森春濤
文政2年(1819年)~明治22年(1889年)
尾張の人。名は魯直。字は希黄。有隣舎で漢詩を学び、医業を廃して上京、梁川星巌(やながわせいがん)に師事した。茉莉吟社を主宰し、雑誌「新文詩」を創刊。漢詩集に『春濤詩鈔』『岐阜雑詩』等がある。
籬下穿苔挿菊秧
露培風養小庭涼
山妻妾我多詩料
補種一窠秋海棠
籬下(りか)に苔を穿(うが)ち菊の秧(なえ)を挿す
露培(つちか)い風養いて小庭涼し
山妻妾我詩料多し
補い種えたり一窠(か)の秋海棠(しゅうかいどう)
文政2年(1819年)~明治22年(1889年)
尾張の人。名は魯直。字は希黄。有隣舎で漢詩を学び、医業を廃して上京、梁川星巌(やながわせいがん)に師事した。茉莉吟社を主宰し、雑誌「新文詩」を創刊。漢詩集に『春濤詩鈔』『岐阜雑詩』等がある。
籬下穿苔挿菊秧
露培風養小庭涼
山妻妾我多詩料
補種一窠秋海棠
籬下(りか)に苔を穿(うが)ち菊の秧(なえ)を挿す
露培(つちか)い風養いて小庭涼し
山妻妾我詩料多し
補い種えたり一窠(か)の秋海棠(しゅうかいどう)