令和4年度第2回春日井市生涯学習審議会議事録

ページID 1031399 更新日 令和5年4月19日

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1 開催日時

令和4年7月21日(木曜日)午後3時から午後4時45分まで

2 開催場所

文化フォーラム春日井 会議室A・B

3 出席者

[会長]

中部大学教授      三島 浩路

[副会長]
スポーツ推進委員    神田 茂

[委員]

小中学校長会        山田 勝史
県立学校長会        山口 哲
小中学校PTA連絡協議会   依馬 喜子
文化協会          福田 孜
スポーツ協会      山田 敏勝

婦人会協議会        時田 加代子
ボランティア協議会   大橋 一彦
スクールカウンセラー  河村 洋子
元小学校長       長谷川 明美

NPO法人春日井子どもサポートKIDS COLOR理事長 志村 美和

[事務局]

教育長         水田 博和
文化スポーツ部長    上田 敦
文化・生涯学習課長   田中 芳樹
文化・生涯学習課長補佐 伊藤 英彦
文化・生涯学習課生涯学習担当主査 若杉 尚代

文化・生涯学習課主事  甲斐 大喜

[傍聴者]

なし

4 議題

  1. 第2次春日井市生涯学習推進計画 令和3年度進捗状況報告書について
  2. 第2次春日井市生涯学習推進計画改定版(骨子案)について 
  3. 生涯学習事業に対する助言・提案について
  4. その他

5 会議資料

6 議事内容

(1) 会議の公開、議事録の作成方法について
 会議の公開、議事録の作成方法について、会議は公開、議事録は要点筆記とし、会長及び会長が指名する者が署名することを会長が説明した。

(2) 議題1 第2次春日井市生涯学習推進計画 令和3年度進捗状況報告書について
 資料1に基づき、文化・生涯学習課生涯学習担当主査が令和3年度の進捗状況及び評価案について説明し、承認された。

【福田委員】
 資料1の29ページ、障がい理解のための啓発講演会について、アンケート結果も好評であったとしているが、参加人数は何人だったか。
【文化・生涯学習担当主査】
 募集定員は150人で、106人の参加があった。そのうち約7割が障がい者の家族や支援者など、障がい者に近しい関係者だったため、もう少し幅広い参加者を増やすことが課題である。

【大橋委員】
 51ページの成果指標「生涯学習情報サイトに登録されている講師数」は、298人という実績がある。自分自身も講師として登録しているが、登録後、講師の依頼がない状況である。そもそもこのサイトの目的はどういったことか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
 生涯学習情報サイトは、知識、技術等を持つ市民に活動の場を提供すること、また、こういう活動がしたい、こういう講師を探しているという人に対し、講師情報等を提供することを目的に運営している。しかしながら、市民アンケート調査でも情報サイトの認知度が低く、情報が市民に周知できていないため、講師登録後の活動の場がうまく提供できていないと思われる。情報サイトの周知は大きな課題であると認識している。
 登録者の活動の場としては、老人クラブや地区社会福祉協議会等の団体を対象とした出前公民館講座のメニューに掲載するなど情報サイトとは別の手段でも活動の機会を設けているが、新型コロナウイルスの影響もあり、講座の申請件数も少なくなっている。今後も、登録講師の活動の場や情報の提供についてより強化していきたいと考えている。

【志村委員】
 ホームページのアクセス数は伸びているが、生涯学習情報サイトの認知度は低くなっている。アクセス数と講座の参加者との関連はどうなっているか。また、講座の参加者に対し、どういう情報でこの講座を知ったか、どういう関係で参加したかなどについてアンケートはとっているのか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
 講座の受講者へは、講座終了後アンケート調査を行っており、情報源についても調査している。
 近年、ホームページから情報を得ている人も多くなっており、ホームページから入力できる「申込フォーム」での申し込みも増えている。高齢者を対象としたかすがい熟年大学でも申込フォームからの申し込みが増えており、講座によっては申込フォームからの申し込みが100%に近いものもある。
 インターネットを介し情報を得ている人が増えていると思われるが、インターネットを利用できない人もいるため、今後も様々な媒体を利用した情報の発信に努める。

【志村委員】 
 30ページの「障がい者の学びの支援に関する実践研究」のうち、障害者の生涯学習実践研究講座の実施回数が6回となっているが、7回の誤りではないか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
 6回ではなく、7回が正しい。

【三島会長】
 46ページの「内津文化財祭」の内容で、「うつつじんじゃ」の表記は、「内々神社」でよいか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
 地名としては「内津」と表記するが、神社の名称としては「内々神社」で正しい。

【三島会長】
 42ページの施策の評価について、「今後も、地域でスポーツに親しむことができる機会」を「今後も、地域でスポーツに親しむことができる機会の充実」とした方がよいのではないか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
 そのようにする。他の部分も再度確認し、言い回しなどわかりにくいところがあれば表現を修正する。

(3) 議題2 第2次春日井市生涯学習推進計画改定版(骨子案)について   
 資料2、資料3-1、資料3-2に基づき、文化・生涯学習課生涯学習担当主査が第2次生涯学習推進計画改定版の骨子案について説明した。

