平成24年度第1回春日井市福祉有償運送運営協議会議事録
1 開催日時
平成24年8月8日(水曜日)午後2時から午後4時
2 開催場所
春日井市役所北館3階 304・305会議室
3 出席者
- 委員
委員長
磯部 友彦 (中部大学教授)
副委員長
武田 竹久
(春日井市民生委員・児童委員協議会連絡会委員)
委員
加納 博之
(名鉄バス株式会社春日井営業所所長)
相川 敏行
(春日井市内タクシー組合代表)
村岡 利夫
(春日井市内介護タクシー事業者代表)
神田 進
(春日井市身体障害者福祉協会会長)
奥村 薫績
(春日井市内タクシー運転手代表)
上西 功夫 (特定非営利活動法人等代表)
加藤 達也 (春日井市総務部長)
西尾 和晴
(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局主席運輸企画専門官)
委員以外の出席者
大橋 憲二
(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局運輸企画専門官)
欠席者
知念 恵美子
(春日井市肢体不自由児・者父母の会会長)
河野 まゆみ
(春日井市手をつなぐ育成会会長)- 事務局
- 健康福祉部長 刑部 健治
高齢福祉課長 伊藤 秀司
高齢福祉課課長補佐 岡田 伸吾
障がい福祉課担当主査 鈴木 幸代
高齢福祉課担当主査 小川 直子
高齢福祉課主事 水谷 勇斗 - 傍聴者
2名
4 議題
- 春日井市における移動制約者及び移動支援の状況について
- 平成23年度福祉有償運送実績報告について
- 自家用有償旅客運送事業所の新規登録申請について
- 春日井市福祉有償運送の運営指針について
5 会議資料
6 議事内容
- 新任委員の紹介(加納委員)
- 中部運輸局愛知運輸支局輸送企画専門官大橋氏の会議への出席を周知
- 委員長あいさつ
- 会議運営における委員の選任
春日井市福祉有償運送運営協議会要綱第6条第4項の規定に定める委員
神田委員、相川委員、加納委員の3名を指名 - 議題1「春日井市における移動制約者及び移動支援の状況について」
【事務局】
資料1に基づき説明
【磯部委員長】
春日井市における様々な状況を含め、市におけるデータ及び交通事業者のデータを基に報告をいただきましたが、何かご質問等ありますか。
【奥村委員】
日本全体で人口が減る中で、春日井市の人口は増えているということは大変良いことだと思いますが、高齢化率はどのくらい増えていく見込みですか。
【事務局】
春日井市では平成28年度までは人口は増加すると予想しています。それに対して高齢者人口は平成31年度まで増加した後、それ以降は徐々に減少していくという推計を出しています。
【磯部委員長】
これ以外に質問はございますか。
(質疑なし) - 議題2「平成23年度福祉有償運送実績報告について」
【事務局】
資料2に基づき説明
【磯部委員長】
事務局で平成23年4月から平成24年3月までの1年間の福祉有償運送の実績についてまとめていただきました。変更内容は、平成24年4月以降の変更及び平成24年6月末現在の状況ということになります。また、2つの法人から増車に関する理由書が提出されたということですが、この変更内容等は、協議ではなく報告ということでよろしいですね。この運送の実績及び変更内容等に関して何かご質問、ご意見等はありますか。
【奥村委員】
実績をみると、麦とピアハウスという事業所は登録がありますが、実績は0です。ピアハウスは研修を行っており、登録会員もみえるのですが、麦は研修を一度も行っていないことから、事業を行う意思があるのかわからないように感じられます。また、今後も権利のみを取得するために登録するような事業者からの申請が増えるのではないかという懸念があるのですが事務局はどうお考えですか。
【磯部委員長】
麦とピアハウスについて事務局から説明をお願いします。
【事務局】
麦は補助金で対応しているということで、福祉有償運送については実績が無かったという報告を受けています。麦自体、瀬戸市を中心に行っており、春日井市ではもともと実績が少ないという報告を受けています。
ピアハウス春日井は、登録者が身体障がい者の方で、事業内容は外出や買い物に利用されるということを聞いておりますが、実績が無かったということです。なお、小牧市では実績があると聞いております。
【奥村委員】
麦は補助金で対応しているとのことですが、福祉有償運送に登録されている意味はあるのですか。
【事務局】
現在は補助金対応ですが、今後福祉有償運送を利用する見込みはあるとのことで、去年更新登録を行ったところです。
【奥村委員】
今後事業を行う予定があるのであれば、事業を行う意思を示すという意味でも、研修はしていただきたいと思います。
【磯部委員長】
協議会でこのような意見があったことは各団体へ事務局からお伝えいただきたいと思います。報告事項であるため審議とはしませんが、麦だけでなく全体の状況を鑑みたところ、研修を行って欲しいとの意見が出たことをお伝えいただきたいと思います。他に意見が無いようであれば次の議題へ移りたいと思います。
(質疑なし) - 議題3「自家用有償旅客運送事業所の新規登録申請について」
【磯部委員長】
議題3は、個人情報が含まれていますので、事務局から説明をお願いいたします。
【事務局】
議題3は、これから資料をお配りいたしますが、事業所の情報や運転手の氏名など、登録の申請に最低限必要なものを除いて、協議に差し支えない範囲で会員、個人が特定できる情報を伏せてあります。
新規登録の申請について審議するうえで、個人の氏名等の個人情報を伏せて議論を行うことは難しく、議論が進まなくなる恐れもありますので、「春日井市附属機関等の会議の公開に関する基準」第2条により非公開としたいと思います。
【磯部委員長】
