平成21年度第1回春日井市商工業振興審議会議事録

ページID 1007345 更新日 平成29年12月27日

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1 開催日時

平成21年6月25日(木曜日)午後2時~午後3時30分

2 開催場所

春日井市役所3館 行政委員会室

3 出席者

【会長】

中部大学学長補佐兼研究支援センター長
 渡邉 誠

【委員】

名古屋工業大学大学院工学研究科教授
 藤 正督
中部大学経営情報学部准教授
 寺澤 朝子
中部経済産業局地域経済部新規事業課長
 岩田 則子
春日井商工会議所副会頭
 大辻 誠
社団法人春日井青年会議所理事長
 清水 隆行
春日井商工会議所女性会顧問
 長谷川 きみ子
株式会社大垣共立銀行春日井支店長
  河合 勇記
春日井商工会議所理事・事務局長
  安達 昭夫

【事務局】

産業部       部長      西尾 義和
経済振興課    課長      堀 幸太郎
企業活動支援課 課長      小林 哲弥
            課長補佐   服部 稔
            主査      足立 憲昭
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
            主任研究員 永柳 宏
            主任研究員 佐々木 雅一
            研究員    北 洋祐

4 議題

  1. 春日井市産業振興アクションプランの策定経過等について
  2. 平成21年度の調査計画について
  3. 支援体制の整備について
  4. 助成制度の拡充について
  5. アンケートの実施について
  6. その他

