高蔵寺ニュータウン内街路(第2回都市景観賞)

ページID 1008667 更新日 平成29年12月8日

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高蔵寺ニュータウン内街路

表彰対象 街路
延長 春日井市道白山線の内約3Km
完成時期 1974年7月

 ニュータウンの幹線道路の機能だけでなく景観にも配慮した道路である。まず種々な樹木による季節変化の演出である。堤状に盛り上げた中央分離帯には欅が整然と立ち並び、路側帯には自然風に枝を広げた楠とその下に整然と刈り揃えたツツジ。又歩道の奥に続く法面の雑木林の中に点在する桜・雪柳・萩などの花木や松・樫などの常緑樹。これらが四季折々の変化を演出し住民及び通行者の目を和ませている。
 次にこれらの樹木による住環境保護の役目である。この住宅地は大部分が道路面より高く、道路との間には法面として前述の樹木が緩衝帯となり、全体に住宅を見上げる視覚方向になっている。現在樹木の生長とともに住宅は隠され高層の建物は樹間に垣間見る景観である。これは反対に住宅側からは道路を直接見ることなく消音には有効になっている。事実、住宅地側に入ってみると騒音は意外と少ない。
 とかく造成地内の街路樹は十分な生長を望めないが、ここでは定期的な維持・管理で良好な景観と住環境保護の役目が保たれている。
(堀 正之)

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