ザ・モール春日井の夜景(第2回都市景観賞)

ページID 1008665 更新日 平成29年12月8日

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ザ・モール春日井の夜景

表彰対象 夜景
敷地面積 48,966平方メートル
完成時期 1992年6月

 市民にとって都市景観賞はどう受け止められているのだろうか。景観に貢献する質の高い建築や構造物によって、まちの景観が向上することは確かだし、そのような対象を選定・顕彰し、行政はもちろん、市民や企業もそれから意図を汲みとって、今後、建築物等を造ったり改修したりする際に参考にして頂こうということが、都市景観賞選定の目的である。
 一方で、そのまちの景観イメージとか、まちらしさが何によって生み出されているかといえば、超一級の建築物等だけによっているわけではない。醜悪ではまずいが、意外なものがそのまちらしさに寄与していることがある。このザ・モールもそのひとつではないか。
 国道19号は、こうしたバイパスの宿命か、ロードサイド店舗が無国籍状態に立ち並び(それが19号の景観だと言ってしまえばそれまでだが)、われもわれもと自己主張しているかに見える。この作品は、3年前、第1回の折にも推薦があったが、その時には評価が得られず、受賞に至らなかったものである。確かに昼間はあまり目立たないが、夜景としてロードサイドを彩り、市民のイメージに定着した、ということで今回の受賞となった。
(曽田忠宏)

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