5 議事内容

  1. 委員自己紹介
  2. 事務局自己紹介
  3. 春日井市商工業振興審議会の運営について
    1. 会長職務代理者に大辻委員を指名
    2. 会議は公開、議事録については要点筆記を確認
    3. 議事録署名者に安達委員を指名
  4. 議題
    1. 春日井市産業振興アクションプランの策定経過等について
      【事務局】  資料1「春日井市産業振興アクションプランの策定経過等について」説明。
      【渡邉会長】 アクションプランの施策について、PRを行なっているとのことだが、具体的にどのような形で周知を進めているのか。
      【事務局】  市と商工会議所の企業支援施策をまとめたパンフレット「企業支援ガイド」を10,000部印刷し、既に8,000部を企業に対して配布し、周知しています。
      【安達委員】 商工会議所としても、様々な会合の場で「企業支援ガイド」を配布するなど、周知に努力している。これらの取組みを通して、市と商工会議所の施策が徐々に浸透していっていると感じている。
      【渡邉会長】 ワンストップサポートについて、4月から実施しているとのことだが、現時点でどのように進んでいるのか。
      【事務局】  市と商工会議所の月1回の調整会議のほか、担当レベルは随時連絡をとりあっています。また、それぞれの業務を洗い出し、効率化に向けて検討しています。詳しくは議題3で説明させていただきます。
    2. 平成21年度の調査計画について
      【事務局】  資料2「平成21年度の調査項目について」及び資料3「作業スケジュール」説明。
      【藤委員】  「インキュベーター施設の検討」の期待成果として「インキュベーター機能の成立可能性と導入イメージ」を挙げているがこの部分を詳しく説明していただきたい。
      【事務局】  オフィス型、研究ラボ型、生産開発支援型など、どのような機能を持つインキュベーターが求められているのか、また、駅前や大学付近など、どういった場所にニーズがあるのかなどの需要を把握するためのイメージです。このため、アンケートで、具体的にどういったニーズがあるのかを調査します。
      【渡邉会長】 折角、インキュベーター施設を造っても、空き部屋が多いと聞いている。
      【岩田委員】 インキュベーター施設を整備するならば、そのインキュベーターから何を生み出していくのか、イメージを明確にする必要がある。その視点が欠けているとサービスが十分に行き届かず、入居した事業者が十分に育たず撤退していくことになる。そのためにも、アンケートでのニーズ把握は非常に重要である。
      【事務局】  事業者がどういったインキュベーターを求めているのか、ニーズをうまく引き出せるようなアンケートを作成します。また、選択肢として「駅前型」、「大学隣接型」など、回答者にとって具体的なイメージが湧きやすいように心がけます。
      【岩田委員】 今年度の審議会の役割について説明していただきたい。昨年度策定した「産業振興アクションプラン」について、どのように考えたらよいのか。
      【事務局】  今年度は基本的に、昨年度の産業振興アクションプランの中で「検討課題」として残っていたものに加えて、昨今の景気の悪化等、産業振興アクションプランを策定した時点とは事情が異なってきている部分もありますので、その点についても検討をお願いしたいと考えています。
      【寺澤委員】 先ほど、インキュベーター施設についてのアンケートにおいて「具体的なイメージが湧きやすい形で尋ねる」と説明があったが、コーディネーターについても同様の配慮をする必要がある。何をもって「コーディネーター」と呼ぶのか、そのイメージが人によって大きく異なっている。
      【渡邉会長】 「コーディネーター」には明確な定義がなく、そのイメージを明確にする必要がある。現時点で事務局としてはどういったものをイメージしているのか。
      【事務局】  その点については議題3でも取り上げますが、「市や商工会議所などのサービスを熟知し、相談者に対して適切なアドバイスを行う者」をイメージしています。
    3. 支援体制の整備について
      【事務局】  資料4「ワンストップサポートの連携イメージ」、資料5「インキュベーターの主な区分」、資料6「コーディネーター・アドバイザーの区分と事例」説明。
      【大辻委員】 支援体制の整備に関しては、企業にどのようなニーズがあるのかを掴むことが非常に重要である。どうすれば企業のニーズを把握することができるのか、検討する必要がある。
      【清水委員】 市と商工会議所のワンストップサポートは、素晴らしいものだと思う。今後は、春日井市のオリジナル性を出して、市内の企業だけではなく、市外の企業にとっても魅力あるものにして、企業誘致に繋げていく必要がある。
      【長谷川委員】経済危機によって、市内の中小企業は今、本当に苦しい状態にある。中小企業の意見を十分に汲みとり、今本当に必要とされている施策を実施してほしい。
      【河合委員】 自動車産業や電気機械器具などの特定産業に特化していない春日井市は、今回の経済危機の直撃を受けたわけではないが、それでも大きな打撃を受けた。6月に入ってようやく景気の底打ち感が広がりつつあり、これまでは経営を維持するので精一杯であった事業者も今後のことを考えるゆとりが出てくる頃かと思う。そういう意味では、7月にアンケートというのは時期的にもよいのではないかと思う。
    4. 助成制度の拡充について
      【事務局】  資料7「助成金等検討資料」、参考資料「雇用・就業施策の事例集」説明。
      【渡邉会長】 助成金についても、企業のニーズを十分考慮する必要がある。利用するのは行政に詳しくない民間の事業者であることを十分に意識したうえで、わかりやすい制度設計を心がけるべきである。
      【岩田委員】 助成制度についてアンケートで尋ねる場合、短期的に必要なものと、中・長期的に必要なものを切り分けて尋ねるのがよいのではないか。目下の経済危機を乗り越えるために必要な支援制度と、長期的な視点に立った場合に必要な支援制度は異なってくるはずである。また、インキュベーター施設の整備について、市としての方針を固めることが必要である。今後どのような産業を振興していくのか、雇用の確保を目的とするのか、それとも市内の生産を拡大することを目的とするのか。それらによって必要となる施設は異なってくるはずである。
      【寺澤委員】 プライバシーマークの取得支援について、市がこういった制度を設けることによって、事業者がその重要性に気付くきっかけにもなる。相談業務のワンストップサポートについて、組織間の情報交換を円滑に行えるような体制整備が重要になる。また、コーディネーターの人材育成も重要であり、いいコーディネーターでも後任が育たず一代限りで終わってしまっては意味が無いため、スムーズに引継ぎができるような組織体制にすることも重要である。
      ワンストップサポートについては、既に実施しているため、アンケートで意見を集める必要性は薄いのではないか。
    5. アンケートの実施について
      【事務局】  資料8「アンケートの実施について」説明。
      【河合委員】 「産業振興アクションプラン」の進捗状況や支援制度の認知度等を測る指標について何か考えていることがあれば伺いたい。
      【事務局】  施策の効果をどのように測るかということは非常に難しい問題です。申請の件数を指標とするという考え方もありますが、景気の悪化で申請数が減少していることもあるため、今後検討していきます。
    6. その他
      【岩田委員】 中部経済産業局としても、様々な施策をもって域内経済の活性化に努力していくつもりである。補助金等のメニューも豊富にあるので、是非活用していただきたい。
    7. 閉会

 上記のとおり春日井市商工業振興審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、渡邉会長及び安達委員が署名(及び押印)する。
      
平成21年7月28日

会長  渡邉 誠
署名人 安達 昭夫

6 会議資料 

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