春日井市民会館の整備に関する検討委員会(第1回)議事録

ページID 1007085 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成23年6月20日(火曜日)午後3時~5時

2 開催場所

春日井市役所10階 1001会議室

3 出席者

委員長
副市長 中村幹雄
委員
春日井市民文化財団評議員 浅井栄子
春日井市文化協会会長 石黒一雄
名古屋造形大学・同大学院教授 岡田憲久
春日井市民音楽連盟会長 根本正治
春日井市教育委員会教育委員長 野田芳雄
事務局
文化スポーツ部長 古屋陽一
文化スポーツ部文化課長 米本洋子
文化スポーツ部文化課長補佐 伊藤美雪
文化スポーツ部文化課主査 稲垣茂幸 

4 傍聴者

1人

5 議題

  1. 会議の公開及び議事録等の作成について
  2. 市民会館の整備について

6 会議資料

7 議事内容

(1)会議の公開及び議事録等の作成について

検討委員会は公開、議事録は要点筆記、議事録署名人については、委員長とあらかじめ指定された委員1名が行うこととされた。

(2)市民会館の整備について

事務局
資料4から資料8について説明。
市民会館施設見学。
質疑等は次のとおり。
野田委員
耐震補強工事で2億円ということですが、内容はどのようなものか。
事務局
屋根に入っている鉄骨の増設、庇の支柱を鉄骨により補強、天井の張り替え等で、約2億円を見込んでいる。
石黒委員
耐震工事のなかで、庇については、外の柱を十文字に支えを入れ、天井については、軽いものに張り替えればよいと思う。また、空調設備の改修も併せて行ってはどうか。   
浅井委員
耐震工事をすれば安全になると思うが、この工事の実施により、どのくらい延命がされるのか。
事務局
鉄筋コンクリートの耐用年数は、一般的に50年と言われているが、法定耐用年数であって寿命とは違う。耐震工事を行えば、10年から15年は大丈夫と考える。
石黒委員
耐震工事は外部の柱、屋上、天井のことになるが、人命を守るためには、やらなければいけない。塗装も必要だが、耐震工事をすれば10年は持ちこたえると思われる。
岡田委員
単純に補修すれば2億円、そして10年から15年使い続けることができるということだが、現代の施設建築は、古いものをリユースして活かす時代に入ってきている。デザインに配慮し、エコ改修等により建物をリユースする場合、新築費用の6割か7割はかかる。予算の問題もあるが、耐震工事と新築の間のケースもあるのではないか。
石黒委員
今の建物はしっかりしており、十分こたえられる。今あるものを利用して補強すればよい。
中村委員長
このあたりで、意見を整理していきたい。 新築よりも耐震、改修でいくべきとの意見が多いように思われる。石黒委員は空調設備も考慮したほうがよいとのこと。また、岡田委員は、 経費の問題もあるが、今あるものをどこまで改修できるのかを考えることも必要とのこと。それ以外に意見があれば発言をお願いしたい。
根本委員
施設を使う立場から言うと、1,200の座席は大きいと思う。市民の稼働率を考えれば、座席は500から600ぐらいがよいと思う。コンクリートの耐用年数を考えると14、5年が限界で、20年、30年は持たないと思う。14、5年後、あの時に建て替えをなぜ考えなかったのかという意見が出るかもしれない。
1,000から1,500のキャパを確保するのであれば、駐車場問題等を考えると現在の位置では狭すぎる。大きなホールを新築する場合、別の場所がよい。現在の場所で考えるなら、耐震工事をしていくべきと考える。その場合、今の客席は狭いので、キャパ数を少なくしていくことも検討していく必要があると思う。
石黒委員
確かに、今の座席は狭い。3つの座席を2つぐらいにするべきではないか。
中村委員長
席数の考え方は今後の問題であり、その他リニューアル等については、今後、検討していただく。事務局で席数の考え方を話してほしい。
事務局
座席については、現在、脚部の製造が中止になっている等、様々な問題がある。また、座席サイズを大きくすると席数が減り、第九演奏会などの大規模事業や松竹歌舞伎等の興行へ支障が出る。
中村委員長
座席の件については、今後検討をお願いしたい。  新築か耐震かを今日決めた方がよいかについて、皆さんの意見を伺いたいが、今までの流れの中に新築の話しはあまり出ていないように思われる。このあたりで方向性を決めたいがどうか。
野田委員
学校の耐震については、平成27年度終了のところを、繰り上げ実施を目指している。子どもたちの安全を考えると、学校の耐震は非常に重要。もちろん新しい市民会館はほしいが、市民感情を考えると、まず耐震ではないのか。
石黒委員
今の時勢で新築は難しいと思う。
中村委員長
意見をまとめると、耐震の方向で整備を考えていくこととなる。耐震工事を実施したうえで、その他のリニューアル等を考えていくこととしていいか。
野田委員
エントランスのガラスに対する安全性にも注意を払ってもらいたい。 地震によりガラスが落ちた事例は過去にもある。耐震工事はしたが、ガラスが落ちてきたのではいけない。
中村委員長
技術的な問題ではあるが、耐震のなかでガラスの問題も考えていきたい。 それでは、最終的に耐震の方向でいいか。
委員全員
耐震の方向で異議なし。
結果
市民会館の整備について、耐震なのか、新築なのかを検討するなかで耐震の方向で決定し、委員の了承を得た。今後は、耐震工事を含め、どこまで整備するのかを検討予定。

(3)その他

次回検討委員会の開催日を調整。

上記のとおり春日井市民会館の整備に関する検討委員会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、委員長及び出席者1名が署名する。

平成23年7月6日

委員長 中村 幹雄
署名人 浅井 栄子

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