令和4年度第1回春日井市文化財保護審議会議事要旨
1 開催日時
令和4年7月28日(木曜日) 午後3時~4時30分
2 開催場所
教育研究所 第4研修室
3 出席者
-
会長
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春日井自然友の会会長 長縄 秀孝
- 委員
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名古屋造形大学特任教授 池田 洋子
東海工業専門学校講師 岩田 敏也
東海学園大学教授 小野 佳代
春日井郷土史研究会会員 高橋 敏明
中部大学教授 永田 典子
元星城大学教授 松原 隆治
中部大学教授 森田 朋子
- 欠席者
- なし
- 事務局
-
教育長 水田 博和
教育部長 西野 正康
文化財課 課長 村松 一秀
課長補佐 鵜飼 淳
主査 加藤 朝子
統括主任 松浦 徹
- 傍聴者
- なし
4 報告
(1) 文化財事業の概要
ア 令和3年度実施事業
イ 令和4年度事業計画
(2) 郷土館跡地の利活用について
(3) 文化財調査報告
5 会議資料
6 会議内容
(1) 審議会の運営について
事務局から、報告(3)文化財調査報告については、個人及び法人の財産に関する情報が含まれ、情報公開条例第7条第4号に掲げる不開示情報に該当するため非公開、議事録等の作成に関する指針に基づき、議事録は要点筆記とすることについて諮り、全員一致で承認された。また、長縄会長より高橋委員が議事録署名人に指名された。
7 報告内容
(1) 文化財事業の概要について
事務局より別添資料に基づき説明があった。
次のような質疑応答・意見があった。
- 岩田委員
- コロナ禍で、民俗芸能の練習や行事がほとんど行えない状況です。補助金については、練習ができないからもらえないのではなく、その分は道具や衣装など、用具の整備などへ回せるように考えていただきたいと思います。
民俗芸能が途絶えてしまうことが非常に心配ですので、補助金もうまく使いながら残していけるようなことを考えていただきたいなと思います。 - 文化財課長
- 少しでも活動したことに対しては、領収書等があればできるだけお支払いをする形を取っております。
- 池田委員
- 資料の再整理・処分を行ったという、その処分の基準はどのようなものでしょうか。
- 文化財課長
- 以前(平成23年度第1回)審議会の方でも議論していただき、収集した民具の中で、パーツのみのものや部位がわからないものなど、展示等に活用できないものについては、収蔵施設も限られておりますので、ある程度処分していこうという形です。
- 高橋委員
- 中央公民館の移転については、いつ頃、どうなるのでしょうか。
- 文化財課長
- 市全体の公共施設について、修繕や施設の統合などをどのように行っていくかという全体の計画の中で、中央公民館の建物は廃止が決まりました。文化財施設をどうしていくかについては今後検討していくという状況になります。春日井の歴史を残すという形は、どこかで取っていきたいと考えております。
- 松原委員
- 中央公民館や、民俗考古展示室がどうなるか、今のところ廃止の時期や、将来的にどうするかというのは、具体的な素案はまだありませんか。
- 文化財課長
- これから議論、検討していくという状況になっております。
(2) 郷土館跡地の利活用について
事務局より、郷土館跡地の利活用についての経過報告について、口頭にて報告があった。
次のような意見・質疑応答があった。
- 岩田委員
- 何か新しいことをやろうという時には、かなり協議をしてからでないと難しい。10月までに事務局案を作るというのは、時間的にどうなのかなと思います。
また、街道沿いの歴史を示すのに、郷土館を壊すのであれば、何か町家のような建築がないと、街道の発展を示すにはちょっと寂しい気がしますので、どのような形の施設とするのか、十分な検討が必要です。 - 文化財課長
- 11月の審議会の段階では、基本的に、「下街道の交通や文化を伝える施設を作っていきましょう」というような基本的な方向性をご承認いただきたいと考えております。
地元の意見を重要視していくということですので、地元の意見も含めた形で、基本的な方向性を次回の審議会でご報告させていただきます。 - 池田委員
- 郷土館の場所が、明治天皇の御休憩所であったという部分については、展示には反映しないのですか。
- 文化財課長補佐
- 当然反映していく形を取ります。
- 文化財課長
- 聖蹟の部分は史跡でもあり、重い意味があると思います。
ただ、どちらかというと下街道にスポットを当てた施設として、下街道を前面に押し出す形で考えていきたいということになります。 - 長縄会長
- 委員会への報告が来年ということで、それまでに、下街道の交通と文化を伝える施設を作るにあたって、どういう考えで作るのかという基本的な考えを、年度末にまとめるということでよろしいでしょうか。
たくさんのご意見をいただきましたので、事務局でもう一度整理をしていただきたいと思います。
(3) 文化財調査報告については非公開。
上記のとおり、春日井市文化財保護審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名する。
令和4年8月26日
会長 長縄 秀孝
署名人 高橋 敏明
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