はじめよう 続けよう 健康づくり
健康長寿の愛知県、でも、ある世代は…
愛知県は、健康長寿な県であることを知っていましたか。平成22年の調査で、健康寿命は男性全国1位、女性全国3位でした。つまり、生涯にわたって健康な期間が長いということです。しかし、平成24年度に市が実施したアンケート調査の結果から、市内の40代女性と50代男性は、運動と睡眠が不足気味であることが分かりました。
昨年3月に策定した「かすがい健康計画2023」では、ロコモティブシンドロームの予防と職場で支える健康づくりの推進を市の最重点取り組みとしています。
そこで、今回の特集は、毎日仕事や家庭のことに追われて、なかなか自分の時間が取れない40代、50代の皆さんが始めやすく、継続しやすい健康づくりについて考えます。
40代女性、50代男性の健康に注意信号!?
平成24年度に市が実施した「健康・食育に関するアンケート調査」によると、日常的に運動をしている人の割合は、40代女性が56.3%、50代男性が59.5%にとどまり、前後の世代に比べて低くなっています(全体平均は74.1%)。また、50代男性は、肥満(BMI25.0以上)の人の割合も35.7%と高くなっています。さらに、同調査によると、睡眠が十分取れている人の割合も、40代女性が57.5%、50代男性が59.5%と性・年齢別でも最も低くなっています(全体平均は71.3%)
ロコモもメタボも早くから対策を
運動不足で肥満気味のままだと、ロコモティブシンドローム※1やメタボリックシンドローム※2の危険性が高まります。将来、介護が必要な状態にならないよう、若いうちから予防のための健康づくりに取り組みましょう。
※1 運動器症候群(略称:ロコモ)。筋肉・骨・関節などの運動器の障がいのために、自立度が低下し、介護が必要となる危険性の高い状態のこと。
※2 内臓脂肪症候群(略称:メタボ)。内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常のいずれか2つ以上を併せ持った状態のこと。