第1回春日井市子ども読書活動推進計画(第二次)策定委員会議事要旨
1 開催日時
平成22年5月18日(火曜日)午前10時30分~
2 開催場所
文化フォーラム春日井 会議室
3 出席者
- (会長)
企画政策部企画課長 鈴木 満
- (委員)
文化スポーツ部生涯学習課長 岩田 雪子
健康福祉部障がい福祉課長 西澤 章
青少年子ども部保育課主幹 木全 恵子
教育委員会学校教育課長 纐纈 伸二
小中学校長会 伊藤 實資
小中学校長会 水野 健二
私立幼稚園協議会 長 昌子
- (事務局)
教育部長 梶田 博
図書館長 戸田 富幸
館長補佐 岡嶋 茂雄読書推進担当主査 小原 久美子
資料担当主査 川島 浩資
4 議題
- 委員長、職務代理者等の選任
- 春日井市子ども読書活動推進計画(第二次)(案)について
- 春日井市子ども読書活動推進計画(第二次)(案)についてスケジュールについて
- その他
5 議事内容
議事に入る前に、各委員に委嘱状が交付された。
(1)委員長、職務代理者等の専任
委員長に鈴木委員、職務代理者に纐纈委員、議事録署名委員に岩田委員が選出された。
(2)春日井市子ども読書活動推進計画(第二次)(案)について
(事務局)会議資料(5)に基づき説明するとともに、6月に市内の幼稚園(5園)、保育園(6園)小学校(10校)、中学校(3校)、高校(7校)を対象に読書活動に関する実態アンケートを実施予定であることを説明した。
(委員長)今後の計画策定スケジュールを説明して欲しい。
(事務局)会議資料(3)に基づき計画策定スケジュールを説明した。
(委員長) 7月開催予定の図書館協議会及び定例教育委員会、8月開催予定の文教経済委員会で説明する骨子案は、会議資料(5)がベースとなる予定なのか。
(事務局)6月に実施・とりまとめが行われる読書活動に関する実態アンケートの結果を会議資料(5)に反映させたうえで、第2回の当委員会(7月上旬開催予定)に提出し、骨子案として検討する予定である。
(委員長)会議資料(5)施策体系の中で、「基本目標」として「家庭・地域・学校など における読書活動の推進」、「図書館などの読書環境の整備・充実」等と掲載されているが、「推進」や「整備・充実」は手段を表す言葉であって、 「基本目標」には具体的な状態を挙げるべきではないか。「施策の方向」に関しては、このままの表現で問題ないと思われる。また、当計画には上位計画が存在するのか。国の計画、県の計画、市の計画に上下関係は存在するのか。
(館 長)上下関係は存在しない。なお、当計画は法令で策定を義務付けられているものではないが、計画の必要性が軽減されている訳ではなく、子どもの読書活動をとりまく環境も変化しているため、それに対応すべく5年先を見据えた計画の策定を考えている。骨子案の作成については、先行して策定されている県の計画を基本に進める部分も多いが、具体的施策については当市の個性に適応したものを策定して問題はない。
(A委員)会議資料(5)施策体系の中で、「基本目標」の3は、「読書活動に関する理解と関心の普及・啓発」が正しいのではないか。(資料では“啓発”の文言が抜けている)また、例えば「整備・充実」、「普及・啓発」等の表現も意味の重複を招く場合もあるので、文言の整理をして欲しい。
(館 長)各委員には会議資料(5)の語句の整理だけではなく、アンケート項目等に関しても検証を加えてもらいたい。
(委員長)実際に教育に携わっている委員から、会議資料(5)やアンケートの内容について意見をいただきたい。
(B委員)幼稚園・保育園向けのアンケートに「Q7 図書館や公民館などの図書室に何か希望することがありましたら記入してください。」との質問があるが、問いかけの内容が漠然としているため、回答者から有効な回答を引き出せないのではないか。例えば新規事業の内容を紹介したうえで、より充実した事業にするための意見を求める等の具体性を持たせた方が良いのではないか。
(C委員)保育園では毎日のように本の読み聞かせを行い、子どもの反応を保護者に知らせたりしている。(例えば、どの本を読んだときに子どもが喜んだか等)そのことを踏まえ、会議資料(5)施策体系の「取組」に掲載されている「10 保護者に情報提供し意識を啓発」に関しては、新刊本や評判の良い本の情報を保育園経由で保護者に提供する方法も具体的施策として検討 して欲しい。
(A委員) 市が実施している読書感想文・感想画コンクールは子どもたちの読書に対する意欲を喚起するのに大いに役立っているものの、読書活動は当計画とは別に各校が工夫を凝らし取り組んでいる。このため、当計画と教育現場での読書活動は「主従」や「上下」の関係ではなく、あくまで協力関係にあると考えている。
また、会議資料(5)施策体系の「取組」には、「学校休業日の学校図書館開館の拡充」や「高等学校における読書活動の推進」といった文言が掲載されている。これらを実現するには各関係機関との調整が必要になると思われる。骨子案の作成に際しては、アンケート結果を反映させるだけではなく、その様な調整の進捗状況に応じ、ある程度の実効性が確保された施策を取り込んで欲しい。
(委員長)当計画が策定されると、それに従い春日井市の組織や関係機関が子どもの読書活動を推進していくことになるが、計画そのものを春日井市が策定するのか、それとも春日井市教育委員会が策定するのか教えて欲しい。
(部 長) 春日井市が主体となり、教育・福祉以外の部門も含め、市全体で子どもの読書活動推進にどの様に取り組んでいくのか示すべき計画であると考えている。ちなみに、愛知県の計画は愛知県と愛知県教育委員会の連名になっている。
(D委員) 会議資料(5)21ページに「障がいのある子どもを対象にしたサービスの充実」と 記載されているが、市内に存在する養護学校・高等養護学校における図書室や読書活動の実態を調査し、当計画に反映させて欲しい。
(館 長) 実際に養護学校・高等養護学校に出向き、それらの実態を調査するとともに、子どもの読書活動支援に携わっているボランティアの意見も可能な限り取り入れたいと考えている。
(E委員) 会議資料(5)施策体系において「基本目標」と「施策の方向」では推進が中心になっている箇所が、「取組」に目をむけると「啓発」が中心になっていることに多少の違和感を覚えるので、文言の整理をして欲しい。
(F委員) 同じく会議資料(5)施策体系の「基本目標」で、「1 家庭・地域・学校などにおける読書活動の推進」と記載されているが、保育園・幼稚園が「家庭・地域」に包括される点には納得がいくが、小中学校と高校の読書活動が「家庭・地域」と包括したカテゴリーとして扱われている点に違和感を覚えるので、「家庭・地域」と「学校」に分けることも検討して欲しい。
(3)その他
(事務局)次回開催日を7月6日午後、7月7日午前・午後の開催予定で日程調整を行うこととする。
(館 長) アンケートの内容に関する意見は5月25日迄に、骨子案に関する意見は5月31日までに事務局に提出して欲しい。
午前11時52分に委員会を終了した。
上記のとおり、第1回春日井市子ども読書活動推進計画(第二次)策定委員会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事要旨を作成し署名する。
平成22年5月31日 岩田 雪子