平成21年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録

ページID 1007515 更新日 平成29年12月27日

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1 開催日時

平成21年12月22日(火曜日) 午後1時30分から午後2時30分

2 開催場所

春日井市役所4階 第2委員会室

3 出席者

【会長】
学識経験者 鬼頭 大一
【副会長】
春日井市ボランティア連絡協議会 永草 よね子
【委員】
春日井市歯科医師会 瀬川 伸広
愛知県柔道整復師会 春日井 和幸
春日井市社会福祉協議会 伊藤 昌
春日井市老人クラブ連合会 大村 義一
春日井市民生委員児童委員協議会連絡会 伊藤 智允 
春日井市居宅介護支援事業者連絡会 倉地 一美
【事務局】
健康福祉部 部長 早川 利久
介護保険課 課長 野村 誠
介護保険課 課長補佐 加藤 俊宏
介護保険課 課長補佐 伊藤 誠
介護保険課 主査 古畑 利子
介護保険課 主事 竹内 智也

4 議題

  1. 地域密着型サービス事業者指定について
  2. 地域密着型サービス事業者事前協議について

5 報告

  1. 地域包括支援センターの実績について
  2. 介護予防事業について

6 会議資料

7 議事等の内容

【野村課長】 これから平成21年度第3回地域包括支援センター運営等協議会を開催いたします。本日は、冨樫委員、隈井委員、中垣委員が欠席されております。なお、本日の会議は、個人情報を取り扱いませんので、公開の会議となり、1名の傍聴者の方がおみえになっております。
 それでは会議の方へ移りますので、これから先は、鬼頭会長に議事進行をよろしくお願いいたします。
【鬼頭会長】 それでは議題の方へ入りたいと思います。
 議題1「地域密着型サービス事業者指定について」事務局から説明を求めます。
【加藤課長補佐】 議題1資料「地域密着型サービス事業者指定について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 更新指定について、詳しく説明をお願いします。
【加藤課長補佐】 基本的に地域密着型サービスについては、春日井市の被保険者は、春日井市の事業所しか利用できません。しかし、平成18年4月1日に地域密着型サービスとして制度化される以前にも、グループホームという施設はあり、例えば春日井市の人が名古屋市のグループホームを利用するといったことが可能でした。現在の制度になった段階で、他市町村の利用者が、すべて利用できないということになりますと、従来そこで生活されていた方の生活が成り立ちません。そのため例外的に、平成18年4月1日以前から利用者がある場合で、引き続きその施設のある市町村から同意が得られるときは、地域密着型サービス事業者指定を行うことができます。
 今回更新指定されました、名古屋市および尾張旭市の2か所のグループホームについては、新たに春日井市の被保険者が利用することはできませんが、名古屋市および尾張旭市が同意のうえで、従来からの利用者については、継続利用が可能です。
【鬼頭会長】 他にご意見、ご質問はないようであれば、議題1につきましては、1月1日の新規指定として1事業所と、12月26日の事業廃止として1事業所、更新指定として2事業所の指定を承認することでご異議ありませんか。
【全委員】 異議なし。
【鬼頭会長】 議題2「地域密着型サービス事業者事前協議について」事務局から説明を求めます。
【加藤課長補佐】 議題2資料「地域密着型サービス事業者事前協議について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 ご質問やご意見のある方はご発言をお願いします。
【大村委員】 地域密着型介護老人福祉施設の整備にあたり、応募が少ないということには何か理由があるのでしょうか。
【早川部長】 事業者の方々の声を聞く限りでは、定員が29名と限定されているため、単体での経営が難しいとのことです。
【瀬川委員】 篠木ということは、1の中央、北部または南部地区ということですが、そうすると2については整備されないということですか。
【加藤課長補佐】 今回の計画では、平成21年度から平成23年度までの間に、地域密着型介護老人福祉施設を2か所整備することとしております。今回、平成22年度整備ということで、2か所募集した結果、1か所ということでしたが、今後、高蔵寺東部または高蔵寺西部地区、もしくは市内全域を含めて、もう1事業所を整備するように募集するかどうかは、今後検討してまいります。
【瀬川委員】 募集するのか、これで終わるのか今は未定ということですね。ちなみに北陽会さんは、前回の協議会にてグループホームの運営も新たに行うと報告がありましたが、例えば北陽会さんがさらに中央、北部または南部地区で手を挙げるということも可能なのでしょうか。
【加藤課長補佐】 それは可能です。ただし、例えば市内全域で募集をかけて、高蔵寺東部または高蔵寺西部地区で手が挙がったときは、優先的な配慮を行うこともありえます。
【瀬川委員】 同じ地区で2箇所であってもそれは構わないということですね。
【加藤課長補佐】 1か所すでに選ばれたからといって、手を挙げられないということはありません。
【鬼頭会長】 ご発言が他にないようですので、質疑を終了します。地域密着型サービス事業者事前協議について、報告を受けました。
 それでは次に報告事項に入ります。報告1「地域包括支援センターの実績について」説明をお願いします。
【伊藤課長補佐】 報告1資料「地域包括支援センターの実績について」、「実態把握調査等」に基づき説明。
【鬼頭会長】 認知症についての相談件数が増加しているとの報告がありましたが、認知症の対応については、これから非常に大きな問題になると思います。地域包括支援センターが合同で研修会といったようなことを開催しているという報告もありましたが、例えばどういった内容がありますか。
