『令和3年(2021年)丑年』(令和3年2月1日)
令和3年が始まり1か月が過ぎようとしていますが、 新型コロナウイルスという重苦しい雲に覆われています。
約100年前のス ペイン風邪は、世界中に広がり感染拡大が終息するま3年かかりました。 感染拡大の要因は、大規模な集会やイベ ントでの多くの人との接触、人の移動といわれています。そして、対策は今と全く同様に、マスクと手洗いの励行でした。当時と比べると、医療は飛躍的に進歩しており、PCR検査などで診断ができるようになっ ていますが、有効な治療薬やワクチンの開発に時間がかかっているのは、今も当時と変わりません。
コロナ感染を克服するためには、自分たちのために「今」できること、やるべきことは、誰もが感染し、感染させる可能性があることを強く認識して、密集などの3密を避け、マスクなしでの会話を行わないなど、一人一人の行動にかかっています。
今年は丑年です。「牛の歩みも千里」ということわざがあります。一歩ずつ努力すれば、困難な目標にたどりつくことができるという教えです。また、丑年には新しいことが始まった歴史があります。
広報春日井1月1日号に「希望」と揮毫し、今年の一文字は「咲」と書きました。今年は、これまで準備し育ててきた多くの事業の花が咲く年です。 困難な時でも希望を持って、あらゆることに全力で取り組むことで、未来の春日井のために、色とりどりの花を咲かせる、また、花が咲く年であると思っています。
皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。