平成25年度第1回春日井市福祉有償運送運営協議会議事録
1 開催日時
平成25年12月25日(水曜日)午後2時から午後4時
2 開催場所
春日井市役所 304・305会議室
3 出席者
- 委員
委員長
磯部 友彦 (中部大学教授)
副委員長
武田 竹久
(春日井市民生委員・児童委員協議会副会長)
委員
加納 博之
(名鉄バス株式会社春日井営業所所長)
奥村 薫績
(春日井市内タクシー組合代表)
福田 朗
(春日井市内介護タクシー事業者代表)
瀬尾 國治
(春日井市身体障害者福祉協会会長)
河野 まゆみ
(春日井市手をつなぐ育成会会長)
田中 ヒサ子
(春日井市肢体不自由児・者父母の会会長)
平澤 敏幸
(春日井市内タクシー運転手代表)
上西 功夫
(特定非営利活動法人等代表)
加藤 達也
(春日井市総務部長)
- 事務局
健康福祉部長 刑部 健治
高齢福祉課長 原科 鏡
高齢福祉課課長補佐 岡田 伸吾
高齢福祉課担当主査 小川 直子
高齢福祉課主事 奥村 幸子
高齢福祉課主事 宮前 健二- 傍聴者
なし
4 議題
- 春日井市における移動制約者及び移動支援の状況について
- 平成24年度福祉有償運送実績報告について
- 春日井市福祉有償運送の運営指針改正について
- 自家用有償旅客運送事業所の更新登録申請について
5 会議資料
6 議事内容
- 新任委員の紹介(福田委員、瀬尾委員、田中委員、小河原委員、平澤委員)
- 中部運輸局愛知運輸支局輸送企画専門官榊原氏の会議への出席を周知
- 委員長・副委員長の選出(委員長:磯部委員、副委員長:武田委員)
- 委員長あいさつ
- 会議運営における委員の選任
春日井市福祉有償運送運営協議会要綱第6条第4項の規定に定める委員
瀬尾委員、河野委員、奥村委員、福田委員の4名を指名 - 議題1「春日井市における移動制約者及び移動支援の状況について」
【事務局】
資料1に基づき説明
【磯部委員長】
これらの報告に対して何かご質問・ご意見等はございますか。
【奥村委員】
移動制約者の合計が、1,420名増加していますが、春日井市に住んでいた方が健康状態を害されて増えたのですか、転入で増えたのですか。
【事務局】
転入ではなく、春日井市にお住まいの方がこういう状態になられたと考えています。
【河野委員】
利用が減少しているところもありますが、これはどのようにお考えですか。
【事務局】
人口構成上、通勤通学に携わる人口が全体の中で減少しており、人口増加における割合は、65歳以上の高齢者が増えているという状況であるため、通勤通学の対象となる方にこのような傾向があると考えています。
【河野委員】
障がい者の立場としては、必要としている人が使えないのか、使える状況にあるけれども使わなくていいのか、ということが数字だけでは分かりづらいことを念頭におかなければいけないと思います。福祉有償運送というものは、障害のある人や要支援・要介護の人たちの足を考える事業ですので、これだけで判断するのは危ないと思います。
なぜ減少してきたのかが分かると良いと思いました。
【事務局】
障がい者の児童デイの輸送が福祉サービスの中で対応できるようになったことが結果的に大きいと思います。
来年、障がい者の福祉計画を見直すために調査を実施しており、その方面からの考察も検討するかたちで対応したいと考えます。
【磯部委員長】
交通機関の移動状況で、バス会社もタクシー会社も減少していることにご意見等がありましたらお願いします。
【加納委員】
バス利用者の減少で、特に目立つのがニュータウンの中であり、前年比で約80%となっています。
高齢化の進行により、通勤の足としての利用が減少してきたこと、少子化により子どもの数も減少していると思うので、それが原因ではないかと思います。
【奥村委員】
タクシーについては、先月頃に法律が制定され、業界を取り巻く環境が厳しい環境となり、減車、労働時間圧縮、労働人員の高齢化で若い人が入ってこない等の理由により、車が稼働してない状況などがあります。景気の影響もあり、コンプライアンス重視ということで業界が取り組んでいますが、以前より動きが悪く輸送人員が減っているという実情があります。 - 議題2「平成24年度福祉有償運送実績報告について」
【事務局】
資料2に基づき説明
【磯部委員長】
増車の報告等について、ご意見等ありましたらお願いします。
「麦」ですが、特に研修を実施していないようですが、何か聞いてますか。
【事務局】
障がい者の生活介護や、就労の中の通所施設の事業所を行っており、自立支援法での通所の送迎加算を算定しているため、こちらの実績はないということです。ただし、研修の実施について伺いましたが、通所者を送迎している以上、安全確保が必要なこともあり、事業所内で年一回実施したという報告がありました。
【磯部委員長】
今回は報告ですが、もし次の継続申請が出た場合、少し疑問に思います。
【上西委員】
瀬戸市の事業者ですよね。 春日井の運営協議会に申請が出ているということは、麦の事業所に通っている春日井市内の方がおみえになるということで、福祉有償運送をしなければいけないときがあるかもしれないということで、春日井の運営協議会に登録をされていると思います。春日井でゼロでも、瀬戸市内で実施しているならゼロにしなくても良かったと思います。
【磯部委員長】
瀬戸市と情報交換していただいたほうが良いと思います。繰り返しですが、研修がゼロというのは良くないと思います。
【奥村委員】
麦は車両を保有してないということですか。
【事務局】
瀬戸で実施してます。
【奥村委員】
春日井で実施すれば、数字が入るということですね。
【磯部委員長】
整理の仕方が難しいと思いますので、他市町村や運輸支局と連携し、まとめ方の整理をお願いします。
(質疑なし) - 議題3「春日井市福祉有償運送の運営指針改正について」
【事務局】
資料3に基づき説明
【磯部委員長】
実際に事業をやっている方からご意見をいただけますか。