【竹内主事】 一例として、地域包括支援センターの主任介護支援専門員による取り組みをご紹介します。担当地区の隣接する2つの地域包括支援センターが合同で、地域のケアマネジャーの方々に対し、研修会を行っております。今年度については、特に認知症についてという内容での開催はありませんが、研修会の目的として、地域のケアマネジャーに知識を伝えるだけはなく、地域のケアマネジャーがひとりひとり抱え込むことがないよう、悩みを解消できるような機会をつくることを考えています。頻度としては、2か月に1回の開催しているセンターから、半年に1回のセンターまで様々ですが、複数回開催することで、地域のケアマネジャーとの繋がりを強化したいと考えております。
【伊藤課長補佐】 認知症の関係につきましては、今年度、シンポジウムが2回開催されました。10月10日には、愛知県春日井保健所が主催で、春日井市民会館にて開催され、春日井市も協力させていただきました。600名ほどの参加がありました。さらに11月29日には、市としても参加しております春日井市認知症地域連携の会の主催で、認知症の理解を深めるということで、シンポジウムを行いました。総合福祉センターにて開催し、210名ほどの参加がありました。
【鬼頭会長】 春日井市にも認知症介護研究・研修センターが実施する、認知症介護指導者養成研修を受けられた方がおられると思います。認知症介護を行う職員を指導する立場のものへ、非常に質の高い研修を行っておりますので、受けられた方は、認知症に対する指導力が高い。施設関係者が受けられることが多いと思いますので、その所属長に理解いただいて、積極的に活用されるといいと思います。
 ご発言が他にないようですので、質疑を終了します。平成21年度上半期における地域包括支援センターの実績について報告を受けました。
 それでは次に報告2「介護予防事業について」説明をお願いします。
【古畑主査】 報告2資料「特定高齢者把握事業」、「平成21年度介護予防事業」に基づき説明。
【鬼頭会長】 特定高齢者の選定について、詳しく説明をお願いします。
【古畑主査】 基本的に、65歳以上で、介護認定を受けていない方が対象です。特定健診か、75歳以上の方は後期高齢者健診を受けていただくとき、25項目の基本チェックリストという問診に回答していただき、その中で一定の基準を超えた方が特定高齢者の候補者となります。
 その候補者に対し、血液検査、口腔機能検査等を行い、その結果をみて、医師が特定高齢者の決定を行います。
【鬼頭会長】 つまり健診を受けなければ対象にならないということですね。
【春日井委員】 春日井市内の介護認定を受けていない高齢者の方で、定期健診を受けられている方はどのくらいみえますか。
【野村課長】 現在春日井市における65歳以上の方は約58,000人、そのうち介護保険認定者約8,500人を引きますと5万人弱でしょうか。定期健診を受けられている方は、資料5をみると6,695人ということですので、割合にすると上半期で約13%ということなります。医療機関にて健診を受けられる方が少ないのが事実です。
【永草委員】 健診に行き、基本チェックリストの問診の際、看護師さんと1対1で行うと、とても時間がかかります。問診を前もって、自分でチェックするというのはどうでしょうか。スムーズに健診が受けられるようになると、実施率も上がるのではないでしょうか。
【古畑主査】 病院によっては、待ち時間の間に、基本チェックリストを記入していただいて、チェックまで終わった段階で診察という病院もございます。また社会保険加入者の場合は、先に基本チェックリストを送らせていただいき、返送していただいた結果をみて、機能低下がみられる方に受診を勧めております。医療機関による差もあるかもしれません。
 基本チェックリストには、回答に迷うような設問もありますので、今年度から記入例を作成し、医療機関に設置したり、送付の際に同封しております。今後も検討してまいります。
【鬼頭会長】 実施率が低いことは問題のひとつでしょう。定期的に医療機関にかかっているから必要ないという方も多いかもしれません。
【野村課長】 介護予防という位置付けがまだまだ身近なものではなく、例えば歯でも痛くなってからしか歯医者さんに行かないというパターンも多いかと思います。自分は元気だという認識ですと、なかなか足が病院に向かない、足を運ぶということがないということも多少はあるかと思います。
【瀬川委員】 春日井市がとりわけ低い、高いということもなく、全国と比較してもだいたい平均的な数字なのでしょうか。
【古畑主査】 平均的な数字であります。
【鬼頭会長】 介護予防について、理解が深まるような取り組みが必要かと思います。受診される方の割合が低い原因も含め研究していただき、今後の対応を考えていただきたい。
 ご発言が他にないようですので、質疑を終了します。平成21年度上半期における介護予防事業について報告を受けました。
 それでは最後に、次第の「4 その他」へ移りたいと思います。ご発言のある方はお願いします。
【野村課長】 今後の協議会予定についてお知らせいたします。次第に記載しましたとおり、来年3月23日に、今年度最後の協議会を予定しておりますので、ご出席お願いいたします。後日、開催の通知は文書でお知らせいたしますので、よろしくお願いします。
【鬼頭会長】 ご発言が他にないようですので、会議はこれで終了とさせていただきます。事務局へ進行をお返しいたします。
【野村課長】 長時間にわたりご審議ありがとうございました。本日頂きましたご意見を地域包括支援センターや地域密着型サービスの運営に反映させていただきます。これで平成21年度の第3回の協議会の開催日程は終了となります。本日は長時間にわたり、ありがとうございました。


 上記のとおり、平成21年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、会長又は副会長が署名及び押印する。

平成22年1月13日

  鬼頭 大一

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健康福祉部 地域福祉課

電話:0568-85-6187 ファクス:0568-84-5764
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