平成27年度春日井市文化財保護審議会議事要旨
1 開催日時
平成27年7月16日(木曜日)午前10時から11時
2 開催場所
春日井市役所9階 教育委員会室
3 出席者
- 会長
春日井郷土史研究会会員 櫻井 芳昭
- 委員
名古屋造形大学教授 池田 洋子
東海学園大学准教授 小野 佳代
中部大学名誉教授 片岡 靖夫
春日井自然友の会会員 長縄 秀孝
春日井郷土史研究会会長 村中 治彦- 欠席者
星城大学教授 松原 隆治
中部大学教授 森田 朋子- 事務局
教育長 木股 哲夫
教育部長 鈴木 満
文化財課 課長 村松 一秀
課長補佐 田中 裕子
担当主査 稲垣 久登
主任 平田 妙香
4 議題
- 平成26年度文化財課実施事業
- 平成27年度文化財課事業計画
5 会議資料
6 議事内容
議題(1)平成26年度文化財課実施事業について (2)平成27年度文化財課事業計画について
- 文化財課長
- 別添資料に基づき説明
- 村中委員
- 現在、文化財ボランティアは30数名の会員がいますが、今後、観光を兼ねた文化財見学などを考えていかなければならないと思います。観光コンベンション協会と文化財課との情報交換の方法などについて、どのように考えていますか。
- 文化財課長
- 現在、文化財ボランティアは下街道などのガイドを行っています。観光コンベンション協会とは連絡をとりながら、今後も春日井の文化財を案内していきたいと考えています。
- 櫻井会長
- 愛岐トンネル群と覚明霊神のことが全国的に注目されています。愛岐トンネル群はNPO法人が、覚明霊神は地元の保存団体が管理しています。民間団体が観光コンベンション協会と連携するなど、新しい連携の形ができているのではないかという気がします。
- 文化財課長
- 今までは文化財を保存しようという傾向が強くありましたが、現在は文化財をうまく活用し、観光で活性化していこうということが全国的な動きになっています。文化財課は文化財を守るという立場で、観光コンベンション協会と協力しながら進めていきたいと考えています。
- 教育長
- 今年から商工会議所内に観光コンベンション協会が設置されました。商工会議所が主管となると商工観光が中心となってきますので、文化財保護の立場を堅持しながら、慎重にやっていきたいと考えています。
- 櫻井会長
- そういう新しい動きや変化に合わせ、文化財保護の視点や郷土春日井を振興するという視点から協力できることを考えてもらいたいと思います。
- 池田委員
- 指定文化財の状況を一度確認したほうがいいと思います。
- 文化財課長
- 文化財の状態や管理面も含めて、ご専門の目で一度見ていただく機会を作りたいと考えています。
- 村中委員
- 指定文化財で修理が必要なものが、そのまま放置されている例もあります。
- 池田委員
- 修理が必要な文化財のリストを作り、修理計画を立て、予算も立てていかないと、文化財が破損した状態のままになってしまいます。
- 文化財課長
- 修理計画等がなければ、なかなか話が進んでいかないと思いますので、前段階の調査は必要だと考えています。
- 櫻井会長
- 調査することは、文化財を残すためには一つの重要な柱だと感じています。
上記のとおり、春日井市文化財保護審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名及び押印する。
平成27年8月7日
会長 櫻井 芳昭
署名人 池田 洋子