令和元年度 春日井市放課後教室運営委員会議事録

ページID 1024216 更新日 令和3年3月26日

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1 開催日時

令和2年2月14日(金曜日) 午前10時~午前11時

2 開催場所

春日井市役所 9階 教育委員会室

3 出席者

【委員長】

春日井市立勝川小学校長 山田勝史

【副委員長】

春日井市小中学校PTA連絡協議会母親委員長 青木絹代

【委員】

春日井市小中学校PTA連絡協議会母親副委員長 熊谷桂子 
春日井市区長町内会長連合会理事 小川 貢
春日井市区長町内会長連合会理事 小林一信
春日井市立藤山台小学校長 前川健治
丸田小学校放課後なかよし教室運営指導者 浅野博子
放課後なかよし教室コーディネーター 山田ひと美

【事務局】

教育部長 松原眞一
学校教育課長 大城達也
学校教育課課長補佐 長谷川英輝
学校教育課主査 加藤恵子

4 傍聴者

 1名

5 議題

  1. 放課後なかよし教室について
  2. 土曜チャレンジ・アップ教室について
  3. サマー・スクールかすがいについて

6 会議資料

7 議事内容

1 放課後なかよし教室について

【加藤主査】

 資料1「令和元年度放課後なかよし教室の取組状況」について説明

【小林委員】

 登録人数が、平成30年度3,272人から令和元年度3,439人と増加しているとありますが、これは登録人数ですか。実際の活動人数ですか。

【加藤主査】

 12月現在で登録している児童の数になります。
 参加人数は、平成30年度は144,881人で令和元年度は155,604人となっています。

【大城課長】

 平成30年度は、登録人数が3,272人で1日あたり平均利用者人数が1,103人利用していますので、利用しているのが登録者の3分の1程度になります。市内37校ありますので、1校あたりに計算すると30人前後の児童が利用していることになります。

【山田委員長】
 なかよし教室に対する保護者の要望は年々高まっていると思いますが、平成30年度はいったん登録人数が減っています。どんな要因が考えられるでしょうか。
【加藤主査】
 はっきりとした要因はわかりませんが、可能性としては子どもの家の利用など他の居場所で活動されるお子さんが増えたのが要因のひとつと考えられます。
【山田委員長】
 平成30年度は、公的な学童保育、民間の学童保育を利用した人が増えたのでは、ということですね。
【大城課長】
 春日井市では、子どもの数が年々減っています。利用者の8割である1、2年生の数も年々減っています。そういった中で登録人数、参加人数がほぼ横ばい、あるいは増加傾向にあるのは、利用率が増えているからだと考えています。利用率もほぼ上限に達しつつあるのかなとみています。今後は誤差の範囲での横ばい傾向が続くのではとみています。利用率は上限に近いと踏んでいたのですが、サマー・スクールかすがいを実施することによって、今まで子どもの家を利用していた方が、なかよし教室とサマー・スクールかすがいとの組み合わせで大丈夫となると、子どもの家の利用者が、なかよし教室とサマー・スクールかすがいに移ってくる可能性を考えています。そうなると今まで考えていた利用率の上限がさらに上がるかもしれません。ただ、母体となる子どもの人数は減ってきているので、急激な増加があるわけではないと考えます。
【山田委員長】

 子どもの人数がそんなに減っていない状況の中で、利用率が高くなっている状況であるということですね。

 採決の結果、全員一致で【資料1】令和元年度放課後なかよし教室の取組状況について承認。

【加藤主査】

 資料2「令和2年度放課後なかよし教室の取組」について説明

【浅野委員】

 デイサービスの件ですが、特別支援学級に在籍する児童や特別な配慮が必要な児童と記入がありますが、支援が必要でないお子さんも、民間の学童に行く時に、まず、なかよし教室に参加する、という状態がでてきています。今後増えるのではないかという気がしています。支援のお子さんだけではないということをお伝えしたいと思います。
 また、民間の学童を利用するお子さんの保護者参加がほぼありませ ん。月に1回程度保護者参加をお願いしていますが、参加カードを出して保護者参加がほぼないのが現状です。

【山田委員長】
 なかよし教室を利用して、そのまま連続して放課後デイサービスを利用するお子さんが増えているという現状と、放課後デイサービス等に参加しているお子さんは、保護者参加をする方が少ないということですね。
【小林委員】

