平成22年度各会計当初予算の概要
各会計当初予算規模(対前年度比%)
- 一般会計
- 827億8,000万円 (7.3%)
- 特別会計
- 565億6,023万円 (4.7%)
- 企業会計
- 240億238万円 (2.9%)
- 総予算額
- 1,633億4,261万円(5.7%)
一般会計当初予算の概要
日本経済は、国の経済危機対策などの効果もあり、昨年中盤以降は緩やかな景気の持ち直しが見え始めているが、企業収益の大幅な減少と個人消費の低迷を背景に、相変わらず失業率が高く物価水準も下落傾向にあるなど、依然として予断を許さない状況である。
こうしたなか、本市の平成22年度予算は、昨年度に引き続き第五次総合計画に掲げる目標の達成と財政健全化の推進を基本方針として編成作業を進めることとした。
しかし、当初見込みを上回る社会保障関係費の増大と税収等の激減という大きな課題に直面することとなったため、歳出においては、施設改修の先送りなど緊急避難的に措置せざるを得ない事態となった。
また、深刻な財源不足に対しては、臨時財政対策債の増発、財政調整基金の取り崩しなどで手当てすることとした。
予算規模では、子ども手当の支給や学校給食費の公金化といった要因により、対前年度比7.3%増と大きく伸びたが、これらを除けばほぼ前年度並みである。
いずれにしても、平成22年度予算は、市民目線に立った事業の見直しと大幅な財源不足に対するやりくり予算となった。