、介護保険課まで問い合わせてください。

認知症サポーター養成講座の写真

受講した東野小学校児童の皆さんの声

認知症になると、とても大変なんだということが分かりました。これからは、学校が休みの日にもオレンジリングを身に付けて、認知症で困っている人をまちで目にしたら、優しく声を掛けて助けたいと思います。

「徘徊している人かも…」と思ったら あなたにもできる声の掛け方

同じ所をうろうろしていたり、靴の履き方がちぐはぐだったりと不自然な動きをしている人を見かけたら、次の点に気を付けて声を掛けてみましょう。

声の掛け方のイラスト

 認知症になっても、自分らしく、住み慣れたまちで暮らすためには、本人や家族に対する支援とともに、地域での見守りが不可欠です。
 認知症は決してひとごとではありません。一人一人が認知症を正しく理解し、自分なりにできることから始めてみましょう。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 介護・高齢福祉課

電話:0568-85-6182
健康福祉部 介護・高齢福祉課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。