ハニワまつりの概要と開催の様子

ページID 1004404 更新日 令和5年11月15日

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ハニワまつりとは?

野焼き

今から約1500年前、東山町の下原古窯跡群 (埴輪を焼いた窯のあと)で大きな埴輪がたくさん作られていました。
そこで作られた埴輪は、国指定史跡味美二子山古墳などに運ばれて、古墳のまわりに並べられました。
二つの遺跡の間には、生地川・八田川が流れ、埴輪はこの河川の水運を利用して運ばれたと考えられます。
現在、川沿いには「ふれあい緑道」が整備されており、この緑道に市民のみなさんが制作した「ハニワ」を並べ古代のロマンを再現する試みが「ハニワまつり」です。平成3年度から始まり、毎年秋になると野焼きの炎が人々を魅了します。
(古墳から実際に出土したもの=「埴輪」、復元制作したもの=「ハニワ」と表記しています。)

設置されたハニワ

令和5年度 第33回ハニワまつり

 第33回ハニワまつりが、10月28日(土曜日)に開催されました。
 開会行事では、主催者・来賓の挨拶の後、味美幼稚園児による合奏と踊りが行われ、開会行事を盛り上げました。
 体験工房では、ハニワのイラストを描いた缶バッジや古代のアクセサリーである勾玉(まがたま)、二子山古墳の形をした古墳消しゴムを作り、小さなお子様も地域の歴史に触れることができました。
 舞台では、味美連合区の協力による舞台芸能が催され、地元芸能団体等による演奏や踊り等様々な演目が披露され、まつりに華を添えました。
 会場では、ボーイスカウト春日井第5団による体験教室「丸太切り」や春日井たたら研究会による「製鉄実演」も行われたほか、春日井文化財ボランティアの会が二子山古墳に関する「クイズラリー」や城北線整備促進協議会が「ミニ城北線作り」などを行い、大変多くのみなさんにご参加いただきました。また、今回初めて「キッチンカー」を出店しました。春日井市の特産品である「サボテン」を使った料理ややきいも、からあげ、ソフトクリームなどを食べながら、参加者は家族や親しい仲間と秋の一日を過ごしてました。
 日没にかけて、NPO法人ニワ里ねっとによる「音楽祭」を上演しました。夕暮れの中で赤々と燃え上がる炎を演出に加え、会場は、幻想的な雰囲気に包まれました。
 
 一日かけて野焼きしたハニワは、翌日に窯から出し、ふれあい緑道と二子山公園、ハニワの館に並べました。さまざまな表情をした「ハニワ」を眺めながら、古代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

開会行事の写真
開会行事(主催者あいさつ)
開会行事(味美幼稚園)
開会行事(味美幼稚園による合奏)

舞台芸能の様子
舞台芸能(白山小学校音楽部)
体験工房写真
体験工房(古墳消しゴム作り)

丸太切りの様子
ボーイスカウト春日井第5団(丸太切り)
音楽祭の様子
音楽祭(NPO法人ニワ里ねっと)

野焼き
野焼きの様子
ハニワ設置の様子の写真
ハニワ設置の様子(ふれあい緑道)

令和5年度ハニワ制作大会の様子

  令和5年度のハニワ制作大会は、9月2日(土曜日)・3日(日曜日)・9日(土曜日)・10日(日曜日)の4日間に分けて、抽選で選ばれた67組215人が参加し、67体のハニワを制作しました。
 初めて挑戦する人がほとんどでしたが、瀬戸にある美夜之窯のみなさんの指導のもと、グループで協力し合いながら楽しんで作ることができました。
 完成したハニワは、約1か月半乾燥させ、10月28日(土曜日)に開催される「第33回ハニワまつり」で野焼きします。

ハニワ制作風景1
八木先生(美夜之窯)による説明
ハニワ制作風景2
ハニワ制作の様子
ハニワ制作風景3
ハニワ制作の様子
制作したハニワ
完成したハニワ

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