令和元年度第2回春日井市生涯学習審議会議事録
1 会議について
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、書面で各委員の意見を聴き、審議会の開催に代えるものとした。
2 議題
- 令和2年度の生涯学習事業計画について
- 社会教育関係団体への補助金交付について
- 生涯学習事業に対する助言・提案について
- その他
3 会議資料
4 議事内容
書面にて意見を求めたところ、次のような意見があった。
(1)令和2年度の生涯学習事業計画について
【三島会長】
図書館事業に関わる「図書館管理」や文化財課の予算全般に比較的大きな割合での減額がみられる。減額の理由は何か。
【図書館】
減額分のうち約7,800万円は、令和2年度から会計年度任用職員制度が施行されることにより、令和元年度は図書館費の賃金で計上していた費用が、社会教育総務費の給料等に移行したためです。
また、残り約200万円は、図書館システム借上料で、システム更新の際に契約金額が減額したためです。
【文化財課】
会計年度任用職員制度の開始に伴い、発掘調査等を行う臨時職員の賃金が文化財課の事業予算から皆減となったためです。
【三島委員】
オリンピック、パラリンピック関連事業費について、流動的な要素が多い事柄に対応した予算かと思われる。事業内容に変更が生じても柔軟に対応した執行ができるように配慮いただきたい。
【スポーツ課】
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向けた機運醸成を図り、市民のスポーツに対する関心や興味を高めるため、オリンピック聖火リレーやパラリンピック聖火フェスティバルなどの関連事業の実施に向けた予算計上を行っております。
大会及び関連事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、延期となりましたが、今後の国等の動向等を注視する中で、適切に予算執行できるよう、努めてまいります。
【柴田委員】
今年度は、新型コロナウイルスの影響が問題だと思う。イベントが縮小・中止になったときのお金の流れがあいまいにならないようにしてほしい。
【文化・生涯学習課】
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、イベントの開催、中止・縮小を十分検討し、適正な予算執行に努めてまいります。
【三島委員】
多くの市民が集うスポーツ施設等における消毒、アルコール消毒液の配置などに一定程度の予算準備が必要ではないか。
【文化・生涯学習課】
来館者用のアルコール消毒液の購入予算確保にあたっては、財政部局と調整を行いながら対応してまいります。
(2)社会教育関係団体への補助金交付について
特段の意見等はなかった。
(3)生涯学習事業に対する助言・提案について
【高橋委員】
朝宮公園第1期整備について、陸上競技場の整備が進んでいると思うが、老朽化した瑞穂競技場に代わる、今まで東尾張地区になかった公認された第一種競技場ができ、活性化されることを期待する。
【スポーツ課】
現在、朝宮公園で整備工事を行っている多目的総合運動広場につきましては、第三種公認陸上競技場としての整備を進めております。整備後は、陸上競技の地区大会を始めとする各種スポーツ大会を誘致するとともに、子どもから高齢者まで幅広い世代でスポーツを楽しむことができる施設の整備を進めてまいります。
【時田委員】
学校体育施設開放について、小中学校の体育館の空調工事は非常にありがたく思うが、特に小学校の備品について、児童が授業や部活動で使用しないため、バレーボール用のポール、ネットなどがかなり古く、傷んでいてもなかなか修理されない。けがをしてからでは遅いので傷みが多いところから少しずつ修理してもらえるとよい。
【スポーツ課】
各小中学校、教育委員会及び財政部局と調整を図る中で、学校体育施設開放事業で使用する備品の修繕等の対応策を検討してまいります。
【時田委員】
情報誌「まなびゃ選科」について、町内会等に回覧できるものとしてあるとよいと思っていたので、なくなるのは残念に思う。
【文化・生涯学習課】
紙媒体では広報春日井を情報源としている人がほとんどで、アンケート結果においても利用率が低いこと、また、ホームページのイベント情報が充実し、インターネットからの講座申込が増えていることから、情報誌を廃止することとしました。今後もより市民に分かりやすい情報発信に努めてまいります。
【志村委員】
ふれあい教育セミナーについて、幼稚園・小学校、中学校ごとではなく、交流や情報交換を兼ねて年1回程学区共催でのセミナーを行うことができるとよいと思う。
【文化・生涯学習課】
中学校区単位や学区を超えた交流など、家庭教育力、地域教育力の向上のため、より効果的な事業を行うことができるよう、各委員会の支援に努めてまいります。
【志村委員】
大学連携講座については、中高生や障がいのある人も参加できるような講座の内容の充実を求める。
【文化・生涯学習課】
令和2年度は、中学生を対象とした講座の実施を予定しています。より幅広い世代や障がいの有無によらず多くの人が参加できるような講座の企画に努めます。
【志村委員】
出前講座について、周知方法をもっとわかりやすく、活用できるとよい。
【文化・生涯学習課】
類似した2つの出前講座を一体化し、申請書の様式を統一しました。地区社会福祉協議会や老人クラブ等の総会等で事業の説明を行うなど、より多くの団体に利用していただけるよう周知してまいります。
上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長が署名する。
令和2年4月22日
春日井市生涯学習審議会 会長 三島 浩路
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