『新型コロナウイルス感染症との闘い』(令和2年5月1日)
新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、経済活動や社会生活の深刻な状況は地球規模となっており、何よりも人の命の犠牲が深刻さを増しています。
日本においても、感染者数が毎日急増し、初めて緊急事態宣言が発令されました。特効薬やワクチンがまだ見つかっていない、正体の見えないウイルスとの闘いの真っただ中にあります。
先日、100年前に大流行したスペイン風邪の記事を読みました。スペイン風邪は、1918年に流行が始まり、全世界で感染が確認され世界人口の約30%が感染し、3年経った1921年にようやく終息したという記録が残っています。
日本では、発生から半年後にピークを迎え、当時の人口約5500万人に対し40%以上の約2300万人が感染したとのことです。対策についてですが、アメリカの例では、発生後、速やかに集会を禁止し外出を徹底的に取り締まった州と徹底できなかった州とでは、感染者数が2倍以上違ったとのことです。「早く、隔離の徹底」の教訓です。
今回の新型コロナウイルスとの闘いは、一人一人が感染防止に向けた意識をしっかりと持ち、
- 手洗いを励行する。
- 「3密」を徹底的に避ける。
- 不要不急の外出を行わない。
といった、「うつさない」「うつされない」ための、一人一人の行動にかかっています。
全員で予防、拡大防止を徹底的に行い、この困難を乗り越えましょう。