春日井市救急医療対策協議会
平成25年度救急医療対策会議議事録
1 開催日時
平成26年2月7日(金曜日)
2 開催場所
春日井市役所4階 第3委員会室
3 議題
- 救急医療体制について
- 休日・平日夜間急病診療所の診療体制及び在宅緊急医について
- その他
4 会議資料
資料1 春日井市の救急医療体制
資料2 休日・平日夜間急病診療所の外科の診療体制について
資料3 外科の在宅緊急医について
議長の選出
推薦により、隈井委員を選出
議事録署名者
隈井委員、木村委員を指名
- 出席者
議 長 春日井市医師会 副会長 隈井 知之
委 員 春日井市医師会 救急担当理事 小林 徹
春日井市歯科医師会 副会長 加藤 智彦
春日井市薬剤師会 会長 塚本 知男
名古屋徳洲会総合病院 副院長 可児 久典
東海記念病院 院長 岡山 直樹
春日井保健所 所長 木村 隆
春日井市民病院 病院安全推進室 室長 成瀬 友彦
春日井市消防長 伊藤 敬
事務局 健康福祉部 部長 刑部 健治
健康増進課 課長 宮澤 勝弘
市民病院医事課 課長 大塚 淳弘
消防総務課 課長 倉知 康雄
消防本部消防署 主幹 小川 勝巳
健康管理事業団管理課 課長 入谷 哲夫
健康増進課 課長補佐 水野 京子
健康増進課 主査 示野 大介
健康増進課 保健師 加藤 健剛
傍聴者 1名
議題1 春日井市の救急医療体制について
- 隈井議長
- 議題1について、事務局から説明をお願いします。
- 示野主査
- (会議資料1ページについて説明)
- 隈井議長
- 事務局からの説明についてご意見、ご質問はありますか。
- 委員一同
- 意見等なし
- 隈井議長
- 消防が行っている救急搬送の現状や、搬送先に困ったことなど問題点があれば、伊藤委員、お願いします。
- 伊藤委員
- 市内の医療機関において90%近くの救急搬送の受け入れを実施していただいており、特に大きな問題はない。
議題2 休日・平日夜間急病診療所の診療体制及び在宅緊急医について
- 隈井議長
- 議題2について事務局から説明をお願いします。
- 示野主査
- (会議資料2ページ及び3ページについて説明)
- 隈井議長
- 診療状況、医師会での議論など、何か補足することがあれば、小林委員、お願いします。
- 小林委員
- 平日夜間の外科の診療については、市民サービスの観点から継続の意見もあったが、実績を見ると平均1.2人であり、0人の日もある。このことから、資源の集中を考え、外科は廃止と決まった。
また、在宅緊急医については、実績としては平均5.6人であるが、春日井市民はほとんど来ないという話もあり、在宅緊急医についても廃止と決まった。
ただし、日・祝祭日については、平均約20人であり、午前中だけでなく夕方からも来ている。ここを廃止してしまうと市民病院の負担が多くなるため、日・祝祭日は現行どおりの診療体制とする。 - 隈井議長
- 外科の患者を市民病院で診ることについての負担はどうでしょうか。成瀬委員お願いします。
- 成瀬委員
- 平日夜間の実情から見るとそのような対応でよろしいのではないかと思いますし、日・祝祭日は診療をやっていただけるということで、ありがたいと思います。市民病院としては特に問題ないと考えています。
- 隈井議長
- ありがとうございます。その他、ご意見ご質問はありますか。
- 塚本委員
- 在宅緊急医については、受診者数が少ないということもありますし、毎週受診できる場所が異なるということで、市民にとって分かりにくい状況にあると思いますので、市民病院に行けばどちらかで診てもらえる状況になることには賛成です。
- 隈井議長
- 診療科目を内科・小児科とすると、実際には外科系の医師も従事するため、医師によってはトラブルが危惧されるが、その点市民周知についてはどうお考えか。
- 宮澤課長
- 広報等による市民への周知では「~系」という表現が使えると思いますが、実際に診療科目としては許された表現しかできないため、「~系」として標榜することは難しいと考えます。
- 隈井議長
- もし標榜するのであれば、「救急科」となると思われるが、外科系の医師が困らないように配慮をしていただきたい。
- 小林委員
- 外科系の医師に協力を求める上で一番のネックは、自身の医院で標榜していても、公の場では「内科」と標榜されることには敬遠される方が多いため、ご配慮をお願いします。
- 岡山委員
- 外科とは「外傷」だけを意味するのか。頭を打ったとかお腹を蹴られたとかはどうか。
- 小林委員
- 全部外科系となるが、最初内科で受診したが外科に切り替わることもある。
- 隈井議長
- 医師会の中でも議論しているが、6月からは内科系医師が2人体制になるので、概ねは内科系の医師が診ることになる。また1年後に見直しを図ることになると思います。
- 委員一同
- (意見等なく同意)
議題3 その他
- 隈井議長
- 本日は、東海記念病院と名古屋徳洲会総合病院にもご出席いただいておりますので、時間外での診療状況について、お聞かせください。
東海記念病院の岡山委員お願いします。 - 岡山委員
- 医師不足のため、救急搬送の受け入れ件数は年々減少しています。
今の若い医師は一人で心肺蘇生に対応できる技術を持っていないため、心肺停止の患者も現在は受け入れが困難である。
また、看護師不足が深刻で、夜勤に対応できる看護師を確保しにくい状況でもある。
しかし、他の医療機関に救急医療の負担を少なくするため、長期入院患者や手術を必要としない患者を受け入れ、救急医療の出口の受け皿になることで、他の医療機関が救急患者を受け入れやすくなるよう後方支援として貢献していきたい。 - 隈井議長
- 続いて、名古屋徳洲会総合病院は、現在新しい病院を建設中ですので、新病院のご紹介や、救急医療の現状についてご説明をお願いします。
- 可児委員
- 現在新病院を新築中であり、床面積が現在の2.2倍、地下2階地上8階、許可された病床が350床になりますが、最初はHCUを除く338床で3月31日の開院を目指して準備しています。
救急搬送の受け入れ状況は、月に200人程度となり、内科系医師と外科系医師が2名で救急搬送の対応をしていますが、専属の救急医はいません。
また、現在脳外科医と小児科医の常勤がいないため、この分野の領域が手薄ですが、3月31日から脳外科医が勤務予定ですので、今後は受け入れができると考えています。 - 隈井議長
- 他にご意見はありますか。
- 委員一同
- (意見等なし)
- 隈井議長
- 特にないようですので、以上を持ちまして本日の議題を全て終了します。ご協力ありがとうございました。
上記のとおり、平成25年度春日井市救急医療対策会議の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、議長及び出席者1名が署名する。
平成26年2月21日
隈井 知之
木村 隆