平成25年度第4回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録
1 開催日時
平成26年3月13日(木曜日)午後1時30分から午後2時30分まで
2 開催場所
春日井市役所3階 304・305会議室
3 出席者
- 【会長】
春日井市居宅介護支援事業者連絡会 倉地 一美
- 【委員】
春日井保健所 久納 八重子
名古屋大学大学院経済研究科教授 岩尾 聡士
春日井市歯科医師会 瀧川 雅喜
春日井市薬剤師会 中垣 幸男
春日井市社会福祉協議会 加藤 鉱明
春日井市老人クラブ連合会 大村 義一
春日井市ボランティア連絡協議会 深尾 美佐子
春日井市民生委員児童委員協議会連絡会 臼井 留美子
コスモス成年後見サポートセンター愛知県支部 伊藤 洋
学識経験者 熊谷 美恵子- 【事務局】
健康福祉部 部長 刑部 健治
介護保険課 課長 波多野 正人
主査 松浦 也寸子
主事 安田 朋希地域包括支援センターあさひが丘 野村 和彦
地域包括支援センター春緑苑 太田 美幸
地域包括支援センターじゃがいも友愛 梶原 千恵子
春日井市社会福祉協議会地域包括支援センター 荒堀 芳恵
春日井市医師会地域包括支援センター 高橋 千春
地域包括支援センターグレイスフル春日井 真田 美名
地域包括支援センター第2グレイスフル春日井 今井 かおり
地域包括支援センター勝川 西村 綾子
地域包括支援センター第2春緑苑 小畑 栄治
春日井市社会福祉協議会地域包括支援センター中切 笠井 美沙
4 議題
- 春日井市地域包括支援センター運営方針(案)について
- 地域密着型サービス事業者について
5 その他
家族介護者交流会について
6 会議資料
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資料1 春日井市地域包括支援センター運営方針(案) (PDF 132.2KB)
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資料2-1 地域密着型サービス事業者の指定予定 (PDF 54.4KB)
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資料2-2 地域密着型サービス位置図 (PDF 125.0KB)
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資料2-3 平面図(小規模多機能・小規模特養) (PDF 243.3KB)
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資料2-4平面図(グループホーム) (PDF 260.6KB)
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資料2-5 地域密着型サービス事業者の更新 (PDF 76.4KB)
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資料3 家族介護者交流会について (PDF 139.1KB)
7 議事等の内容
【波多野課長】 皆様こんにちは。本日は、お忙しい中ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。本日司会を務めさせていただきます介護保険課波多野と申します。よろしくお願いいたします。
はじめに、健康福祉部長刑部よりご挨拶を申し上げます。
【刑部部長】 皆様こんにちは、健康福祉部長の刑部と申します。
委員の皆様には、大変ご多忙のところ、お足元の悪い中お集まりいただきましてありがとうございます。日頃は本市の福祉行政に各別のご配慮とご理解を賜りまして厚くお礼を申し上げます。
さて、現在国におきましては、平成27年度からの介護保険法の改正にむけて準備をしており、その中の大きな柱の一つが、地域包括ケアの構築です。この地域包括ケアは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるように、医療や介護、地域など様々な資源を地域において切れ目なく継続的に提供するものです。
その重要な役割を担うものが本日のテーマである地域包括支援センターです。地域包括支援センターでは、地域との連携により相談支援やサービスの利用調整などいかに円滑におこなっていくかが大切です。来年度においては地域包括支援センターの強化を図るため、職員の増員を考えております。 本日は議題として、平成24年度の介護保険法の改正によりますが、改めて地域包括支援センターの理念や基本的な考えを明らかにし、円滑に事業運営が行えるよう基本方針の案を示させていただいております。
また、平成25年度の高蔵寺東部地区での地域密着型サービス事業者の指定の状況についても、お示ししたいと思っております。よろしくお願いします。
【波多野課長】 それでは、会議へ移ります。これより先は、倉地会長に議事進行をお願いしたいと思います。
