平成21年度第2回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録
1 開催日時
平成21年9月18日(金曜日) 午後1時30分から午後2時30分
2 開催場所
春日井市役所3階 304・305会議室
3 出席者
- 【会長】
- 学識経験者 鬼頭 大一
- 【副会長】
- 春日井市ボランティア連絡協議会 永草 よね子
- 【委員】
- 愛知県春日井保健所 冨樫 亮子
春日井市歯科医師会 瀬川 伸広
春日井市薬剤師会 中垣 幸男
愛知県柔道整復師会 春日井 和幸
春日井市老人クラブ連合会 大村 義一
春日井市民生委員児童委員協議会連絡会 伊藤 智允 - 【事務局】
- 健康福祉部 部長 早川 利久
介護保険課 課長 野村 誠
介護保険課 課長補佐 加藤 俊宏
介護保険課 課長補佐 伊藤 誠
介護保険課 主査 古畑 利子
介護保険課 主事 竹内 智也
4 議題
- 地域密着型サービス事業者指定等について
- 地域密着型サービス事前協議について
- 特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について
5 会議資料
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議題1資料 地域密着型サービス事業者指定について (PDF 78.3KB)
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議題1資料 その他(1) 日常生活圏域別整備状況 (PDF 145.4KB)
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議題1資料 その他(2) 第3期・第4期介護保険事業計画 地域密着型サービスの日常生活圏域別整備計画及び指定状況 (PDF 141.3KB)
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議題2資料 地域密着型サービス事業者事前協議について (PDF 88.0KB)
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議題3資料 特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について (PDF 165.6KB)
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平成21年度第2回春日井市地域包括支援センター運営等協議会次第 (PDF 62.7KB)
6 議事等の内容
【野村課長】 これより、平成21年度第2回地域包括支援センター運営等協議会を開催いたします。本日は、隈井委員、伊藤昌委員、倉知委員が欠席されております。なお、本日の会議は、個人情報を取り扱いませんので、公開の会議となり、1名の傍聴者の方がおみえになっております。
それでは会議の方へ移りますので、これより先は、鬼頭会長に議事進行をよろしくお願いいたします。
【鬼頭会長】 それでは議題の方へ入りたいと思います。
議題1「地域密着型サービス事業者指定について」事務局から説明を求めます。
【加藤課長補佐】 議題1資料「地域密着型サービス事業者指定について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 ご質問やご意見のある方はご発言をお願いします。
【瀬川委員】 その他資料の第3期・第4期介護保険事業計画について、小規模多機能型居宅介護の整備計画が、他の事業に比べ多いですが、何か理由があるのでしょうか。
【加藤課長補佐】 新しい事業ですので、可能な限り整備したいということから、整備計画の方には多く入れてあります。しかし、小規模多機能型居宅介護は、その中にショートステイがありますので、1年を通して全く休日がないということと、夜間の職員配備が必要であり、必ずその事業所に職員が泊まらなければいけないといった条件があります。そのため、単独の施設では、経営的に非常に厳しく、条件に合う職員体制がなかなかとれないといったようなことから、手を挙げられる事業所が少ないのが実状であります。
【永草副会長】 手を挙げられる事業者の方々には、どういった条件がありますか。
【加藤課長補佐】 事業の種類によって異なりますが、株式会社、有限会社、社会福祉法人、医療法人といった法人格を持っている必要があります。また最近は、個人の方でも、資本金も少なくある程度簡単に法人格が取れますので、法人格をとられた方、とる予定の方であれば参入することができます。
【鬼頭会長】 他にご意見、ご質問はないようですので、議題1につきましては、更新指定として1事業所と、法人の吸収合併による事業廃止・事業者指定を承認することでご異議ありませんか。
【全委員】 異議なし。
【鬼頭会長】 議題2「地域密着型サービス事業者事前協議について」事務局から説明を求めます。
【加藤課長補佐】 議題2資料「地域密着型サービス事業者事前協議について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 医療法人北陽会が選定されたということで、経緯を説明していただきましたが、本協議会の役割としては、報告を聞き置くだけでよいのか、それとも、この市の決定を承認するといった権限があるのでしょうか。
【加藤課長補佐】 事業者の事前協議については、市が立ち上げた審査委員会が行っておりますので、本協議会において事業者の選定、承認をお願いするものではありません。本協議会におきましては、事前協議審査の方法、考え方が適当かどうかを協議していただくものと考えております。
【鬼頭会長】 医療法人北陽会が選定された理由として、防災面で平屋であること、事業者の運営実績、医療連携の面で優れていたためと説明がありましたが、その詳細は不明であるため、今後は事前協議審査委員会での検討内容も多少説明してください。他の委員のみなさまどうですか。
【永草副会長】 事業者によって長所、短所があると思います。この審査に通らなかった事業者はどういった理由からなのか、もう少し詳細情報を提示していただいてもよいと思います。
