桜佐上五反田遺跡・桜佐下五反田遺跡発掘調査

ページID 1034402 更新日 令和6年4月18日

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184Tr完掘状況
184Tr完掘状況(南から)
所在地

春日井市桜佐町字上五反田・西児

遺跡の種別

集落跡・遺物散布地

調査に至る経緯

下水道 

調査期間

令和5年9月28日から令和6年1月24日まで

調査面積

184Tr:140平方メートル
186Tr1区:250平方メートル
186Tr2区:150平方メートル

 調査地点は庄内川の自然堤防及び氾濫平野に立地し、自然堤防には桜佐上五反田遺跡が所在し、その南西の氾濫平野には桜佐下五反田遺跡が所在します。桜佐上五反田遺跡は古墳~中世、桜佐下五反田遺跡は縄文・平安・中世の集落遺跡です。
 遺構は竪穴住居3棟・小穴90基・土坑25基・溝10条を検出しました。竪穴住居はいずれも自然堤防上で検出し、年代は飛鳥時代が2棟、平安時代が1棟です。溝は幅は約2メートル・深さ約1.1メートルの大溝を検出しました。大溝は南北方向に向かって延び、末端は調査区外へ延びるため未検出です。遺物は山茶碗や常滑焼、伊勢型鍋が出土し、13世紀中頃(鎌倉時代)に埋没したと考えられます。平成30年度に桜佐下五反田遺跡で実施した発掘調査でも中世の大溝を検出しており、その関連性が注目されます。

184Tr検出状況
184Tr検出状況(南から)
184Tr竪穴住居掘削状況
184Tr竪穴住居掘削状況(南東から)
184Tr中世大溝完掘状況
184Tr中世大溝完掘状況(南から)
186Tr1区完掘状況
186Tr1区完掘状況(南西から)
186Tr1区竪穴住居完掘状況
186Tr1区竪穴住居完掘状況(東から)
186Tr1区須恵器出土状況
186Tr1区須恵器出土状況(西から)

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