平成25年度第2回春日井市廃棄物減量等推進審議会議事録

ページID 1007695 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

平成25年7月12日(金曜日)午後3時30分~5時

2 開催場所

第2委員会室

3 出席者

【会長】

市民団体   仲小路 浩(かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議)

【副会長】

学識経験者 岡本 秀昭(名古屋経済大学経営学部名誉教授)

【委員】

市民団体   伊藤 幸子(なずなの会) 

市民   秋山 普史

事業者  安達 昭夫(春日井商工会議所理事・事務局長)

学識経験者 広川 雄三(3R推進マイスター)

         行本 正雄(中部大学工学部教授)

【事務局】 

環境部長         長江 雅至

ごみ減量推進課長   岩瀬 敏記

環境保全課長      上村 浩一

清掃事業所長      鈴木 久司

クリーンセンター

         所長   杉山 茂樹

衛生プラント場長    水野 龍彦

ごみ減量推進課

   管理担当主査   伊藤 泉

ごみ減量担当主任   仙田 卓也

環境保全課

環境監視担当主査   日比 寿之

4 議題

(1)生活排水処理基本計画(案)について

(2)その他

5 傍聴者

1名

6 会議資料

7 議事内容

長江部長
開会あいさつ

事務局
春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第1項の規定により、以降の議事進行は仲小路会長にお願いする。

仲小路会長
まず初めに、事務局から本日の資料確認をお願いする。

事務局
資料確認

仲小路会長
では次第に従って議事を進める。
なお、本日の会議は、過半数の委員が出席しており、春日井市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例施行規則第5条第2項の規定により、本会議は有効であることを報告する。なお、今回の傍聴者は1名である。
では次第に従って議事を進める。
まず、生活排水処理基本計画については、5月の審議会において、生活排水処理基本計画の概要、生活排水処理の現状と課題、計画改定の必要性、計画改定のスケジュール、計画改定の構成について審議してきた。
今回、これらの審議内容を踏まえ、「生活排水処理基本計画案」がとりまとめられている。
それでは、議題(1)「生活排水処理基本計画案について」まずは基本計画改定の趣旨、計画期間、生活排水処理の現況・課題まで、事務局から説明をお願いする。

事務局
資料1 第1章~第4章について説明

仲小路会長
基本計画改定の趣旨については、既に供用開始から25年が経過するし尿等処理施設(衛生プラント)の施設整備を進めるため、生活排水処理基本計画を改定し、汚泥の適正処理を目指す。
計画期間については、平成26年度を計画初年度とし、目標年次を10年後の平成35年とする。
生活排水処理の現況については、公共下水道・合併処理浄化槽により適正に処理されており、生活排水処理率が85%であること、15%にあたる約4万6千人が生活雑排水を未処理である。
衛生プラントの浄化槽汚泥搬入量については処理能力116kl/日にひっ迫している。
課題については、生活排水処理の拡大、合併処理浄化槽への転換、生活排水の汚濁負荷量の削減、施設の老朽化、搬入物の量的・質的変動や処理量の減少に対応した処理体制の構築が必要であるとの指摘があった。
以上の説明について、意見、質問は。

広川委員
14ページ 3 汚濁負荷量の削減について、5ページの八田川(御幸)にどう影響すると把握しているのか。

事務局
汚濁に関しては、御幸橋周辺が環境目標値のBOD8mg/lを上回っているが、公共下水道供用開始地区であり、生活排水の要因とは考えにくい。なお、工場からの排水は協定で定められた日間平均許容値である45mg/lの2分の1以下のレベルである。

広川委員
施設を更新することで負荷量が加味されても良いのでは。

事務局
現在の衛生プラントの放流水は基準値を下回っているため、加味することは必要ないと考える。

広川委員
八田川がきれいになれば庄内川がきれいになると県の担当者が言っていたのを覚えている。

事務局
八田川上流では、合併処理浄化槽の補助や事業者へより一層の水質改善を働きかけるなどの取組みを行っている。

広川委員
八田川の下流に行くほど数値が悪くなっていることが気になった。

事務局
八田川下流の御幸地区については、先ほども説明したとおり、生活雑排水の影響は少ないと考える。

岡本副会長
12ページについて確認するが、浄化槽汚泥の処理量は、現在107kl/日だが、116kl/日を超えると処理不能となるのか。

事務局
衛生プラントは生し尿74kl/日、浄化槽汚泥116kl/日、水処理全体では190kl/日だが、生し尿と浄化槽汚泥は、別々に搬入する。処理量を超えると搬入時に混雑してしまう。
また、浄化槽汚泥は処理済みだが、生し尿は未処理である。前処理が違うため、何らかの対応は必要である。

岡本副会長
課題については、現時点では議論しない方が良いのでは。
また、受入方法は、搬入がスムーズにいかないとまずいのか、どのような対応策を考えているのか。

事務局
前処理の方法が決まっているので、予備機を1台使用するつもりでいる。

広川委員
処理装置を更新することが課題ということか。
PDCAのCとAが先にきてしまっていないか。

事務局
し尿は減ったが、浄化槽汚泥は増えている。
現時点での課題は生活排水処理の拡大であり、公共下水道の補完的なものが浄化槽であるから、合併処理浄化槽の設置となる。浄化槽を設置したことにより、そこから発生する汚泥の処理施設の整備も課題となる。

