春日井市民会館の整備に関する検討委員会(第3回)議事録

ページID 1007087 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成23年7月22日(金曜日)午前10時~11時45分

2 開催場所

春日井市役所3階 行政委員会室

3 出席者

委員長
副市長 中村幹雄
委員
春日井市民文化財団評議員 浅井栄子
春日井市文化協会会長 石黒一雄
名古屋造形大学・同大学院教授 岡田憲久
春日井市民音楽連盟会長 根本正治
春日井市教育委員会教育委員長 野田芳雄
事務局
文化スポーツ部長 古屋陽一
文化スポーツ部文化課長 米本洋子
文化スポーツ部文化課長補佐 伊藤美雪
文化スポーツ部文化課主査 稲垣茂幸 

4 傍聴者

1人

5 議題

  1. 音響器具の追加について
  2. 椅子改修等について

6 会議資料

7 議事内容

(1)音響器具の追加について

事務局
資料1「春日井市民会館の整備内容について」について及び資料2「音響器具に係る参考資料」について説明。
質疑等は次のとおり。
根本委員
市民会館のマイクの現状について説明して欲しい。
事務局
マイクについては、有線マイクの他に現在ワイヤレスマイクが8本あり、そのうち4本が故障中である。8本のマイクが必要な事業は年間を通して1、2回であり、必要な場合、業者の持ち込み又は、レンタルで対応している
中村委員長
市民会館を管理運営している財団からは、支障があるとの話はないか。
事務局
支障はないと確認している。
石黒委員
一般的な利用者のために8本すべてを完備するべきではないか。4本のマイクで一般的な利用を充足しているのか。
事務局
現状、4本のマイクで問題はないと財団に確認している。
根本委員
一般的な利用者は有線マイクを中心に使い、ワイヤレスを補足として使用するので、4本のマイクで大丈夫ではないか。いずれにせよ、ホールは箱だけの使用料、マイクやイスの使用料と区別されており、一般的な利用者にとって4本でも8本でも大きな問題ではない。 
浅井委員
有線マイクの方が音が良いため、こちらを主に使うので大丈夫だと思う。 
中村委員長
皆さんの意見をふまえ整理すると、総合的には、利用には支障はなく、現在使用可能な4本のマイクを維持していけば問題はないのではないか。その他意見がなければ、現状維持として意見をまとめるが良いか。 
根本委員
今後、ワイヤレスマイクを新たに整備するとなるとアナログではなくデジタル対応となるので、非常に費用がかかり、スピーカー等を替える必要も生じてくる。改修後の市民会館の利用を15から20年と想定すれば、現状のままでいいのではないか。故障した場合は修理で対応していけばよい。
事務局
総務省が進める電波利用の再編で、2、3年後には劇場やホールで使用しているマイクの周波数を携帯電話にあけわたす方向性が強くなっている。今買い替えると、また買い替えの必要が生じ、2、3年しか使えないことになるので、現状のままでいきたい。
中村委員長
委員会においては、デジタル化が控えているので、音響器具は追加しないこととする。デジタル化の問題については、実施された時に対応していくということで良いか。
全委員
異議なし。

(2)椅子改修等について

事務局
資料3「椅子更新に係る検討資料」及び資料4「椅子に関するメーカーの意見書」について説明。
質疑は次のとおり。
浅井委員
検討資料を見ると椅子については、すぐにも替えた方が良いのではないかと思われる。もし部品が無くなれば、修繕不可能になり、使用禁止の椅子で
客席が歯抜けの状態になるのはつらい。問題は予算だが、その点についてはどのように考えているのか。
事務局
現在、財源については財政部と調整中。文化フォーラム建設基金の一部を取りくずして資金に当ててはと考えている。この基金は、文芸館だけでなく庁舎周辺一帯の文化施設の整備を対象としている。現在、この基金は約7億円あり、その一部を今回の改修に当てることを検討中である。
野田委員
学校の耐震工事がまだ終了していない段階で市民会館の椅子の改修を行うことになる。椅子が良くなることは賛成で、市民会館の耐震工事に合わせ椅子の改修をすることは、市民会館の休館に合わせて行うので、やむをえないと思う。しかし、子ども達の安全も優先したい気持ちがあり、椅子を改修すべきかどうか半々の気持ちである。休館に合わせ市民会館の耐震工事と椅子の改修を行うことは、効率は良いと思う。
石黒委員
資料を見ればわかるように、椅子が破損して折れている。在庫もなく破損箇所によっては溶接修理も不可能で、もし椅子の破損により事故が起これば大変なことであり、耐震補強同様に必要ではないか。ただ椅子を替えた場合1,000席の配置はできるのか。
事務局
現在、ホールに設置の椅子は、50センチメートル幅が主流であるため、現在より6センチメートル広がるが、1,000席の配置は可能である。
石黒委員
学校は学校の耐震を行い、市民会館は市民会館の耐震を行う。両方とも一刻も早く実施すべきではないか。
中村委員長
このあたりでまとめると、椅子についても改修を行う。ただし、費用についてはできるかぎり安くできるように考慮するということで良いか。
事務局
現在、椅子の改修については、部品がほとんどなく苦慮している状況である。施工から45年経っており、メーカーからも部品取替は限界にきていると報告をもらっている。
石黒委員
問題は、椅子をささえる足元のフレーム・座アームが持ちこたえるかだと思う。取替部品の在庫がない状況は問題があるので、椅子の改修を行うこともやむをえないのではないか。安全面だけでなく財団の経営の問題もあり、採算がとれるように1,000席は確保して欲しい。
事務局
金額については、できる限り安くできるようにメーカーと交渉していく。
中村委員長
椅子については予算の問題もあるが、委員の意見を取りまとめた結果、取り替える方向でいく。そして、できる限り安価でいくようメーカーと交渉していくと決めたい。その他の細かい内容の修繕については、今までにも意見を伺っているので事務局の判断として良いか。
全委員
異議なし。
岡田委員
今までの議論の中で方向性は決まったが、その中で一つはデザインについて、壊したもののチェック、工事材料の選び方、工事の方法など、環境的な部分に配慮をして欲しい。もう一つは、この市役所周辺の地区は文化の中心ゾーンであるので、緑の配置などにより環境に配慮して欲しい。
中村委員長
改修していく中で、工事においては環境的な配慮をしていく。また、緑を適宜配置していくこととする。
結果
市民会館の整備内容の音響器具については、現状で対応し追加しないこととする。椅子の改修については実施し、費用については、安価でできるように交渉していく。その他の修繕については、事務局の判断とすることで、委員の了承を得た。今後は、3回にわたる検討会での意見を事務局で報告書としてまとめ、委員の承認を得て市長へ報告する予定。

上記のとおり春日井市民会館の整備に関する検討委員会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、委員長及び出席者1名が署名する。

平成23年8月15日

委員長 中村 幹雄
署名人 浅井 栄子

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