令和3年度第3回春日井市文化振興審議会議事要旨

ページID 1027103 更新日 令和4年1月27日

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1 開催日時

令和3年12月15日(水曜日)午後3時から

2 開催場所

文化フォーラム春日井・2階文化活動室

3 出席者

[会長]
名古屋芸術大学学長 竹本 義明
[副会長]
春日井市美術協会会長 中村 立強

[委員]

春日井市文化財保護審議会会長 長縄 秀孝
春日井市文化協会会長 山本 博
春日井市民音楽連盟副会長 保田井 善圀
中日新聞春日井支局長 加賀 大介
春日井商工会議所常務理事 山田 眞平
公募委員 可徳 亮介
公募委員 白木 智久

[事務局]

文化スポーツ部長 上田 敦
文化・生涯学習課長 内藤 純子
文化・生涯学習課長補佐 伊藤 英彦
文化・生涯学習課文化振興担当主査 横谷 朋子
文化・生涯学習課文化振興担当主事 山村 一貴

[傍聴者]

0名

4 議題

  1. 文化振興に関するアンケート調査 調査結果報告書について
  2. その他

5 会議資料

6 議事内容

(1) 議題(1) 文化振興に関するアンケート調査 調査結果報告書について

 資料1に沿って、文化振興に関するアンケート調査 調査結果報告書について文化・生涯学習課文化振興担当主査が説明し、意見等を求めた。
 委員からの意見や質問が出され、次回令和3年度第4回審議会には、それら意見を受けた上での、最終的な事務局案を提出することとなった。
 主な意見等については、次のとおり。

【中村副会長】
 今回は計れなかったが、文化と産業との連携を深めるにはどうしたら良いかを問う設問があっても良かったと思った。
【山本委員】
 今回の調査結果は新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けていると思う。この結果を受けて、プランの改訂にあたるのだが、「コロナ収束」を前提とするのか、「withコロナ」を前提とするのか。感染症を全く無視する訳にはいかないと感じており、難しい問題だと思う。全体的にみると、アンケート調査の結果は予想の範囲内というような印象を受けた。
【加賀委員】
 調査結果については、同じく概ね想定の範囲内のように感じた。
 アンケート調査の結果をそのままプラン改訂の基礎資料とするのは、難しい面もあると感じた。
 新型コロナウイルス感染症の影響で、生活の中で仕事でも趣味の面でも、ネットの影響が大きくなったことは間違いないと思う。コロナをきっかけに、ある程度の年齢層でもネットを使うようになったり、日常的に親しむようになったりした人も少なくない。そうしたことを考えると、オンラインを活用して春日井の文化振興をどう充実させていくのか。また、ネットを利用してもらえるような工夫などの視点は必要だと思う。「withコロナ」であっても、そうでなくても、ネットの活用は大きな課題になると思う。
【長縄委員】
 40ページの問7-3で練習場所、発表場所、活動時間の確保が負担となっているとの回答があるが、具体的な声はどういったものか。
【文化・生涯学習課長】
 緊急事態宣言等で、市内の公共施設の利用を休止した期間があり、このような回答が多くなったのだと考えている。
【長縄委員】
 サークル活動をしている知人に聞くと、施設の利用可能枠に対して、利用希望者が2倍程度いるため抽選になってしまい、なかなか思うような活動ができないとのことだった。市内で文化芸術の機会や場が増えることが望ましいと思う。例えば、駅や空港に設置されているピアノであったり、美術作品であったり、音楽などがあふれるまちになると良いと思う。
【文化・生涯学習課長】
 感染症拡大防止のために、施設の利用を制限することはやむを得ない対応であったと考えているが、市民の活動の機会を増やしていきたいと考えている。
【山本委員】
 文化協会の加盟団体もそうであるが、活動の場のほとんどが公共施設となっている。もう少し民間の施設があっても良いのではないか。感染症が広がると、公共施設も民間施設も利用できなくなることはあると思うが、市内に万遍なくある必要はないものの、拠点となるような民間施設もあることが望ましいのではないか。
 また、公共施設のハーモニー春日井(青年の家)は音楽に適した施設であるが、立地が良くないのか、音楽関係の方でも利用したことがない人が多いように思う。
 そのほか、市内のいくつかの喫茶店や古民家のようなところで、小規模ではあるがギャラリーを持っているところがあり、頻繁に展示会が行われていると新聞等でも見かける。これは大変良いことだと思う。
【加賀委員】
 そういったギャラリーには、頻繁に取材に行き、記事として紹介している。
【可徳委員】
 32ページの問7などを見ていると、感染症の影響はあったが、文化芸術活動をしている人の割合はそれほど落ちていないのが意外であった。実際に文化芸術に関する活動をした人の割合は、今回は12.3%、前回の28年度は14.5%と著しく低いので、活動しなかった理由は、今回も5年前もそれほど変化していないのではないかと推測される。「関心ある活動団体がない」という回答が一番多いが、ここには、手を加えていかなければならないのではないか。担い手が増えると、その家族など鑑賞する人は自ずと増えていくと思われる。自由記述欄で、この問いに関する意見はなかったか。
【文化・生涯学習課主査】
 自由記述を確認したが、「関心ある活動団体がない」という回答を補完するような回答は見受けられなかった。委員ご指摘の通り、行政としてもこの部分に手を入れる必要があるように感じている。
【竹本会長】
 一挙に文化活動をしている人を増やすことは難しいかもしれないが、主要な施設で市民が気軽に参加して体験できる機会を提供し、それが大きな塊になっていくためにはどういった支援が必要かということであると思う。
【文化・生涯学習課長】
 先ほど触れられたハーモニー春日井では、「初めてのピアノ講座」など初心者向けの音楽講座を開催している。こういった取り組みを他の施設にも広げていきたいと思う。
【竹本会長】    
先ほど事務局からも説明があったが、今回審議会に提示された報告書(案)では自由意見の記載がなかったので、次回の審議会では自由意見を含めた最終的な報告書の案を示して欲しい。 審議会の中で、記載についての細かい意見が出た場合は、私の方で指示をするので、事務局でまとめる形として欲しい。
 前回の審議会でもふれたが、愛知県内にある54市町村のうち、春日井市や長久手市、豊田市、武豊町など19市町しか文化振興計画を持っている自治体がない。全国的にみると都道府県の半数以上は計画を持っているが、市町村ではまだそこまで進んでいない状況である。推進計画を持っているか否かで、その自治体の取組みは違ってくる。そういった中で、春日井市は先頭にたって頑張っている自治体であると思う。そして、そこには、関わる部署の職員の努力や力量があると思う。今回の審議会の意見は普段、文化振興に関わる自治体職員がよく聞くような意見ではなかったかもしれないが、そういった意見も受け止めて頑張って欲しい。

(2) 議題(2) その他
 「第2次文化振興プラン 令和2年度進捗状況報告書」について、最終ページのプラン全体の評価について、追加資料のとおり一部修正した旨、文化・生涯学習課長が報告した。
 また、今後の予定について、令和4年3月上旬に今年度第4回の審議会開催を予定しており、日程については調整の上決定する旨、文化・生涯学習課長から発言があった。 

上記のとおり、春日井市文化振興審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。

令和4年1月18日

           春日井市文化振興審議会 会長 竹本 義明

           春日井市文化振興審議会 委員  山田 眞平

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