仲小路会長
色々と意見が出たが、次に基本方針、目標、施策について事務局から説明をお願いする。

事務局
資料1 第5章~第8章について説明

仲小路会長
基本方針については、課題に抽出されている生活排水処理の拡大、合併処理浄化槽への転換、生活排水の汚濁負荷量の削減、し尿処理施設の整備の4項目について説明があった。
浄化槽汚泥が確実に処理できる施設を確保するため、浄化槽汚泥日平均処理量について数値目標を設定するとのこと。
施策については、課題・基本方針に挙げた4項目について、目標達成するための施策について説明があった。
し尿・汚泥の中間処理計画では、平成26年度迄に1日当たりの浄化槽汚泥処理能力を123kl/日まで引き上げ及び将来の浄化槽汚泥量の増加を考慮した長寿命化対策の整備を施工する旨の説明があった。
以上前半・後半の説明を通じて、計画目標年次における計画処理区域内の生活排水を、どのような方法で、どの程度処理していくか、発生する汚泥の処理方法について、事務局案が示されたが、計画全般について意見・質問は。

事務局
補足であるが、処理日量はほぼ横ばいで、今後どれだけ増えるのかという疑問はある。1から3までの施策、現状の施策から汚泥の量は増えていく。
浄化槽の新設や、行政人口がある時をピークに減っていくことも踏まえて推計している。

広川委員
浄化槽は5人槽より小さいものは無い。能力の半分も使われていないということもあり得る。今後、スカムの発生量を減らすような研究が進められてもよいのでは。
24ページ他市の最終処分について、具体的な事例には何があるか。

事務局
焼却灰がセメント原料、建設用のブロック等に使われる。
また、焼却施設をなくしてクリーンセンターで焼却する方法もある。

広川委員
汚泥処理の中で回収できる物質があるのでは。

事務局
リンを回収する方法があるが、現状では売却先が無い。

仲小路会長
工夫したところで、浄化槽汚泥は今後増えていく。まずは水質の改善のために浄化槽基数の増加を図る。

伊藤委員
3年ほど前、自宅に合併処理浄化槽を設置したが、点検業者から補助がいくら出たのか聞かれたことがある。
もう少しPRしてもよいのでは。

事務局
業者に対しては文書で周知しているが、全ての点検員までは行き届いてないこともある。
補助があることを広めていくことが重要だと考える。

仲小路会長
たとえ全て合併処理浄化槽に変わったとしても問題は解決されない。

事務局
合併処理浄化槽は適正な維持管理がされないと意味がない。

秋山委員
し尿や下水処理について、南海トラフ大地震の想定では春日井市は震度6強となっているが、その対策は。

事務局
処理施設は、昭和63年に供用開始しており、昭和57年度の耐震基準をクリアしているため、地震が起きても大丈夫と考えている。

行本委員
計画目標年度の平成35年度の数値について、18ページと19ページの数値が違うようだが。

事務局
処理予測に対し目標は1割ほど余裕を持たせている。

行本委員
中間目標も同じ理論にしなくて良いのか。
また、今の施設を増設するのか、新しく施設を作るのか、わかりやすく書かないと意味がない。平成26年度から浄化槽汚泥の受入量を増やす予定となっているが、処理はどのように対応するのか。

事務局
中間目標については検討する。浄化槽汚泥中の油対策として、浄化槽汚泥直接脱水をしている。当面の間、浄化槽汚泥直接脱水機2台運転により、増加分の汚泥を処理する予定である。

仲小路会長
116kl/日から減っていくということか。

事務局
当座はいけるが、汚泥は年々増えていく。脱水していくのがエコだが、負荷量の問題もある。

仲小路会長
他には、無いようなので、これまで出た意見を反映するようお願いする。
本日の資料について、他に意見があれば7月16日の午前中までに事務局までお願いする。
では今後の予定について、事務局から報告する。

事務局
計画改定のスケジュールについて説明

仲小路会長
今の説明について、何か意見・質問は。
次回の審議会は、最終案を取りまとめるため、10月11日を予定している。

では、議題(2)その他について、事務局から何かあればお願いする。

事務局
資源分別収集状況について、広報春日井7月1日号に基づき説明

仲小路会長
地元では、缶詰の缶を金属類ではなく飲料缶で出す間違いが見受けられる。

広川委員
プラスチック製容器包装と燃やせないごみを両方出せる日について、最初に出す人が場所を分けて出すと他の方もきれいに出す傾向があると感じた。

仲小路会長
他に意見・質問は。
以上で議題は全て終了したので、これにて閉会とする。

 上記のとおり平成25年度第2回廃棄物減量等推進審議会の議事の経過及びその結果を明らかにするためにこの議事録を作成し、会長及び副会長が署名及び押印する。

  平成25年8月12日

  会長    仲小路 浩   印

  副会長   岡本 秀昭   印

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環境部 ごみ減量推進課

電話:0568-85-6223
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