令和4年度第3回春日井市生涯学習審議会議事録
1 開催日時
令和4年8月31日(水曜日)午後2時から午後3時15分まで
2 開催場所
文化フォーラム春日井 会議室A・B
3 出席者
- [会長]
-
中部大学教授 三島 浩路
- [副会長]
- スポーツ推進委員 神田 茂
-
[委員]
-
県立学校長会 山口 哲
小中学校PTA連絡協議会 依馬 喜子
文化協会 福田 孜
スポーツ協会 山田 敏勝
子ども会育成連絡協議会 小出 修
婦人会協議会 時田 加代子
ボランティア協議会 大橋 一彦
スクールカウンセラー 河村 洋子
生涯学習指導員 長谷川 昌信
元小学校長 長谷川 明美NPO法人春日井子どもサポートKIDS COLOR理事長 志村 美和
- [事務局]
-
教育長 水田 博和
文化スポーツ部長 上田 敦
文化・生涯学習課長 田中 芳樹
文化・生涯学習課長補佐 伊藤 英彦
文化・生涯学習課生涯学習担当主査 若杉 尚代
文化・生涯学習課主事 甲斐 大喜 - [傍聴者]
-
なし
4 議題
- 第2次春日井市生涯学習推進計画改定版(中間案)について
- 生涯学習事業に対する助言・提案について
- その他
5 会議資料
6 議事内容
(1) 会議の公開、議事録の作成方法について
会議の公開、議事録の作成方法について、会議は公開、議事録は要点筆記とし、会長及び会長が指名する者が署名することを会長が説明した。
(2) 議題1 第2次春日井市生涯学習推進計画改定版(中間案)について
資料1に基づき、文化・生涯学習課生涯学習担当主査が第2次春日井市生涯学習推進計画改定版(中間案)について説明した。
【志村委員】
資料1の45ページ、「(2)地域の担い手となる人材の発掘及び育成」の成果指標、目標値が2018年度の現状値より低い数値となっている。目標値は現状値よりも大きい数値とすべきではないか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
今回、計画策定時の数値を記載しており、現状値を下回る数値となっているため、適切な目標値を検討し、次回審議会で提示する。
【志村委員】
基本目標3.の学んだ成果を生かしたまちづくりでは、生涯学習情報サイト「まなびゃ選科」の講師の市民講座等への登用や、大学や地域と連携した講座の実施が挙げられているが、どのように市民のニーズを捉え、登録講師や地域等と連携した講座を組み立てていくのか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
情報サイトの登録講師は、非常に幅広いスキルを持つ人を登録しているため、講座実施後のアンケート等で把握しているニーズに対応した講師を積極的に採用していく。
【福田委員】
市民が利用したくなる施設とあるが、各施設長にどのように伝わっているか。過去に、自身が利用していた施設では、ルールを押し付けられたことがあった。市民が使いやすい施設となるよう、各施設との調整をお願いしたい。
【文化・生涯学習課長】
市民に寄り添って使いやすい施設運営をしていくよう、各施設に指導していく。
【河村委員】
40ページに「ライフステージに応じた学習機会の充実」に係る成果指標として、「ふれあい教育セミナーに取り組む小中学校等数」の記載があるが、「等」には幼稚園、保育園が含まれるのか。現状値が45セミナーということから判断すると、実施していない小中学校もあるということか。
また、実施したセミナー数と参加人数を記載してはどうか
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
ふれあい教育セミナーは小中学校、私立保育園・幼稚園で実施している。
2020年度以前は、すべての小中学校で実施していたが、2021年度以降、新型コロナウイルスの影響で、中止している学校も多い。
指標の数値として、セミナー数、参加者数の両方を記載することについては、検討のうえ、次回提示する。
【長谷川(明)委員】
生涯学習の情報について、民間の生活情報誌「はるる」にも掲載していると聞いているが、広報春日井と重複した情報が掲載されているのか、別のものが掲載されているのか。
広報春日井は町内会に加入している世帯にしか届かないが、町内会の加入率が低下しており、広報が届かない家庭が増えている。生活情報誌はどの程度の人に行き渡っているのか。掲載の内容もお店の情報や広告が多く、講座の情報が分かりにくいように思う。広報にまとめて掲載してもらえるとわかりやすいと思う。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
広報春日井には一般向けの講座情報を、生活情報誌「はるる」には子育て世代向けの講座情報を掲載している。
また、4月と9月の年2回、公民館等で実施する市民講座の情報を掲載している。