【倉地会長】 それでは、会議を始めさせて頂きます。本日は小林委員が欠席となっております。まず、会議に先立ちまして、春日井市地域包括支援センター運営等協議会要綱第6条第2項により、委員の半数以上が出席されていますので、会議の成立といたします。
では、議事に先立ちまして、会議の運営などについて事務局から説明をお願いします。
【波多野課長】 本日の会議は、個人情報は取り扱いませんので、公開の会議となります。本日は、一名の傍聴の方がおみえになっております。また、この会議の内容につきましては、市ホームページに掲載させていただきますのでご了承ください。
【倉地会長】 それでは、議事に移りますが、先ず議題1の「地域包括支援センター運営方針(案)について」事務局の説明を求めます。お願いいたします。
【松浦主査】 議題1 資料に基づき説明。
【倉地会長】 事務局からの説明がありました。ご質問やご意見があればお願いいたします。
【中垣委員】 運営方針の案ということですが、今までは何もなかったのでしょうか。
【松浦主査】 地域包括支援センターの位置づけができたのは平成18年度であり、業務の運営については委託の形をとっています。その際、業務内容を仕様書において示しておりました。
【波多野課長】 春日井市においては春日井市地域包括支援センター運営実施要綱を定め、平成18年4月から業務委託をしております。
【中垣委員】 仕事の中身は決まっていたが、全体としての運営方針は定まっていなかったという理解でよろしいでしょうか。
【刑部部長】 そうではなく、事業ごとに仕様書を策定しております。運営実施要綱に、事業を実施するにあたり基本的な考え方、方針は盛り込んであります。その中から抽出し、運営方針としてまとめたものが今回の案です。
【中垣委員】 今までにあるものも一緒に添付をしていただければよりわかりやすかったと思います。
【倉地会長】 ありがとうございます。他に何かご意見はございますか。
【加藤委員】 理念と具体的なやり方の二つがそろうことで全体像が示されると思います。他市町村の運営要綱などを見たのですが、理念と具体的な業務推進の方法について示されています。従来から仕様書ができているということですので、方針と一緒に一つにするとよりわかりやすいのではないかと思います。
【波多野課長】 今いただきました意見ですが、平成24年度の介護保険法改正により、業務委託するにあたり運営方針を示すよう定められたものです。他市の状況を研究し、進めてきました。委員がお話ししていただいたように仕様書と類似する方針を示しているところ、全体の基本的な部分を方針として示している市町村があります。ご意見いただいた内容を参考としまして十分に検討し、進めていきたいと思います。
【倉地会長】 いただきましたご意見については、取り扱いを私に一任させていただいてよろしいでしょうか。
【 各委員 】 異議なし
【倉地会長】 ありがとうございます。
それでは、議題2「地域密着型サービス事業者について」に移ります。事務局の説明を求めます。
【松浦主査】 議題2 資料に基づき説明。
【倉地会長】 事務局から平成26年度地域密着型サービスの指定と更新について、説明がありました。指定予定の施設について、熊谷委員と深尾委員が11日に施設見学に行かれておりますので、感想をお伺いしたいと思います。
【深尾委員】 工事がなかなか進んでいないので、30日の内覧会に間に合うのかどうかの心配がある中で説明を受けてきました。立地場所や3つのサービスがあることは良いことだと思います。
【熊谷委員】 高蔵寺東部地区は施設が少ないため、期待しておりますが、進み具合が大丈夫であるのか心配です。
調理場はあるのですが冷凍食品を温めて出すと聞きました。グループホームは特にみんなで調理を行うことが力になるのではないかと思います。南側と北側に部屋があり、部屋の様子が大きく違うことを感じました。また、職員の状況について、給料の面について厳しい業界であると感じました。多目的スペースがいくつかあり、そこに地域のお年寄りを呼んで交流をしたいというお話がありました。そこへ行く際に坂道があり、大変であるかとは思いますが、そのような試みはまさに地域密着であると思いますので、地域のお年寄り達にも活力がでるかと思います。
【刑部部長】 どんぐりの森の件では、工事の進捗につきまして、委員の皆様に大変御心配をおかけしていることを恐縮に思います。事業者からは完了検査にクリアし、所定時期に開所できるということを聞いております。サービス提供が始まった場合には、法律の定めるところにより、調理の話や研修の話をいただきましたので、監査する立場としてしっかりと確認をしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
【倉地会長】 ありがとうございました。他にご質問やご意見のある方は発言をお願いいたします。
【瀧川委員】 高蔵寺東部地区にできるということで、今まで手薄であった地域にできることは良いと思います。運営を開始してからの実状を行政で確認していただき、適正に運営を行っていただくことを望みます。
