平成28年度第2回男女共同参画審議会議事録

ページID 1007234 更新日 平成29年12月7日

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1 開催日時

平成28年7月7日(木曜日)午前10時~11時35分

2 開催場所

青少年女性センター 講習室

3 出席者

副会長

中部大学教授              笠井 尚

委員

愛知淑徳大学非常勤講師         松田照美
弁護士                 野田葉子
公募委員                佐藤由佳
公募委員                白石義博
連合愛知尾張中地域協議会事務局長    加藤清光
春日井市小中学校PTA連絡協議会副会長   北村りさ
かすがい女性連盟代表理事        樋口初恵
春日井商工会議所事務局長         山田眞平

事務局

市民生活部         部長    福慶達男
男女共同参画課       課長    内藤純子
男女共同参画課       課長補佐  林 一元
男女共同参画課       主査    原口幸恵

株式会社SRC

長谷川 友太

4 傍聴者

1名

5 議題

  1. アンケート項目の検討について
  2. その他

6 会議資料

7 議事内容

議題1 アンケート項目の検討について

原口主査
 アンケート項目の検討について説明

【市民の皆様へ】

白石委員   
 この意識調査は、女性活躍推進法が施行されたので行うのですか。それとも、行政として全般的にプランを見直したいためですか。
内藤課長
 改定は、女性活躍推進法が施行されたことが主な理由です。
 国、県もプランを改定しています。社会情勢の変化を踏まえながら改定していきます。
福慶部長
 女性活躍推進法の中で、努力義務ですが、推進計画を定めるよう言われています。あえて個別に推進計画にを作るのではなく、すでにある男女共同参画プランに織り込んでもいいとなっています。推進計画も必要な御意見を伺いたいので今回アンケート調査の中に、その部分を入れました。
白石委員
 女性活躍推進法にも対応したプラン改定のためのアンケートだということですね。
内藤課長
 問9についてですが、リプロダクティブ・ヘルス/ライツについては、意識がそこまで進んでいないのではということと、設問を減らしたいという思いがあり、削除しました。LGBTについては、今話題に上がっていますので項目を増やそうと思います。配偶者暴力相談支援センターは、春日井市に存在しないため、外す方向です。
松田委員
 全体を通じて、違和感を感じたのは家族の在り方です。問11、12の家庭内の仕事の分担の所ですが、夫、妻、夫婦、子どもという、家族像があって、という状況です。しかし私の周りを見ますと、そうした家族構成が非常に減っています。答えづらいし、違和感があります。ここで聞きたいのは、夫がやっているのか、妻がやっているのかではなく、女性、男性という部分が聞きたいと思います。ある市での調査の選択肢は、すべて女性、主に女性、男女で協力、主に男性、すべて男性、その他わからない。あるいは家族構成上、自分だけが該当、という選択肢になっています。
北村委員
 今の意見に賛成です。夫、妻というよりは、男性、女性の選択肢の方が、答えやすいと思います。
松田委員
 ひとり親家庭が増えてきています。ちょっと違和感があります。
内藤課長
 前回と同じであれば、変化が分かりやすいと思います。
松田委員
 それは、とても思います。しかし時代の変化で選択肢も変わってくると思います。検討してください。
白石委員
 数年前と、男女共同参画の意味合いが変わってきているのですかね。
松田委員
 少なくとも、家族のスタイルは変わってきましたね。
笠井副会長
 ひとり親家庭が増えてきているため、聞くところが難しいですね。
松田委員
 見方が変わってしまう感じはあります。
佐藤委員
 問13(1)で、合理的から経済的に変えると、2と5が関連してきます。視点がどこにあるか、はっきりしないです。収入のことを言うのであれば5にあるし、「母親が家で面倒を見た方がいい」に着目すれば、2があるので、変えるのであれば削除した方がすっきりすると思います。お金の事だけではなく、迎えに行くとか、実質やることを含めてのニュアンスだと思いました。経済的に変えるのであればいらないと思います。
松田委員
 合理的と経済的では、意味が違います。経済はお金の話ですが、合理的は、そちらの方が向いているのではないか、とかスムーズにいくのではないか、ということです。これは、内閣府の質問ですよね。内閣府の質問を使うのであれば、そのまま使った方がいいと思います。
佐藤委員
 合理的は、お金のこと以外の気持ちの問題も入っていると思います。
内藤課長
 2と3がわかりづらいという意見があったので、わかりやすく経済的にしました。経済的な部分だけではないということで、合理的に変えたいと思います。
笠井副会長
 問14は削除するのですか。
内藤課長
 プランにどう活かしていけるのか、設問内容も難しいとも思い削除にしました。問17についても、出産で一度離職するというのが一般的と思われてしまうのでないか。設問も細かく、ここを聞いてプランに活かしきれるのか、というところで削除しました。
松田委員
 問13は、内閣府の質問と同じですが、内閣府は、1、2,3を回答した人にお尋ねします。それから4、5を回答した人についても同様に聞いています。選択肢の意味が出てきますが、片方しか聞いていないのでわかりづらいです。事務局としては、質問が多くなってはいけないという思いがあって削除したのだと思いました。ネガティブをつぶしていくのと、ポディティブでインセンティブを働かせていく両面があると思います。4、5はポディティブな部分を聞いています。施策の考え方に関わっているのか悩ましく思いました。
北村委員
 回答率が多ければ入れてもいいと思います。
樋口委員
 私も違和感があります。入れた方がいいと思います。
内藤課長
