ふれあい緑道(第1回都市景観賞)

ページID 1008656 更新日 平成29年12月8日

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ふれあい緑道

延長/8.4キロメートル(整備済)、9.2キロメートル(計画)

この緑道は昭和36年「グリーンベルト構想」として計画され、着々と整備されてきた。今回は生地川と八田川の流れに沿った部分が注目された。当初植えられた樹木が今では見事に枝を茂らせている。春の桜並木や冬の雪景色、あるいは緑道へ通じる橋など、緑道にかかわる幾つかの風景がかすがい百景にも選ばれており、緑道に対する人々の愛着の深さをうかがい知ることができる。このことが今回の都市景観賞受賞にも大きく影響したと思われる。
 緑道は離れて眺めるよりも、散策やサイクリングを楽しみながらその風景の中に埋没するのがよい。木立の中を続く舗装は、大きな通りに行き当たっても地下道を抜け途切れることがないので快適であり、全線にわたって控えめに立っている背の低い照明灯は、夜の散歩に風情を添えてくれよう。石塚橋(東野町)付近は「万葉の小道」と名付けられ、ここには大伴家持ら万葉歌人の歌に見られる梅、橘などの木々が配置され、その木の名を詠み込んだ歌が一首ずつ添えられている。その少し下流側には、市民の傑作であるハニワまつりで焼かれた小さなハニワが点在し、これらが道行く人にほほえみかける。このような仕掛けが散策やサイクリングを楽しませてくれるのである。
 ちなみに、朝宮公園からは尾張広域緑道が小牧市境まで延びているので、これを合わせると一本の緑道として実に総延長約15kmに達する。
(塩見 弘幸)

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