 子どもに何かあったら、保護者に連絡する体制はできているのですか。

【浅野委員】
 保護者の連絡先を申込みの時に記入してもらっています。4人まで連絡先氏名を記入する欄があります。民間学童やデイサービスにも何かあったら連絡するようにしています。
【小林委員】
 私の区内でプールを運営していますが、昨年こういった事例がありま した。小さいお子さんが、寒かったため少し嘔吐しました。心配だったので全部水を抜いて掃除をし、水を入れなおしたのですが、その際に嘔吐した子の保護者に連絡がつくのに1時間かかりました。おそらく連絡先が職場だったと思うのですが、連絡先がわかっても非通知だと出ない方がいます。連絡については徹底しておかないと、何のための連絡先なのかと思います。
【山田委員長】
 子どもの安全に関わることですので、保護者に徹底をしておかないといけませんね。
【小林委員】
 登録の際に、この間は必ず連絡がとれるように、という一文があるといいですね。
【前川委員】
 学校現場でも同じようなことが起きていて、実際に働いている方は電話に出られにくいという現実があります。職場のコンプライアンスなどのルールで携帯を持ち込めない場合もあります。お子さんの事なので、 悪意で出られないということはないと思います。現実問題はお仕事の休憩時間や勤務時間が終わったときに気づくこともあり、現実に対処するのは難しいです。学校でも同じようなことがおきるので、なかよし教室と連携して、お互いのデータを更新しあうことも必要だと思います。ルール化しつつも働いている方が多いので難しいです。
【小林委員】
 緊急時は携帯でなくても職場の電話に連絡するなど、社会の中のルールが必要だと思います。
【山田委員長】
 前川委員から学校現場での実情をお話していただき、企業の環境として難しいところがあるという情報も流していただきました。社会全体で子どもの安全を意識した環境改善が必要ですが、難しい課題です。
【小林委員】
 回覧板でプール開き等のお願いをする際には、こういう対応をしてくださいという一文を入れようと思っております。住所は個人情報だから教えたくないという方もいます。しかし命に係る個人情報ですから、プールに子どもを預けるのであれば、その間ぐらいは連絡が取れるようにしてほしいです。きちんと管理していますが、預かる以上は責任があります。
【山田委員長】

 個人情報管理という点では社会的に敏感になってきていますが、子ど もの安全のために、という限定したケースで個人情報を頂いて活用させていただいています。学校現場でもPTAの活動について、たくさん情報を頂きますけど、それはPTAの活動のみで利用させていただいています、という規定を学校で作っています。保護者の方にはしっかり説明する必要があります。

 採決の結果、全員一致で【資料2】令和2年度放課後なかよし教室の取組について承認。

2 土曜チャレンジ・アップ教室について

【加藤主査】

 資料3「令和元年度土曜チャレンジ・アップ教室の取組状況」について説明

【熊谷委員】

 土曜チャレンジ・アップ教室が開かれていることを存じていなかった のですが、いつから始まっていて、今後拡大していく方向ですか。

【加藤主査】
 平成27年度から始まっています。当初は4校でスタートしています。 各学校に希望アンケートをとらせていただいて、希望する学校について実施させていただいています。希望しない学校の理由としては、日頃から地域やPTAの行事など定期的に入っているので、土曜チャレン ジ・アップ教室を新たに追加して行事として行う必要がないとご回答いただいています。地域の実情に応じてになります。
【山田委員長】

 藤山台小学校では、将棋教室を連続講座で行っています。毎回同じ子が来るのか。連続講座でのメリット、デメリットはありますか。

【前川委員】
 講師の方が3名ほどいます。希望をする児童を募りますが、「将棋が好きになり、広めていきたい。将棋ができる子にとっては、より将棋を上達してほしい」という指導者の思いもあって、連続講座となっています。 登録制ですが、最初に登録していなくても大丈夫です。いまの将棋ブー ムからこの企画がでてきました。今やっている子は将棋が好きな子で、 ほぼ毎回来ている子がいるようです。
【山田委員長】
 指導の方は、毎回同じ方になりますか。
【前川委員】
 基本、同じ方になります。
【山田委員長】
 これだけの数を実施していただける方が、地域住民にいるという条件が揃っているということですね。
【前川委員】
 指導者の方の熱意があります。
【小林委員】
 学校の負担はないですか。
【前川委員】

 行政の方が主体と言いつつも、学校を開けないといけませんし、何かあったときのことを考えると心配な気持ちになりますので、教頭、校長が来たりしています。どんな活動をしているのか見たいという思いもあります。負担のない範囲で各学校が希望されます。

 採決の結果、全員一致で【資料3】令和元年度土曜チャレンジ・アップ教室の取組状況について承認。

【加藤主査】

 資料4「令和2年度土曜チャレンジ・アップ教室の取組について」説明

【山田委員長】

 課題として人材確保、発掘だと思います。本校でも部活動指導員を外部の人でお願いできないかお声がけをしていますが、なかなか集まらないです。市として制度をつくり手当も出します、と言いますが、なかなか難しいです。皆様の方で情報があれば事務局も助かるのではないかと思います。

