平成18年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会議事録
1 開催日時
平成18年11月20日(月曜日)午後1時30分から午後2時45分
2 開催場所
春日井市役所3階304・305会議室及び八田町4丁目地内
3 出席者
- 【会長】
- 名古屋大学名誉教授 堀内 守
- 【副会長】
- 春日井市ボランティア連絡協議会 永草 よね子
- 【委員】
愛知県春日井保健所 三好 順子
春日井市歯科医師会 渡邊 俊之
春日井市薬剤師会 伊藤 久美子
愛知県柔道整復師会 春日井 和幸
春日井市社会福祉協議会 鬼頭 大一
春日井市老人クラブ連合会 大村 義一
春日井市民生委員児童委員協議会連絡会 土田 弘和
春緑苑 浅見 伊勢子- 【事務局】
- 健康福祉部 部長 入谷 直賢
介護保険課 課長 市川 治彦
介護保険課 主幹 小川 寛
介護保険課 主査 加藤 俊宏
4 議題
- 地域密着型サービス事業所指定について
- その他
12月1日指定予定事業所「小規模多機能型居宅介護事業所」見学
5 会議資料
- 議題1資料
地域密着型サービス事業所指定について - その他資料
小規模多機能型居宅介護「コムスンのやわらぎ八田」パンフレット
6 議事等の内容
【市川介護保険課長】 本日は、隈井委員・倉地委員の2委員が欠席されています。
本日の会議は、個人情報は取り扱いませんので公開の対象となりますが、傍聴者はお見えになっていません。
本日は、地域密着型サービス事業所指定に関する議題について、ご協議していただき、その後、12月1日指定予定の小規模多機能型居宅介護事業所の調査見学を行います。
- 地域密着型サービス事業所指定について
【堀内会長】 それでは、議題1の「地域密着型サービス事業所指定について」、事務局から説明・報告を受けて、皆さんからご意見をいただきたいと思います。
【小川介護保険課主幹】 それでは、議題1の「地域密着型サービス事業所指定について」の協議事項3点ほど説明させていただきます。
1点目の12月1日指定事務につきましては、本市では初めての指定となります小規模多機能型居宅介護施設として1事業者から申請がありました。
小規模多機能型居宅介護は、通いを中心として、訪問や泊まりを組み合わせたサービスを提供する施設です。この施設の基準設定は、利用登録者数25名以下、1日当たりの通いの利用者は15名以下、泊まりの利用者は5名から9名となっています。
「コムスンのやわらぎ八田」は、八田町4丁目地内に設置され、施設規模は登録者数25名、通い15名、泊まり5名ですが、今回の指定申請では、当初の利用者見込みにより登録者数18名、通い9名、泊まり5名となっております。今後利用者の増加により施設規模までの利用者とする予定となっています。
株式会社コムスンから提出されました事業者指定申請書につきまして書類審査・現地確認を行い、指定基準に適合していることを確認しました。
2点目は、事業所の指定日ですが、平成18年度は、事業者の早期確保を行うため、4月、7月、10月、12月、2月の各1日で5回とし、平成19年度以降につきましては、4月と10月の年2回として本年3月に承認をいただいていますが、19年度以降につきましても、サービス利用を早期に確保できるよう、4月、7月、10月、1月の年4回に変更して実施していきたいと考えています。
3点目は、9月の協議会でも報告いたしました平成19年度指定の事前協議事業者の募集に係る今後の日程ですが、申請受付を本日20日から30日まで行い、12月26日に審査委員会において事業者を決定し、1月16日の本協議会に報告し、事業者には、1月下旬に審査結果を通知していきます。
以上議題1「地域密着型サービス事業所指定について」説明を終わりますので、ご協議をお願いします。
【堀内会長】 議題1につきまして、事務局から説明が終わりましたが、ご意見・ご質問などはありませんか。
意見はないようですので、それでは議題1については、12月1日の小規模多機能型居宅介護事業所の指定、平成19年度以降の事業所指定日については、地域密着型サービス事業所の早期確保のため年2回から4回へ変更することの2点を協議会として承認としてよろしいか。
(異議なし)
これで本日の議題は終了しましたが、渡邊委員から介護予防について報告事項があります。
