中高層建物直結給水
上下水道部では、平成26年7月1日より、直結直圧給水方式を現行の3階建てから5階建てへ拡大、直結増圧給水設備(増圧ポンプ)を設けて10階建程度まで直接給水する方式を採用いたしました。
直結増圧給水方式を採用することにより、従来、貯水槽(高架水槽等)を設ける必要のある中高層建築物(集合住宅等)についても貯水槽を設ける必要がなくなります。
なお、配水管口径、水圧等の条件がありますので、採用できない場合もあります。
- 給水方式について
- 直結直圧給水・・・配水管の水圧で直接給水する方式です。
- 直結増圧給水・・・増圧ポンプにより、配水管で不足する水圧を補い、給水する方式。
- 対象建物高さ
- 直結直圧式 ⇒ 3階以上5階まで
- 直結増圧式 ⇒ 10階程度まで
- 対象建物用途
- 一戸建て専用住宅
- 一戸建て小規模店舗付住宅
- 集合住宅
- 店舗ビル、事務所ビル、倉庫
- 集合住宅、店舗ビル、事務所ビル、倉庫の併用ビル
給水方式による長所、留意点
(1)直結給水方式
-長所-
- 蛇口まで水道水を直接お届けできます。
- 貯水槽の点検、清掃が不要です。
- 貯水槽のスペースが不要のため、敷地を有効に活用できます。
- 配水管の圧力を利用するため、エネルギーを有効に活用できます。
-留意点-
- 事故や災害時等に、貯留機能がないため断水することがあります。
※停電時においては、配水管の水圧により、ある程度の階まで給水できることがあります。
(2)貯水槽方式
-長所-
- 事故や災害時等に、貯水槽内に残っている水は使用できます。
-留意点-
- 貯水槽の定期的な点検や清掃など維持管理が適正に行われることが必要です。
- 貯水槽でいったん水を受けるため、水道管の圧力が開放されてしまい、エネルギーを有効に活用できません。
(3)費用負担について
給水装置は、給水方式に関係なく、工事費・保守点検などの費用は全て、お客様のご負担となります。
手続き等は、以下のフロー及び施工基準を確認してください。
- 中高層建物直結給水フロー (PDF 55.0KB)
- 中高層建物直結給水施行基準(~令和5年4月30日) (PDF 851.4KB)
- 中高層建物直結給水施行基準(令和5年5月1日改正) (PDF 809.3KB)
- 中高層建物直結給水施行基準(令和5年5月1日改正)新旧対照表 (PDF 50.6KB)
ご相談は、上下水道業務課給水担当(電話0568-85-6419)までお問い合わせください。
申請書等のダウンロードは、以下のページからできます。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。