事務局から説明がありましたとおり、審議するうえで、個人情報を伏せて議論を行うことは難しく、議論が進まなくなる恐れもあると思いますので、これ以降の会議は非公開にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(異議なし)
【磯部委員長】
ご異議がないようですので、議題3は、非公開とします。
傍聴者の皆さんは申し訳ございませんがご退室願います。
なお、議題4「その他」は、公開となりますので、議題3の協議が終了するまでしばらくお待ちください。
(傍聴者退室)
(非公開での審議)
以上で議題3の審議を終了します。非公開はここまでとしまして、傍聴者の方がおみえになりましたら再度入室していただきたいと思います。
(傍聴者入室)
【磯部委員長】
ただ今新規登録団体の審議を終えたところです。議題3の審議結果について事務局から説明させていただきます。
【事務局】
新規登録の申請は了承しますが、申請を了承する条件として、春日井市を本拠地として活動していただくということとして、協議会での協議結果として市長へ報告させていただきます。
【磯部委員長】
議題4「その他」について、事務局から説明をお願いします。
【事務局】
ただいまの、新規登録申請事業者から、旅客の範囲をイ.身体障害がい者のみで事業を行うという申請が出ておりますが、今後他の区分にも拡大したいという旨の話がありました。その場合の審議方法をどのようにさせていただくのがよろしいかを審議していただきたいと思います。
事務局案としては、提出された書類を元に状態を聞き取り、事務局で確認するという方法と、事務局で確認後協議会へ報告するという方法の2つが考えられます。
【礒部委員長】
違いとしては、協議会に報告するかどうかということになるかと思いますが、1つ目であれば確認後協議会を開かずに運輸支局に届出ということになりますか。
【事務局】
軽微な事項の変更として運輸支局への届出になると思います。
【上西委員】
運輸支局の指導では軽微な届出事項で、協議会で諮りなさいということではないということでよろしいですね。
【西尾委員】
登録の変更手続きにつきまして、旅客の範囲の増加や減少は軽微な事項の変更ということになっていますので、運輸支局に届出をいただく事項となっています。客観的に判断できない旅客の判断は、各協議会での判断になるかと思います。
【磯部委員長】
協議事項としては、イロハニの旅客の判断について、客観的に判断できるのはイとロになると思いますが、ハとニについて、実際の身体の状況を見てふさわしいかどうかの判断になると思いますので、その判断をどうするのかということ。もう1点、例として、イのみを対象としている団体が旅客の範囲をハまで広げる際に変更の報告をどこまでするのかという2点について確認したいということになると思います。
【西尾委員】
イ、ロは要介護者、身体障がい者という点でみれば客観的に判断できると思いますが、ハ、ニの要支援者や身体以外の障がいをお持ちの方は外見上わかりにくいということがありますので、そういった方が単独で公共交通機関の利用が困難であるかどうかの判断をする方法をあらかじめ決めておいて、それに基づいて判断するということになると思います。私ども国土交通省の通達で例を示していますので、各自治体の協議会としてルールを決めていただくということになります。
【磯部委員長】
まず、旅客の範囲の変更については軽微な事項として報告するということでよろしいでしょうか。
(異議なし)
【磯部委員長】
次に、本人の状況をみて判断しなければいけない方についてはどのようにやっていくかということになると思いますが、専門的な見地からすると医師の意見書が良いと思う部分もありますが、普段からその方の状況を理解していないと医師の意見書でも判断が難しいと思います。
【上西委員】
利用者のプライバシーにかかる部分がありますので、市で把握している情報と、事業者からの情報を照らし合わせて判断していただくことができる点からも、事務局が行うのが適切だと思います。運輸支局の話で、軽微な事項の変更ということでしていただければいいのではないですか。
【磯部委員長】
他の委員の方から意見はありますか。
(意見なし)
【事務局】
それでは、軽微な事項の変更ということで、協議会に諮る事項ではなく事務局で他課と連携しながら判断させていただいた上で協議会へ報告するということでよろしいですか。
【磯部委員長】
整理させていただきます。旅客の区分の追加・変更というのは事務局で確認して軽微な事項として報告ということでよろしいですね。ハ、ニの判断についても従来どおり事務局で判断する、それ以上の判断が困難な方については専門的な方の意見を聞くという形で進めるということでよろしいですか。
単純な会員の増減については、運輸支局への報告も必要ないですか。
【西尾委員】
手続きとしては不要です。
【磯部委員長】
他に意見がなければこれで本日の協議会を終了させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(意見なし)
それでは、第1回春日井市福祉有償運送運営協議会を閉会させていただきます。
【事務局】
審議していただいた内容に基づきまして必要な事務を進めさせていただきます。新規として申請されました心友会につきましては「春日井市を本拠地として事業を行うように」という条件をつけて協議会の中で了承されたことを報告させていただきます。
各委員の皆様には、お忙しい中ご協力いただきましてありがとうございました。今後につきましても、本市の福祉の向上にご理解とご協力をお願い申し上げまして終了とさせていただきます。
上記のとおり、平成24年度第1回春日井市福祉有償運送運営協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、委員長及び副委員長が署名・押印する。
平成24年11月28日
委員長 磯部 友彦
副委員長 武田 竹久
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