【小川委員】

 区の役員の確保も同じです。中部大学現代教育学部の支援があってこそ成り立っているということですね。取組としてはいい取組だと思いますが、学生はともかく人材の確保は難しいと思います。気持ちの問題もあると思います。継続性も大事です。ある程度継続制を大事にしないといけないのではと思います。
 何人ぐらい学生さんはいらっしゃるのですか。

【加藤主査】

 中部大学の中で活動している「なるほど子どもアカデミー」という学生が中心となってやっていますが、10 人前後来ていただいています。参加人数が少ない場合は、ほぼマンツーマンに近い形で子どもと接しています。

【小川委員】
 多くの学校に広めていただきたいです。継続性をもって行うのが理想です。
【山田委員長】

 なかよし教室と裏表です。働いている世代は仕事があるから、子どもを預けたい。親世代は余裕がないわけですから、学生か子育てから手が離れた世代にスポットを当てて人材を発掘するしかないです。

 採決の結果、全員一致で【資料4】令和2年度土曜チャレンジ・アップ 教室の取組について承認。

3 サマー・スクールかすがいについて

【加藤主査】

 資料5「令和元年度サマー・スクールかすがいの取組状況」について説明

【浅野委員】

 利用率が6割ぐらいだったとありますが、高学年の子が来なくなったり、始まる直前に辞退した子がいました。それは、落選者の方に気の毒でした。ふたを開けてみないとわからない部分ですが、利用できなかった方が繰り上げできればいいと思いました。

【山田委員長】
 落選者が多いのに利用者が6割ということが課題だということですね。一日の利用者の実態はどうでしたか。
【加藤主査】

 だいたい朝から3時頃まで利用するお子さんが多かったです。8時20分ぐらいから8時40分ぐらいまでの間に集中してお子さんを預けに来る方が多く、午前中だけで帰るお子さんもいましたが少数でした。ほとんどのお子さんは3時ぐらいまではいました。4時30分ぎりぎりの子は少なかったです。

【山田委員長】
 夏休み期間中は、ずっと毎日のようにサマースクールに来る子が多いのか、ぽつんぽつんと来る子が多かったのか。
【加藤主査】
 毎日来る子は少数でした。
【松原部長】
 24日間開催する中で、20日間ぐらい来た方が2割弱、半分の13日ぐらい来た方が3割位。それ以外の方が12日未満です。よって割と余裕があったのかもしれません。
【小林委員】
 ある程度、余裕をもって登録をしないと4割が、来れるはずなのに来れないということですよね。
【山田委員長】
 幅を持たせるというご意見ですね。
【小林委員】
 ホテルの予約はキャンセルも見込んでとります。がちがちではなくて。
【浅野委員】
 お弁当を持ってくるので、お弁当を着席して食べさせたいです。アレルギーのお子さんとは、席を離さないといけません。まだ小さい子なので、触っただけでも気になるというご父兄からのご要望があります。そういうことを考えると、たくさん受け入れても問題ないという気持ちはありますが、現実問題は難しいのかと思います。工作等の準備などしないといけません。
【小林委員】
 その日のイベントに対して予約があるのですか。
【浅野委員】
 予約はないです。工作などの物は来なかった場合は最終的に配らないといけません。サマースクールの終わりの頃はその手配が大変でした。
【小林委員】
 前もって予約があれば発注できますよね。でも、それがアバウトだと大変ですね。
【浅野委員】
 その日だけの発注ができないです。来ていない4割の子には最終日までに連絡を取って、取りに来てもらうなど手続きが大変でした。
【小川委員】
 令和元年度が初めてであれば、数年経てば状況がわかりますよね。当初200名だったのが283名に増やした、283名に対しての6割ですよね。 初めての取組になるので経験になっていくのでしょうね。継続していくのものであれば、当選された方は出席していただける形となり、出席率があがってくるのではないですか。
【山田委員長】

 新規事業になりますし、様子見のところがありますね。

 全員一致で【資料5】令和元年度サマー・スクールかすがいの取組状況について承認。

【加藤主査】

 資料6「令和2年度サマー・スクールかすがいの取組」について説明

【小林委員】

 課題はスタッフの人材確保ですね。その人達のエネルギーが伝わるとすべてがうまくいきますね。

【山田委員長】

 引き続き、様子を見ながら子どもにとっても保護者にとってもよりいい形でサマースクールが展開していけたらいいと思います。

 採決の結果、全員一致で【資料6】令和2年度サマー・スクールかすがいの取組について承認。

 上記のとおり令和元年度春日井市放課後教室運営委員会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、委員長及び副委員長が署名する。

 令和2年3月14日
               会長  山田 勝史
               副会長 青木 絹代

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