開票
1開票の流れ
わたしの投票した一票は?
2当選人の決定
比例代表選挙以外の選挙での当選人の決定
得票の多い順に当選人になります。ただし、「法定得票数」以上の得票が必要です。得票が同数の場合は、選挙会(当選人を決定する機関)で選挙長がくじで順番を決めます。
法定得票数とは
有効投票の総数をその選挙で、その選挙区から出すべき当選人の数で割って得た数の、さらに6分の1(地方自治体の選挙では4分の1)です。
衆議院比例代表選挙の当選人の決定
全国の選挙区(ブロック)ごとに各政党等の得票数に応じて当選人が配分(ドント式)され、拘束名簿式により当選人が決まります。
参議院比例代表選挙の当選人の決定
全国を通じて各政党等の得票数に応じて当選人が配分(ドント式)され、非拘束名簿式により当選人が決まりますが、特定枠制度により、政党等が優先的に当選人となるべき候補者を、他の名簿登載者と区分して名簿に記載することができます。
ドント式
政党名 | A党 | B党 | C党 | D党 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
得票数【A】 | 4,200票 | 3,200票 | 2,000票 | 1,800票 | 11,200票 | |
除数【B】 | 1 | (1)4,200 | (2)3,200 | (4)2,000 | (5)1,800 | |
2 | (3)2,100 | (6)1,600 | (10)1,000 | 900 | ||
3 | (7)1,400 | (8)1,066.7 | 666.7 | 600 | ||
4 | (9)1,050 | 800 | 500 | 450 | ||
: | : | : | : | : | ||
当選人数【C】 | 4人 | 3人 | 2人 | 1人 | 10人 |
各政党の得票数【A】を1,2,3,4…の整数で除した答え【B】の大きいものから順次それぞれの政党の当選人数【C】となり、各政党の候補者名簿の順番に従って当選人[(1)~(10)までの人]が決まります。
拘束名簿式・非拘束名簿式
特定枠制度
参議院比例代表選挙において、政党等は優先的に当選人となるべき候補者を、他の名簿登載者と区分して名簿に記載することができます。これを特定枠制度といいます。
各政党等の当選人数が決まったら、特定枠の候補者から優先的に当選します。特定枠の候補者が複数いる場合は、「名簿記載の順位が上位の候補者」から順に当選します。
また、特定枠の候補者が全員当選しても、各政党等の当選人数に達しない場合は、特定枠以外の候補者の中から「候補者名での得票数が多い順」に当選人が決まります。
なお、特定枠の候補者名を記載した投票は、政党等の有効投票とみなされます。