 問13で、1から5のどれかに○を打った人が、問13(1)でも回答するようにしても集計は、とれますか。
SRC長谷川氏
 できます。
内藤課長
 それぞれに、どうしてか聞く形でいいですか。
樋口委員
 問17は、削除の案が出ましたが組み合わせがおかしい感じがしました。削除するのならいいですが。
松田委員
 問15の、障がいの「がい」は、ひらがなにする必要はないと思います。また、選択肢が内閣府の調査と同じであれば、一番上が抜けています。「現時点では、必要な知識や経験などを持つ女性が少ないこと」という選択肢が抜けています。
内藤課長
 入れておきます。問25(2)は、問25で同じような内容を聞いており、前回は特にない(無回答)が半数以上のため、省きました。問25(3)は特に顕著な傾向が現れず、施策に活かしきれないため、省きました。
佐藤委員
 問25ですが、過去に参加した場合も含むとあります。例えば20年前、30年前に参加したことがある場合は、意味があるのか。と思います。例えば過去5年間とか、区切った方がいいと思います。
松田委員
 10年ぐらいにしませんか。5年はあっという間です。
内藤課長
 問26の回答はわかりづらいという意見がありました。男らしく女らしく、区別して育てるのも少ないかと思い、必要ないのではないかと。問28については、男の子と女の子と区別して育てなくてもいいと回答したのに、ここで違う番号が入ると整合性がとれないので削除したらどうかと思います。
松田委員
 問26は、確かに2と3がわかりづらいです。しかし、まったくそういう傾向がないかというと、ポイントになってきますので。これを残して、例えば、「男の子は男らしく」「女の子は女らしく」「男の子も女の子も同じように育てる」のように選択肢をシンプルにしてしまって、聞くのはどうですか。だいたい中間を選ぶ人が多いです。
北村委員
 教育の中で、一番重要な質問は、この質問だと思います。これをなくしてしまうとアンケートの意味がないように思います。
松田委員
 大学生に対する進路の調査では、男女区別なく指導してもらいたかったという意見があります。そのあたりの認識が必要だと思います。今の進学率から考えると、問27はどうかと思います。
内藤課長
 問27は、中高生にも聞いているので、親と子の考え方の違いがでるので残してあります。
松田委員
 問28は、選択肢が多すぎて答えづらいと思います。
北村委員
 問27は、経済的なこともあると思いますが、私はなくてもいいと思います。
内藤課長
 問26は項目をすっきりさせて残し、問27は検討、問28は、入れるのであれば項目を減らしてもいいのでは、ということですね。
笠井副会長
 問27は、経済的な問題もありますが、「期待しますか」とありますので、その点を考えると残してもいいのではと思います。
松田委員
 問27は、中学校までは、削除してもいいのではないですか。義務教育ですし。
佐藤委員
 答えやすくするために、設問項目を削除したという事はわかりますが、答える側として考える過程があると思います。全体を見たときのバランスで、逆に答えづらくなります。男女共同参画について知らないことも多いとすれば、考えながらステップを踏んで答えることも念頭に置いた方がいいと思いました。
内藤課長
 整理して考えたいと思います。
野田委員
 問29についてです。メディアリテラシーの向上や、性表現、暴力表現だけでは足りなく、日常的にテレビのCMや番組で植え込まれている男女の役割分担的な刷り込みの方が重要だと強く思っています。性暴力表現は、わかり易くて誰でも嫌な表現です。日々何気なく見ていて、男女の役割分担が刷り込まれていることにすら気づかないメディアの方が問題だと思います。市民の皆さんが、そういう問題意識すら思っていないかどうか知りたいので、設問を入れていただけるとうれしいです。「メディアを見ていて、女性はこうあるべき、男性はこうあるべきと主張していると感じる番組はありますか」とかどうですか。
松田委員
 小さいことの積み重ねですね。
内藤課長
 題名も変えた方がいいですね。性暴力表現だけでなく、一般的なものもということですね。
松田委員
 問30ですが、「女性の人権が」とあります。女性の人権にわけることがどうかと思いました。
北村委員
 女性と限定しないということですね。
内藤課長
 「女性の」を取っても問題はないですかね。
松田委員
 5の後にパワーハラスメントを入れるといいと思います。13ページの問13で、どこに相談しましたかとありますが、細かいと思います。例えば、病院と医師は医療関係者で、病院(医師)と入れるとか。弁護士と民間の相談機関、専門機関(弁護士、カウンセラー、支援団体)とか、くくった方がいいと思います。家庭裁判所と人権擁護委員とか。
内藤課長
 前回のアンケート結果では、12、13、14はゼロでした。減らしていきたいと思います。問35は、聞いても仕方がないので削除したらどうかと思います。問33は、女性の意見が市に反映されているのか、一般の人がわかるのかどうかという意見が研究会でありました。良い表現はないかと思います。
樋口委員
 女性の意見を市に出す、出し方がわからないと思います。
内藤課長
 男性だから市に意見が反映されているか、というと難しいです。審議会を行っているのも、市民の皆さんはなかなかわからないですし。施策に反映させるために聞いていきたいとは思いますが、いい表現は何かないですか。
笠井副会長
  問33(1)を答えさせたいのですよね。問33でわからないと答えさせないようにするとか。
松田委員
 問34についてです。「女性の」という言葉が、たくさん入っています。男性の働き方が大事と言い出している時代に、この選択肢では片手落ちと言わざるを得ないです。回答が細かいので、整理する必要があると思います。5,6,7は、ふたつでいいと思います。母性保護は、どうでしょうか。男性向けの施策も必要ではないかと思います。あるいは、16が必要かどうか。周知啓発の方がいいと思いますが。
佐藤委員
 市役所的には、ひとつの項目が担当課、担当係ごとに分かれて意識しながら作成しているのですか。
内藤課長
 そこまで意識はしていないです。

