平成21年度第4回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録

ページID 1007516 更新日 平成29年12月27日

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1 開催日時

平成22年3月19日(金曜日) 午後1時30分から午後2時30分

2 開催場所

春日井市役所4階 第3委員会室

3 出席者

【会長】
学識経験者 鬼頭 大一
【副会長】
春日井市ボランティア連絡協議会 永草 よね子
【委員】
春日井市歯科医師会 瀬川 伸広
春日井市薬剤師会 中垣 幸男
愛知県柔道整復師会 春日井 和幸
春日井市社会福祉協議会 伊藤 昌
春日井市民生委員児童委員協議会連絡会 伊藤 智允 
春日井市居宅介護支援事業者連絡会 倉地 一美
【事務局】
健康福祉部 部長 早川 利久
介護保険課 課長 野村 誠
介護保険課 課長補佐 加藤 俊宏
介護保険課 課長補佐 伊藤 誠
介護保険課 主査 古畑 利子
介護保険課 主事 竹内 智也

4 議題

  1. 地域密着型サービス事業者指定等について
  2. 地域密着型サービス事前協議について
  3. 特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について

5 会議資料

6 議事等の内容

【野村課長】 これより、平成21年度第4回地域包括支援センター運営等協議会を開催いたします。本日は、冨樫委員、隈井委員、大村委員が欠席されております。なお、本日の会議は、個人情報を取り扱いませんので、公開の会議となり、1名の傍聴者の方がおみえになっております。
 それでは会議の方へ移りますので、これより先は、鬼頭会長に議事進行をよろしくお願いいたします。
【鬼頭会長】 それでは議題の方へ入りたいと思います。
 議題1「地域密着型サービス事業者指定について」事務局から説明を求めます。
【加藤課長補佐】 議題1資料「地域密着型サービス事業者指定について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 委員の皆様からご意見、ご質問はないようですので、議題1につきましては、更新指定として1事業所を承認することでご異議ありませんか。
【全委員】 異議なし。
【鬼頭会長】 議題2「地域密着型サービス事業者事前協議について」事務局から説明を求めます。
【加藤課長補佐】 議題2資料「地域密着型サービス事業者事前協議について」、「日常生活圏域別整備状況図」に基づき説明。
 募集数を超えて、計画書の提出がありましたので、より良い事業者を選定するために、庁内の職員5名を委員とする、地域密着型サービス事前協議審査委員会を3月12日に開催いたしました。
 審査は、資料4ページの審査項目による採点方式です。おのおの3から5個を審査項目として、各委員が採点を行い、整備事業者の選定を行いました。その結果、5名の委員のうちすべてが、1位をつけた4番目の下市場町の整備計画を選定いたしました。
 整備計画の概要としましては、約4000平方メートルの敷地に、今回募集をしたグループホームだけでなく、有料老人ホーム、医療機関、薬局を一体で整備し、各施設間で連携を図っていくというものです。
 今回の結果につきましては、本日の協議会を経て通知をしていくということになっております。以上で議題2地域密着型サービス事業者事前協議について説明させていただきました。
【鬼頭会長】 4番目の2階建ての施設についてですが、これは2階部分も利用するわけですか。
【加藤補佐】 1階、2階ともグループホームとしての利用です。
【鬼頭会長】 先日、北海道のグループホームにおいて、深夜に大きな火災があったと報道されましたが、認知症の高齢者が多いと緊急避難が困難です。スプリンクラーなどの防火用設備だけでなく、職員の配置、避難訓練などにも配慮が必要です。選定にあたって、火災に対する配慮も、審査項目として検討されましたか。
【加藤課長補佐】 まず、審査委員5名のうちひとりは、消防の予防課長であります。防災の面では、平屋建ての方が望ましいという意見もありましたが、4番目の施設については、エレベーターが大型であり、また2階から、いわゆるスロープのような設備で、緊急的に降下が可能であることなどから、2階建てでも遜色ないというご意見がありました。
 職員体制につきましては、介護保険法のなかで、2ユニットの夜勤体制は一人でよいとされています。
 北海道の火災があったことから、市内11箇所のグループホームのうち10箇所につきましては、消防の予防課が全て、立入検査を行いました。特別養護老人ホームと併設のもう1箇所については、介護保険課から調査を行いました。11箇所の中には、消防法で年1回を義務付けている避難訓練が実施されていないなど、改善すべき点のある施設もありました。消防からの指示も含めて、災害が起こらないよう努めていただくことになります。
【伊藤昌委員】 資料では、株式会社とだけ記載されていますが、法人名の公表は可能でしょうか。また選定された法人は、今まで介護施設の運営経験があるのでしょうか。
【加藤課長補佐】 選定された4番目については、一宮市にある株式会社アバンセライフサポートという法人であります。この法人につきましては、グループホーム、デイサービス等、介護保険の事業所を運営しております。さらに人材派遣会社の運営も行っており、医療機関や介護保険事業所へ専門職員の派遣を行っております。
 今回出された6法人につきましては、すべて本市または他市においてグループホームを運営している事業所でありました。
【鬼頭会長】 事業者の選定について、結論だけでなくプロセスにつきまして、もう少し詳しく説明していただきたい。結論にいたるまでの合理性であるとか、妥当性というのを委員の皆様に納得していただく必要があるのではないかと思います。
【早川部長】 資料4ページの審査項目にあるポイントについて、それぞれを相対評価していきます。まず、施設が確実に整備されるかが大きなポイントです。例えば地域から猛反対がある、町内会の同意を得ていないなどがあれば、当然減点の対象になります。次に、施設は居住の場ですので、人が住むにあたってどうかということ、先ほどの防災の面などから、それぞれを相対比較していきます。
