平成20年度各会計当初予算の概要
各会計当初予算規模(対前年度比%)
- 一般会計
- 787億8,700万円 (△4.1%)
- 特別会計
- 588億 689万円(△20.5%)
- 企業会計
- 223億7,895万円(△0.9%)
- 総予算額
- 1,599億7,284万円(△10.5%)
一般会計当初予算の概要
予算編成にあたっては、職員の意識改革と組織の活性化への取組みを推進し、第五次総合計画に掲げられた事業を着実に実施するための必要な財源を確保した。
特に、将来的な財政の健全性を確保するため、平成19年度に策定した中期財政計画に基づき、市債借入を縮小することにより、財務体質の改善に努めた。
その中で、総合計画に掲げる次の6項目を重点目標とした。
- 誰もが安全安心に、いきいきと暮らせるまち
- 子どもが健やかに育ち、生きる喜びを感じられるまち
- つながりと信頼を深め、みんなの力で地域社会をつくるまち
- にぎわいと活力に満ち、未来に輝くまち
- 快適で美しく、いつまでも住み続けたい循環型のまち
- 効果的で効率的な自立した都市経営
平成20年度の本市の財政見通しは、市税では、住宅借入金等特別税額控除の創設等による個人市民税の減少、市内企業の決算見込から法人市民税の減少が見込まれるのに対し、固定資産税は家屋の新築等による増加が見込まれ、市税全体では7,410万円の増加と見込んでいる。
また、地方譲与税や地方交付税などは減少すると見込まれ、自主・依存ともに財源は厳しい状況となっている。
一方、歳出では、団塊の世代の大量退職に伴う退職金、子ども医療費の拡充など扶助費、後期高齢者医療制度の新設に係る負担金など補助費が増加したが、
JR神領駅自由通路整備事業などの大規模事業の終結による投資的経費、勝川駅周辺総合整備事業などへの繰出金が減少した。
予算規模では対前年度当初予算比4.1%減となり、市債借入の削減など中期財政計画を踏まえ、将来的な財政の健全性の確保に向けた予算となった。