【高校2年生の皆さんへ】

内藤課長
 問2、問3はクロス集計することもないので、削除したらどうかと思っています。性別もLGBTのこともあり迷ったのですが、自分が思うほうの性で書いてもらえればいいので、あえて入れないことにしようと思います。
松田委員
 いつも、男性、女性という聞き方ですよね。常に男性、女性ではなく、あるときは女性、男性と入れ替えてもいいと思います。
内藤課長
 たまには、女性が先にきたアンケートがあってもいいということですね。
松田委員
 言葉としては、「男女」「兄弟姉妹」「夫婦」であったり、常に男が先にくる言葉ですが、女性、男性と順番を変えたり、男らしく女らしくと聞くより、女らしく男らしくと聞くとか配慮があってもいいと思います。男女共同参画ですから。ある意味子どもにとっても新鮮だと思います。
内藤課長
 問4で学校内での生活を聞いているので、問5でまた聞かなくてもいいのではと削除の方向で考えています。問7は、前回アンケートで中高生とも言われた事がないと回答した人が90%以上のため、あえて聞く必要はないと考え外す方向です。
松田委員
 問8は、残すのですね。
内藤課長
 はい。
松田委員
 この選択肢の、「電球や蛍光灯の交換」は、どうかと思います。「ボタン付け」についても。
樋口委員
 2ページの問6で、題を「生活の中について」とし、学生に聞いているので「先生」を入れたらどうでしょうか。
内藤課長
 問6については、「今までに、男らしくしなさい、女らしくし
なさいと言われたことがありますか」とするといいですかね。問10の(2)は、一般でも聞いているので学生との差を見てみたいと思います。あとは、削除したいと考えます。問12は、前回の調査では「そう思う」「わりとそう思う」「少しそう思う」が90%近くあるので、調査の必要がないと思いました。問13(1)は、本人が進みたい方に進めば問題はないですので、削除したらどうかと思います。問14についても施策に活かすのが難しいため削除したいと考えます。問16(1)について、中学生にわかるのか疑問です。もう少しやさしい内容にしたらどうかとも思います。問17については、身近にいる女性が活躍しているか子どもにわかりづらいため、検討中です。
佐藤委員
 活躍ではなく、「いきいきと」というニュアンスにしたらどうですか。
松田委員
 問16ですが、中学生はなしでもいいのではないですか。高校生は入れてもいいと思います。
北村委員
 問12ですが、「勉強するのは、なぜだと思いますか」とか、アンケートの流れ的に質問の表現を変えた内容だといいと思います。
内藤課長
 「いま勉強しているのは、なぜだと思いますか」とかの設問に変えるということですね。
野田委員
 問18(2)に、「仕事と家庭の両立が困難なため」という選択項目を入れたらどうですか。
内藤課長
 あった方がいいですね。問19(1)は、「(1)メール・LINE等
を頻繁に送ったり」と「(4)つきまとったり、信じられない回数の内容のメッセージを送る」の違いがわかりづらいという意見があったので、(1)は削除の方向です。問20の4については、「これまで主に女性がしてきた」という表現が、女性がするのが当然だったと思われるので、外そうと思います。問21についても、あまり意味がないので削除の方向です。
加藤委員
 全体を通してですが、14歳、17歳、20歳以上が対象ですね。アンケートの結果で偏りが出てきませんか。たまたま届いた所に50代が多かったとか。20代で何人、30代で何人とするのは難しいですが、20歳以上だと幅広いです。それが男女に対する考え方として正しいのか、よくわからないです。もうひとつ「全員の方にお尋ねします」という言葉は書く必要はありますか。
内藤課長
 人が偏るのではないか、という質問ですが、発送するにあたり年齢は考慮しますが、返信の回答では偏りもあると思います。全員の方にお尋ねします。という書き方は、流れ的になくてもいいものであれば、取っていきます。

2 その他

任期終了について説明

上記のとおり平成28年度第2回春日井市男女共同参画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席委員1名が署名する。
 

平成28年8月2日

副会長 笠井 尚
署名人 松田照美

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