【山田(雅)委員】
 現在、小中学校の教員の働き方改革ということで、部活動の在り方が検討されている。外部指導員をとる、地域社会に参加させる、企業に委託するなど様々な案が検討されている。生涯学習として連携、サポートが必要であると思うが、どのように考えているか。
【山田(勝)委員】
 学校の部活動について、学校教育課を中心に検討会を行っている。現在、   スポーツ庁は、教員の働き方改革のため、学校、教員に頼らない活動を視野に入れている。休日の部活動については、地域へ移行していくことを各自治体に試行、研究するように通達している。検討会議では、文化・スポーツ活動の場を確保していきたいと考えているが、人材不足が否めない。将来の市民となりうる小中学生の心豊かな生活の実現のため、学校部活動ということではなく、広く子どもたちに文化・スポーツの場を提供できるよう連携して考えていくべき課題だと思う。
【依馬委員】
 保護者の立場としては、教員の負担を考えると必ずしも学校主体の部活動でなければならないとは考えていないが、これまであった活動の機会がなくなると、子どもたちが時間をどのように使っていけばよいか心配である。
 推進計画の基本的施策「(3)誰もが参加しやすい学習機会の提供」の中に、放課後の中高生が参加できるような施策を考えてもらえるとよい。スポーツ少年団の練習に中学校の部活動が参加しているという例も聞いている。学校であれ、地域であれ学習の機会を提供してもらえるとよい。
【大橋委員】
 地域の人が得意分野を生かして関わり、役に立てるとよい。
【文化・生涯学習課長】
 学校部活動については、第2次生涯学習推進計画中間見直しとは別枠で学校教育課を中心に検討を進めることとしている。その中で課題等を抽出し、生涯学習とどのように連携していくか検討していく必要があると考えている。
 
【志村委員】
 多様性という観点からみると障がい福祉や男女共同参画に関することなど幅広い分野が対象となり、ライフステージという観点から見ると子どもから高齢者にわたるまで幅広い年代のすべての市民が対象となる。対応する課も多岐にわたるため、生涯学習の推進に向け行政内での横の連携を強化する必要がある。施策を立てるだけでなく、実践していってほしい。
【文化・生涯学習課長】
 生涯学習は多岐にわたるため、進捗状況報告書にもあるように、各課にまたがって施策を進めている。今後も各課と連携して進めていく。

【時田委員】
 生涯学習情報紙「まなびゃ選科」は廃止されたが、情報発信の媒体として、広報春日井の中に薄い冊子として生涯学習に関する情報をまとめて、年に数回入れてはどうか。講座参加者や活動している人の声などを入れると、より身近に感じられよいのではないか。
【文化・生涯学習課長補佐】
 広報春日井が月1回の発行に変更する際に広報広聴課と調整行い、年に2回募集する市民講座は民間の地域情報誌に移行して掲載している。また、各施設でチラシを作成し、相互で協力して設置するなどの工夫をしている。
 現在行っている広報春日井や情報誌への掲載について実証を重ねながら担当課とも調整し、どういった方法がよいのか検討を進める。

【山口委員】
 前回提示された資料からアンケート調査の結果などが削減されているが、このように変更していくことでよいか。
【文化・生涯学習課担当主査】
 前回資料として掲載していたアンケート調査の結果については、資料編として巻末に掲載する予定である。

【山口委員】
 13ページの4.施設の利用状況【課題・今後の方向性】にある「証明書等の発行等で施設を訪れた人や…」の文章について、証明書の発行が魅力ある施設の創出にどのようにつながるのか、意図が汲み取りにくかったため、説明してほしい。
【文化・生涯学習課担当主査】
 市の公民館、ふれあいセンターでは、出張所、サービスコーナーとして各種証明書等を発行しており、そのために施設を訪れる人も多くいる。そうした人にも講座や貸館などで利用してもらえるように、講座情報や施設情報などをわかりやすく伝えるなど、利用したくなるような魅力ある施設にしていく必要があると考えている。

【山口委員】
 行政として計画を策定して毎年進捗状況を確認し、結果を実践につなげていくことは必要なことであり、計画の策定に時間をとられることは仕方がないが、生涯学習情報サイト「まなびゃ選科」を見ると、最新の情報が更新されていない状況もあり、魅力あるコンテンツの開発や広報活動にもっと時間や力をかけていけるとよい。
 また、市の公式アプリ「春ポケ」から生涯学習情報サイト「まなびゃ選科」を見ようとすると、一度市のホームページにリンクしてから表示される。コンテンツのリンクについても工夫の余地があるのではないか。
【文化・生涯学習課長】
 時間や力のかけ方については御指摘いただいたとおりで、市民に対してどういった事業を行っていくのか、という部分が本来問われているため、注力できるよう進めていく。
 「春ポケ」についても、内容が充実できるよう担当課に働きかけていく。
 
【三島会長】
 9ページの表中に、位置図にある13番がない。どちらが正しいか。
【文化・生涯学習課担当主査】
 表に「13 グリーンパレス春日井」の記載が漏れていたため、修正する。
 
(4) 議題3 生涯学習事業に対する助言・提案について
 会長が各委員に発言を求め、助言・提案があった。

【三島会長】
 部活動に限らず、学校は人手不足であるため、社会教育活動として地域で支えていけるよう、学社連携して、春日井市全体で総合的に検討していけるとよい。
 
【依馬委員】
 資料2の13、14ページに生涯学習活動団体の状況について記載があり、高齢化が進み新規会員が入らないという課題があがっている。方向性として記載している内容はそのとおりであるが、自分は市民活動支援センターでNPO相談員をしており、実際に活動団体の方の話を聞くと、新しい人が加入しても考え方の相違などから定着しないという課題もある。若い世代の人が活躍しやすい環境づくりが重要だと思う。
 
(5) 議題4 その他
 事務局から、東海北陸社会教育研究大会開催への参加及びアンケート調査の依頼、次回の審議会の開催日程について連絡した。


 上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。


 令和4年8月10日

                  春日井市生涯学習審議会
                   会長  三島 浩路

                  春日井市生涯学習審議会
                   委員  志村 美和

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