生活情報誌「はるる」は、地域の情報を伝えるものとして民間で作成しているもので、一部に市政情報を掲載している。約11万部発行しており、新聞の折り込みやポスティングにより各戸配付している。今後も、講座情報等が掲載されていることを知ってもらえるよう周知を図る。
【依馬委員】
36ページに記載のある「まなびゃ選科の認知度」の目標値が現状値から大幅に高い数値が設定されているが、これを達成するためにどういった施策を考えているのか。
コロナ禍でインターネットを使う人が増えてきている中で、認知度が低くなっているのは、現状に課題があると思う。社会福祉協議会や市民活動情報サイト、県のイベント情報など関連のサイトへのリンクがされていないといった課題も見受けられる。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
現在、市ホームページからのリンクがされているが、関連するサイトからも情報サイトへリンクできるよう検討を進める。また、LINEの配信も充実させていくこととしているため、様々な機会を捉え、周知を図っていく。
情報サイトの情報サイトの掲載内容の見直しも含め、検討を進める。
【時田委員】
37ページにある、生涯学習指導員は何人いて、どのようなことをしているのか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
現在、文化・生涯学習課に2名、松原学習センターに3名の計5名の生涯学習指導員を配置している。業務としては、各種講座の実施や生涯学習に関する相談業務を行っている。
【時田委員】
レディヤンかすがいは、利用する人が委員を務める運営委員会があるが、公民館などの施設にはこのような運営委員会はあるのか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
公民館、ふれあいセンターには運営委員会の設置はない。
【時田委員】
先日、レディヤンかすがいで春日井高校と中部大学が連携して子どもたちを対象にサイエンス教室を実施していた。地域の学校等と連携した事業をもっと実施していくとよい。
【三島会長】
数値目標の記載について、パーセンテージで表しているもののうち、何を分母としているのかわからないものがあるため、明示する必要がある。また、文章の表現、文言に不適切と思われる箇所がいくつかあるため、修正をお願いする。
現状値と目標値が記載されているが、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で特殊な年度となっているため、2018年度の計画の初年度の数値を記載し、比較できるようにした方がよいのではないか。
【文化・生涯学習課長】
数値目標、文章表現については、精査して修正する。
【山口委員】
36ぺージにある★、☆、下線の凡例を第4章にも記載した方が分かりやすくなるのではないか。
また、リカレント教育、アウトリーチなどの用語は一般的ではないため、注釈をつけてはどうか。
【文化・生涯学習課生涯学習担当主査】
凡例が必要な箇所や一般的に聞きなれない用語を確認し、必要に応じて注釈等を加える。
(3) 議題2 生涯学習事業に対する助言・提案について
会長が各委員に発言を求め、助言・提案があった。
【三島会長】
学社連携について検討していけるとよい。社会教育について学校で伝えるとか、登録している講師に学校等でも活躍してもらえる機会も検討できるかもしれない。不登校、いじめなどに対し、学校教育の場だけでなく、社会教育の立場からも支援していけるとよいと思う。学校教育、社会教育が連携して、今後の施策に反映していけるとよい。
【依馬委員】
ふれあい教育セミナーは、各学校のPTA教養部が実施していることが多いが、文化・生涯学習課の事業として実施しているという認識のある人は少ないと思う。PTA組織うち、母親委員会についてジェンダーの視点から在り方の見直しも検討しており、現在、母親委員会で実施している講座等がなくなる可能性もある。ふれあい教育セミナーはとても有意義なものであるため、今後も実施できるよう協力していきたい。
【長谷川(昌)委員】
LINEなどのSNSに取り組むことはよいことだと思う。粛々と施策を進めていくのも重要だが、他市にはない新しい施策として、eスポーツなど突出した施策もあると、独自性を打ち出すことができてよいと思う。
(4) 議題3 その他
事務局から、次回の審議会の開催日程について連絡した。
上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。
令和4年9月16日
春日井市生涯学習審議会
会長 三島 浩路
春日井市生涯学習審議会
委員 小出 修
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