【久納委員】 研修や人材の話がありましたが、運営を開始した後、業務を行っていくのは、そこで働く職員の方々です。どのように運営をしていくかを私たち委員、市もみていければと思います。
【臼井委員】 介護サービスを利用するには、地域密着のように移動のことを考えると近いところが良いと思います。
【波多野課長】 地域密着型サービスについては、それぞれの生活圏域で計画的に整備をしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
【伊藤委員】 場所はとてもいいと思います。施設で働く人たちが余裕をもって働ける場になってほしいです。働く人をいろんな面でサポートをしなければならないと思います。
【倉地会長】 より良いサービスの提供は良い人材づくりからと始まると思います。職員研修を現在、おこなっているとの話が事務局からありました。介護とは何かなど研修が行われていると思います。われわれ委員の立場として見守っていければと思います。
【岩尾委員】 弥富市のグループホーム森津がみなしとして指定された時には春日井市にグループホームが少なかったという事でしょうか。
【松浦主査】 その通りです。
【岩尾委員】 自助の精神が求められると思いますので、寝たきりにならないようにすること、介護予防に力を入れていかなくてはならないと思います。
【倉地会長】 ありがとうございました。それでは、質疑を終了したいと思います。次に、その他、家族介護者交流会について、お願いしたいと思います。
【松浦主査】 その他 資料に基づき説明。
【倉地会長】 ただ今事務局から説明がありました。ご質問、ご意見がありましたら発言をお願いします。
【熊谷委員】 今までの実績の中で、介護者が交流会に参加するにあたり介護を受けている方に対しての手当の方法はあったのでしょうか。
【刑部部長】 リフレッシュのためのショートステイ、ホームヘルパー、デイサービスなどのサービスを利用していただき、介護者が参加しやすい環境をつくっておりました。参加者が減ってきた理由として、時代とともにニーズとサービスの不一致があると考えております。具体的に、余興が長く続いた時もあったのですが、毎年同じようなことを繰り返してきたという反省です。また、アンケート調査によると、初めて会った人であるなしにかかわらず、自分自身の介護体験や悩みを聞いてほしい、はきだしたい、吐露したいという要望が強くありました。そのような要望に対しどのように対応していくかということで、地域ごとに歩いていける会場で、できるだけ回数を増やすため地域で開催することにしました。
【加藤委員】 地域開催は身近なところで行うことができ、良いことであると思います。介護を考えるときに、高齢者を対象とした制度設定になってしまいます。家族介護者の支援が後回しになっていたことは否めないのではないかと思います。社会福祉協議会では、今年度から家族介護者の支援ということで、介護者のストレス相談という電話や来所による相談を事業として進めております。家族交流会に来られる方は、自分の介護体験を話したい、ストレスを少しでも軽減したいと思われる方ですので、介護者のストレス相談もともに、家族介護者への支援ができるようになると良いと思います。
【大村委員】 行政が窓口になり、いろいろな団体がありますので、調整をして、街づくりにつながるようにしていただければ良いと思います。
【中垣委員】 地元で、徒歩圏内で行うことは顔見知りもいて、全体で行うよりも良いことだと思います。しかし中には近所の人に知られたくないという方もいらっしゃると思いますので、基本的には自分の地区ではありますが、担当の地域包括支援センターでないところでも参加ができるようにしていただくことができればと思います。
【波多野課長】 基本的には担当の地域包括支援センターとなりますが、お話にあった通り地域では参加の難しい方には十分に配慮して対応していきたいと考えております。来年度からの新しい取り組みとなりますのでたくさんの方に参加していただけるよう事業展開を行っていきたいと思います。
【倉地会長】 ありがとうございます。これで質疑を終了したいと思います。私の役割は終了いたしましたので、この後の取り回しを事務局にお返します。
【波多野課長】 本日は長時間にわたりご審議頂きありがとうございました。
最後に、委員の皆様にはすでにご案内をしておりますところですが、本日午後3時から4時半まで文化フォーラムにおいて地域包括支援センターが地域の関係者にお集まりいただき地域の課題などについて話し合いました地域ケア会議の成果を発表させていただきます。また、協議会委員の岩尾先生にも講演をいただきますので、是非ご参加いただきますようお願いいたします。
本日はありがとうございました。
上記のとおり、平成25年度第4回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、会長が署名及び押印する。
平成26年5月29日
倉地 一美
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