【早川部長】 説明が不十分であることをお詫び申し上げます。このような市の選定方法を監視するという意味もあり、本協議会において説明をさせていただいておりますので、報告としてお受け下さい。
【鬼頭会長】 議題1でおこなったような事業者指定の承認は、今後別に行い、それについて意見を述べるはこの協議会の権限ですね。
【加藤課長補佐】 はい、それは本協議会の所掌事務であります。事業所の建物が完成して、職員体制も整った段階で、事業者指定の申請書が提出されますので、そのとき初めて指定を行います。
【鬼頭会長】 議題2については、委員として責任を果たすものでないならば、議題から外していただき、報告とすべきと思います。
【早川部長】 今後の協議会においては、報告のかたちとさせていただきます。
【大村委員】 事前協議審査委員会の内容も少々提示していただければ、私たちも理解しやすいと思います。
【鬼頭会長】 それでは、他に質問もないようですので、質疑を終了します。地域密着型サービス事業者事前協議について、報告を受けました。
次に、議題3「特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について」説明をお願いします。
【伊藤課長補佐】 議題3資料「特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 厚生労働省通知の内容について説明をお願いします。
【伊藤課長補佐】 地域包括支援センターの作成する介護予防サービス計画、いわゆるケアプランにおいて、正当な理由なく特定の事業者に偏っていないか、あるいはそういった特定の事業者にサービスを不当に誘引していないかといった点を勘案して、必要な基準を作成した上で、事業内容を評価するものであります。
当市の基準は、年間2回、介護予防訪問介護、介護予防通所介護、介護予防福祉用具貸与の三つのサービスにおいて、最も高い事業者の利用割合が、90%を超えないこととしております。
【鬼頭会長】 介護保険は基本的には契約ですね。ここへ行きたい、ここと契約したいというのは自由ですから、人気がある事業所に人が集まるのは自然だと思います。その場合、多少手を加えて、利用事業者を分散させるといったことがあるのでしょうか。
【竹内主事】 超えないように振り分けなさいと決められているわけではありません。もし極端に人気のある事業所があって、90%を超える偏りが発生した場合は、その理由を地域包括支援センターから提出させ、偏りの原因が正当であるかを本協議会で審議していただくことになります。
【加藤課長補佐】 ケアマネジャーの事業所と並んで、ヘルパー、デイサービス等を同事業者が運営している場合も多くありますので、ケアマネジャーが意図的に自分の事業者に利用者を集めれば、その事業者としては収益が上がります。それを防止するため、国の方で90%を超える場合はペナルティーを課しています。地域包括支援センターの場合は、そういったペナルティーはありませんが、同様のことが起こりうるため、本協議会で審議していただいております。
ただ実際のところ、議題3資料を見ていただくとわかるように、ほとんどの地域包括支援センターにおいて、利用者との契約が最も多い事業者は、その地域包括支援センターがある事業者であります。会長の言われるとおり、最終的には利用者と事業者の契約ですが、利用者はどこの事業所が良いかわからないことも多いと思います。その際、モデルとして自分の事業者のサービスを紹介し、そのまま契約に至ることも多いと思われます。
【鬼頭会長】 事業所の紹介は、利用者も必要としていると思います。
【永草副会長】 利用者の方々は、利用していくなかで評判を聞いて、2回、3回と、サービスの良いところに移っていかれるようです。
【鬼頭会長】 制度として職員体制や業務内容が決まっていることで、機械的な評価をすればそこまでの優劣はないかもしれませんが、同じサービスでも、例えばその内容であったり、笑顔のあるないでも大きく違います。評価というものはそういった部分に現れるものだと思います。基本的には、自分の性に合っていて、サービスも良い、様々な面から評価して総合的に一番良いと思うところを利用してもらえるのが望ましい。
【鬼頭会長】 それでは、他に質問もないようですので、議題3につきましては、介護予防サービス事業者の偏りについては、90%の基準を超えていないことから、偏りはないと評価することとしてよろしいか。
【全委員】 異議なし。
【鬼頭会長】 本日の議題は全て終了いたしましたが、この他に、委員の皆さま、事務局から何かございましたら発言をお願いします。
【大村委員】 今年10月に要介護認定における調査項目の見直しがあるという話ですが、実状はいかがでしょうか。もう1点、有料老人ホームと利用者のトラブルについて、市では何か把握されておりますか。
【野村課長】 まず1つ目の質問につきまして、4月から新しい要介護認定調査システムになり、以前のものより要介護度が軽くなるのではないかという懸念がされておりました。実施していくなかで厚生労働省が検討会を行い、出した結論としては、この10月から、調査項目のうち43項目をほぼ以前の内容に戻すということでした。国全体でみれば、軽度に判定された方が増加しているという結果も出ているようですが、春日井市ではそこまでの結果は出ておりません。
2つ目の質問につきまして、特に報告は受けておりません。
【鬼頭会長】 他にご意見、ご質問もないようですので、平成21年度第2回地域包括支援センター運営等協議会を閉会させていただきます。
【野村課長】 長時間にわたりありがとうございました。本日頂きましたご意見を地域包括支援センターや地域密着型サービスの運営に反映させていただきます。次回開催予定については次第のとおりです。後日、開催の通知は文書でお知らせいたしますので、よろしくお願いします。
上記のとおり、平成21年度第2回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、会長又は副会長が署名及び押印する。
平成21年10月22日
鬼頭 大一
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