【渡邊委員】 春日井市歯科医師会では、市内唯一の歯科医師の専門的な団体として、市民の皆様に均一なサービスを提供する事が必要と考えています。一般高齢者・特定高齢者・介護を受けられている方にいかに均一なサービスを提供するかの提案をしていきたいと考えています。
まず現在の社会背景として、平成20年に老人保健法が廃止され、健康増進法・介護保険法での対応となるため、その対応を早急に検討していかなければならない。また、今後2020年ごろには、65歳以上の高齢者人口の増加が落ち着くと見込まれることから、施設整備や各事業への取り組みには、今後の状況を踏まえて考えなければならない。
現在の介護事業ではボランティア的な活動が春日井市では取り入れられていないし、各種団体等との協議もされていない。ボランティア的な活動は単に労働力を確保するだけでなく、将来的には介護にかかわる若い人たちが職場から離れている状況があり、そのような人たちに魅力ある職場・人材育成の効果も期待できると考えております。
春日井市歯科医師会として各地域包括支援センターの事業にばらつきがあることは、市民に均一なサービスを提供できないことから、均一なサービスを提供するため、地域包括支援センターには担当する歯科医師を配置し、そこでの問題や相談を受け、歯科医師会で集積・分析し均一なサービス提供に役立てていきたいと考えています。本日お配りした資料は、今後地域包括支援センターに配置する担当者が説明する資料です。内容として、口と全身の関わり・口腔ケアについて・自立を目指した口腔ケア・介護者が行う口腔ケア・障害の重い方の摂食嚥下リハビリ等約1時間30分の内容となります。これらにより、地域包括支援センターで均一なサービス提供に役立てていただきたいと考えています。
【堀内会長】 渡邊委員から貴重な意見・提案がありました。
これで予定していた内容は終了しましたので、事務局に取り回しを譲ります。
【市川介護保険課長】 地域密着型サービス事業所指定に関するご協議ありがとうございました。平成19年度以降の事業所指定につきましては、年4回とし、地域密着型サービスの利用の推進に努めていきます。
なお、今後の協議会の予定ですが、本日から11月30日まで平成19年度のグループホーム及び小規模特別養護老人ホームの事前協議申請の受付となっておりますが、1月16日火曜日午後1時30分からの協議会の場で、その結果の報告を予定しています。
これをもちまして、平成18年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会を閉会いたします。
またこれから、12月1日指定予定の小規模多機能型居宅介護事業所の見学に出かけます。 - 小規模多機能型居宅介護事業所「コムスンのやわらぎ八田」調査見学説明者 株式会社コムスン 河内圭介・豊田幸子・中村俊江
【渡邊委員】 事業所として口腔機能の向上など予防事業は行いますか。
【河内】 当事業所での対象者は、要介護認定者として要支援者は対象としていないため、介護予防の事業所の指定は今回受けていません。そのため予防事業は実施しませんが、通いのなかで、できる機能訓練などを実施していく予定です。
【土田委員】 介護サービスの職員は確保することだけでも大変であり、その中での質の向上も大切であるが、当事業所はどうですか。
【河内】 介護サービスの職員の確保は非常に難しい状況にはなっているが、我が社には組合などもあり、職員の勤務条件も決められており、また全国的に事業を展開していることからも職員の確保は可能と考えています。また職員の質については、社で決められている研修などの受講者の配置となっているため、特に問題はないと考えています。
【浅見委員】 認知症の方が利用申込みをされた場合はどうされますか。
【河内】 基本的には、希望者すべての方を登録者として施設を利用できるように考えていきます。我が社はグループホームの事業も実施しており認知症に対するノウハウはあります。認知症の方とそうでない方を同じ日の対応ができない場合は、異なる曜日での対応も一つの方法として考えています。実際のところ、事業を開始してから、利用者の状況や希望、家族の希望、計画作成者との協議で判断していきたいと考えています。
上記のとおり、平成18年度第3回春日井市地域包括支援センター運営等協議会の議事の経過及びその結果を明確にするために、この議事録を作成し、会長又は副会長が署名及び押印する。
平成18年12月2日
堀内 守