 今回選定された4番については、区画整理のなかで区画がはっきりしているということと、神領駅の北口に近いということ、買い物をするにしてもスーパーが近くにあるということなども大きな点でした。加えて、整備計画のなかに医療機関が入っていること、連携という点で、医療の提供がすぐできるというのは大きな点でした。そういった部分をいくつか相対評価した結果から、一番良いという判断をさせていただいております。
【倉地委員】 5名の審査委員の役職を教えていただけますか。
【加藤補佐】 健康福祉部長、介護保険課長、高齢福祉課長、消防本部予防課長、建築指導課長の5名です。
【鬼頭会長】 それでは、他に質問もないようですので、質疑を終了します。地域密着型サービス事業者事前協議について、報告を受けました。
 次に、議題3「特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について」説明をお願いします。
【伊藤課長補佐】 議題3資料「特定の介護予防サービス事業者への偏りの評価について」に基づき説明。
【鬼頭会長】 委員の皆様からご意見、ご質問はないようですので、議題3につきまして、介護予防サービス事業者の偏りについては、90%の基準を超えていないことから、偏りはないと評価することとしてよろしいか。
【全委員】 異議なし。
【鬼頭会長】 本日の議題は全て終了いたしましたが、この他に、委員の皆さま、事務局から何かございましたら発言をお願いします。
【春日井委員】 本日の会議からは、少し離れてしまうと思いますが、ひとつお聞きしたいことがあります。いわゆる一人暮らしの方を指して独居と言いますが、私の住む地区に、同一敷地内で、世帯は親子同じであるが、別棟で全く別の生活をしてみえる方がいらっしゃいます。この場合、独居老人としての関わり方となるのでしょうか。高齢者の方に軽い認知症があると思われるのですが、本人もお子さんには頼りたくない、家族の方も、ひとりで生活できているから大丈夫と、認知症があることを認めない。こういった場合はどうしようもないのでしょうか。
【野村課長】 我々としては、介護、福祉の面からどういったサポートが必要かという観点で関わることになります。親が高齢になり不調が出てこれば、生計が別であっても、まずご家族による支援が最優先です。しかし、ご家族が繋がりを拒否され、高齢者の方からサポートの依頼があれば、市の関わりも出てくると思います。
【永草副会長】 グループホームの避難訓練は、夜間職員がひとりになったときのことを考えて実施されているでしょうか。
【鬼頭会長】 介護報酬が変わらなければ、夜勤を2人に増やすのは経費的に困難な問題です。火災が起こったとき、職員ひとりで高齢者を2階からおろすのは非常に難しいことですから、少なくとも現行の体制のなかで不測の事態、事故が起こらないような職員の訓練、指導がまず大事であると感じます。現場の職員が知恵を出し合って考える、お互い気をつける以外ないと思います。また、近所の人たちが協力できる体制であるとか、地域連携を構築する必要があると思います。
 市の監督責任として、施設に対する監査など法上の規定がありますか。
【加藤補佐】 基本的に1年または2年に1度、市から実施指導へ入ります。地域密着型サービスは市が指定しておりますので、現在の11箇所のグループホームにつきましては、全て市が実地指導を行っております。さらにグループホーム自体が、地域の方々、地域包括支援センター、市の職員を含め、おおむね2か月に1度、運営推進会議を開催しておりますので、そういった機会に施設の状況等を把握し、地域連携の構築について話をしていきたいと思います。
【鬼頭会長】 最後になりましたが、私も協議会委員の一員としてご要望をしておきたいと思います。市として、グループホームなど施設における防災上の問題には目を光らせておいてもらいたい。また、認知症の介護の問題につきましては、まだこれから研究をしていかなければならない問題ですが、先進的なセンター方式など、認知症に関わる事業所はよく勉強していただきたい、できれば実践に移すようなかたちにしていただきたい。この2点について、やはり一番中心となって目を光らせるのは市であると思います。
【野村課長】 委員の皆様の任期についてご連絡させていただきます。当協議会委員の皆様におかれましては、平成22年3月24日をもちまして任期満了となります。当協議会は来年度以降も開催してまいりますので、来年度に入りましたら、介護保険課から委員就任の依頼、もしくは委員の皆様が所属していらっしゃいます団体の各所属長宛て、委員推薦の依頼をさせていただきます。平成22年度の第1回開催は6月頃を予定しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 部長から、委員の皆様へ御礼の挨拶をさせていただきます。
【早川部長】 本日はありがとうございました。2年間の任期ということで、この3月がひとつの区切りとなります。ご承知のようにこの協議会は、地域包括支援センターの運営と、地域密着型サービスの指定という2つの非常に大きな役割を担った協議会であります。引き続きご支援をよろしくお願いします。2年間ありがとうございました。心から御礼申し上げます。
【鬼頭会長】 ご発言が他にないようですので、平成21年度第4回地域包括支援センター運営等協議会を閉会させていただきます。事務局へ進行をお返しいたします。
【野村課長】 長時間にわたりご審議ありがとうございました。本日頂きましたご意見を地域包括支援センターや地域密着型サービスの運営に反映させていただきます。
 これにて、平成21年度の協議会の開催日程は終了であります。委員の皆様には、ますますのご活躍を期待申し上げますとともに、今後とも、当市の福祉行政について格別のご配慮賜りますようお願い申し上げます。


 上記のとおり、平成21年度第4回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、会長又は副会長が署名及び押印する。

平成22年3月24日

  鬼頭 大一

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健康福祉部 地域福祉課

電話:0568-85-6187 ファクス:0568-84-5764
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