【上西委員】
従来からローカルルールは廃止してほしいという話はさせていただいていて、一部は同意をいただきました。この考え方は尊重していただきたいと思います。
書式については、運輸支局の書式に合わせていただきたいと思います。春日井市の書式は毎月の実績まで記入するようになっているが、国は一括で結構だと言っている。できれば統一していただけたらありがたいと思います。
【事務局】
様式を見て、同じようなことが網羅されていれば、愛知運輸支局に準じたものでも良いと思います。
毎月の内容を把握してきた経緯もありますので、ご意見を踏まえ、もし慎重に検討するということであれば、もう一年、報告は一年にして様子を見るということもあるかと思っていますが、協議会の中でご意見を頂いて進めたいと思います。
【磯部委員長】
年一回という形はこれで確定させていただき、報告内容は検討していただきたいと思います。愛知運輸支局としてはどのような報告をもらっているかなど、説明していただけますか。
【榊原氏】
運輸支局では毎月の実績を求めていませんので、事務局として必要かどうかご判断いただき、必要な情報があれば提出を求めていただければ結構です。もし、毎年の報告だけで結構だということであれば、国の基準に合わせて年一回の報告にしていただければと思います。
【磯部委員長】
月ごとの情報をどれだけ事務局が必要かということですね。
【上西委員】
事務局内部で十分議論していただければと思います。
【事務局】
再度、他市の状況や必要性を確認し、事務局に一任いただき、対応させていただくということでお願いしたいと思います。
【磯部委員長】
事務局に検討していただくということでよろしいですね。
(異議なし)
それではお願いします。
これまで四ヶ月に一回の報告というものを、年度末終了後一回の報告に変える決議をしたいと思いますが、原案どおりで異議ございませんか。
(異議なし)
それでは年一回の報告といたします。 - 議題4「自家用有償旅客運送事業所の更新登録申請について」
【磯部委員長】
今回更新登録される事業所や個人情報の取り扱いに関して、事務局から説明をお願いします。
【事務局】
議題4については、登録の有効期間が平成26年3月30日までとなっている5事業者のうち、特定非営利活動法人スローライフ及び特定非営利活動法人あいの会春日井まごころの2事業者から更新を見送る旨の連絡があり、そのほかの3事業者から更新登録の申請がありました。
なお、その3事業者の中に、上西委員が理事長をされている「社会福祉法人けやき福祉会」が含まれておりますので、誠に恐れ入りますが、公正な審議のため、上西委員は審議の間、一時ご退席をお願いしたいと思います。
なお、これから資料をお配りいたしますが、協議に差し支えない範囲で個人情報は伏せてあります。
春日井市福祉有償運送の運営指針、5運転者において、3年間の運転記録証明書を添付することになっています。
運転手の運転記録の内容についての論議になりますと、個人情報について伏せて論議するのは難しいと思われますので、事務局としましては、春日井市附属機関等の会議の公開に関する基準第2条により非公開にしたいと考えています。
【磯部委員長】
審議する上で、委員の皆様が個人の名前等個人情報を全て伏せて論議する場合は、公開でも良いと思いますが、運転記録証明書が添付されており、その件についての論議になりますと、運転手の名前等の発言がなければ、論議が進まない恐れもあると思います。
大変恐れ入りますが、公平な審議のため、上西委員に一時ご退席いただくこととし、これ以降の会議を非公開として進めたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(異議なし)
ご異議がございませんので、非公開とします。
上西委員には申し訳ありませんが、ご退席をお願いします。
(上西委員退室後、非公開での審議)
【事務局】
では退室いただいている委員に入室いただきます。
(上西委員入室)
【磯部委員長】
議題4の審議を終了しました。三団体とも了承といたします。
ただし、貨物用途で車両が登録されている団体については、その車両を使わないことという条件を付させていただきます。
また、一台の車に複数乗車する場合には、料金の収受の仕方や介護人を付けるなどの条件を示すことなど、複数を乗せる団体には条件を付けさせていただきます。
三団体とも継続を認めますという審議が終わりました。
【事務局】
事務局においては、ご審議いただいた結果に基づいて、必要な事務を進めてまいります。
最後に一点報告があります。昨年、新規登録申請があり協議していただいた「特定非営利活動法人社会保健団体心友会」は、協議を整えていただきましたが、その後、運輸支局への登録は行わないという申し出がありましたので、報告させていただきます。
これをもちまして平成25年度第1回春日井市福祉有償運送運営協議会を閉会いたします。各委員の皆様にはお忙しい中ご協力いただき大変ありがとうございました。
今後につきましても、市の福祉の向上にご理解とご協力をお願い申し上げまして、終了とさせていただきます。
上記のとおり、平成25年度第1回春日井市福祉有償運送運営協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、委員長及び副委員長が署名・押印する。
平成26年2月27日
委員長 磯部 友彦
副委員長 武田 竹久
※貨物用途で車両が登録されている団体については、その車両を使わないことという条件を付したが、その後の確認において、福祉自動車の種類毎に定められた基準を満たしていれば、貨物用途の車両でも認められることが判明したため、出席委員全員へ経緯の説明を行い、協議に関わった全委員から当該条件を付記しないことについて承諾を得たもの。
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